2月23日、NHK・BSプレミアムのドラマ「嘆きの美女」は第7回「狙われた美女とブス」を放送、突然ユリエ（矢田亜希子）が自室から出てこなくなったのは弥居子（黒沢かずこ）のせいではないかと周囲に思われてしまう。やっとの事でユリエの部屋を開けると、そこは酷く散らかり思いつめたユリエがいた。そしてユリエは激しい感情を弥居子にぶつける。この時、弥居子に危険が迫っていることにまだ誰も気づいていなかった…。

[第6回あらすじ]
ある日の休日。和解した優子（中村静香）も交じって庭で流しそうめんを楽しむ一同の中で、玲子（横山めぐみ）の娘・真奈美（）だけが一人沈み込んでいた。弥居子はいち早くそれに気付き声を掛けるが真奈美はなんでもないとその場を去ってしまう。その日の夜、玲子は真奈美が「リトル・ミスピーチコンテスト」の最終選考に残った事を喜んで発表する。浮かれる玲子に反して、真奈美は浮かない顔をしていた。そして玲子が取り出した衣装はシンデレラのようなフリフリドレスで、美女たち3人は大盛り上がりするものの、弥居子は真奈美の現状を冷静に見つめていた。
翌日弥居子は真奈美の本音を探ってみると、真奈美はコンテストに出たくないと言って自分が母親のように美人ではないことに落ち込んでいた。弥居子は玲子が整形しているこを知らない真奈美に事実を告げられず、玲子に真奈美のミスコン出場を止めさせるように直談判に行く。しかし玲子は真奈美のためにもミスコンに出るのは必要だと言って譲らなかった。そこで弥居子は母親の人形でいいのか、自分の言葉で自分の気持ちを語るべきと真奈美を叱咤する。夜が来て、真奈美は弥居子を呼び出し、自分のためにコンテストに出場すると決めたと述べる。そんな真奈美を弥居子は応援することを表明、2人で真奈美らしさを発揮できる舞台パフォーマンスをあれこれ考えた。
そしてコンテストの当日、ユリエの兄・宗佑（長谷川朝晴）は真奈美の晴れ舞台を見るためにロスから駆けつけていた。真奈美は未来の娘になるかもと意気込んで前夜に駆けつけた宗佑は、弥居子を前に盛り上がる。弥居子はドライバー兼カメラマンとしてエイジ（和田聰宏）を呼びつけていた。いつの間にかエイジと弥居子が親しくなっている事を玲子や優子はからかうが、ユリエは久々に会うエイジを前に少し戸惑っていた。そしてエイジが弥居子にすっかり気を許している様子である事もユリエは気になってしまう。そして出場前、弥居子が真奈美の支度をするとして弥居子は玲子を控え室から追い出してしまう。控え室では他の子の母親に真奈美が押されたといって、弥居子が噛み付いていた。うちの子を押したでしょ！と文句を言いつける弥居子の姿を見かけたエイジは笑いながらその姿を写真に収めるのだった。そして自分のために文句を言い続ける弥居子を見つめる真奈美は、いつしか緊張から解き放たれて笑顔が戻っていた。
ステージで、とうとう真奈美の番がやってきた。真奈美が舞台パフォーマンスとして発表したのは、弥居子を悪役にした正義の味方・ピーチガールだった。ステージ上で弥居子をこてんぱんにした真奈美は、これが自分だと堂々とステージに立つのだった。しかし審査発表では他の子が選ばれ、真奈美は本人以外もステージに上ったとして失格となった。必死で頑張る真奈美の姿を見た玲子は、自分が真奈美に価値観を押し付けすぎていたと反省して弥居子に感謝の言葉を述べた。夜に開かれたガーデンパーティではみんなが真奈美の健闘を讃え、宗佑と玲子もいい雰囲気で全員が楽しく賑わっているように見えた。しかし、ユリエだけは二人で歓談する弥居子とエイジを前に頑なな表情だった。そして翌日から、ユリエは引きこもりになってしまう。

プレミアムよるドラマ「嘆きの美女」第7回は23日（土）よる11時15分から放送。予告動画はNHKテレマップMOVIEで視聴出来る。

◇NHKテレマップMOVIE