5年の沈黙を破って、ついに平州パク3兄弟がクーデターを起こす！やっと訪れた天下泰平の世はあっけなく崩れるのか？光宗の命は…「光宗大王-帝国の朝」は、BS朝日にて3月15日（金）からの第86話～90話を放送！BS朝日番組サイトでは相関図が、韓国公式サイトでは全話の予告動画や場面写真などが公開さていている。ただし、視聴には会員登録が必要。

ナビコン韓流コーナーでは、ドラマ視聴に役立つ歴史年表や地図、【「太祖王建」を2倍楽しむ】では全話のあらすじと見どころを紹介しているので、参考にどうぞ。本作のBS朝日の放送にあわせて【「光宗大王」を2倍楽しむ】で、あらすじと見どころなどを解説していくのでお楽しみに。

※【「光宗大王-帝国の朝」を2倍楽しむ】の「（１）ドラマの紹介と時代背景」では、新たに「高麗時代」について詳しく紹介しているので、チェックをお忘れなく！　また、各話のあらすじの後の赤文字は、見どころや解説をしています。

■第86話
５年の月日が経った、時は963年。建立が進められていた帰法寺も完成間近となり、朝廷では科挙制度で新しい人材が登用され、光宗も安泰の日々を送っていた。かつて、光宗を恐れ恨んでいた人々もこの太平の世を満喫していた。ある一部を除いては…。
そんな中、光宗は西都へ巡行することを決める。黄州にいる息子のワンジュにも会いに行き、近く呼び戻して立太子させるつもりと聞いたテモク王妃は、涙を流して心から喜ぶ。しかし、巡行のうわさを耳にした平州のスンギョンたちは千載一遇の機会と考え、再び光宗の命を狙うことを計画する。そしてこの計画にキム・グンリュルらの協力を取り付けようと考えるのだった。そんなことを知らない光宗は、みんなを引き連れて帰法寺の落成式・法会に出席するのだった。
このところ光宗の厳しい表情が多かったが、今回は久々に穏やかな目が印象的。そして、あの剛直なソ・ピルの息子ソ・ヒは科挙に合格して官僚になっている。さすがはソ・ピルの息子、後に高麗最高の名臣として歴史に名を残すことになる。

■第87話
帰法寺落成の法会でキュニョは、光宗が民の救護所を併設してくれたことを民の前で讃える。光宗はの方でも「臣下は民の公僕であり国王は公僕を率いる長にすぎない。皆がともに生きる世を開こう」と祝辞を述べる。
光宗は豪族たちや民を威嚇したくないからと、おおげさにせず最小限の随行で地方巡業に向かうことに。そのころ、地方巡行の話を雙冀（シンギ）としていたチョ・ソンはチャン公とイ公が巡行に同行しないことを気にかけていた。チョ・ソンは「平州の動向が静かすぎるのが気になる」と接主を派遣し、徹底的に独自調査をし、光宗の安全を図ろうとする。
光宗のもとを訪れたソ・ビルは、老いたことを理由に官職を退きたいと申し出る。
その頃平州では、クーデターの準備が進められ、最後の仕上げにかかる。その仕上げとはヒョウン太子。「決起文」への書き判を迫られるヒョウンは果たして…。
ソ・ピルは、自分がやめれば同じグンリュルたち高給取りの老臣をやめさせることがでいると踏んだのだ。国庫の負担まで考えるとはさすがだ。それに比べて情けないのはヒョウン太子…。

■第88話
王族を同行させ、たった200人の兵だけを伴って地方巡行に出かけた光宗は、貞州に到着。貞州は、三国統一でワンゴンのために私財を投じた地方豪族。ワンゴンの第一王妃の実家。平州で恐ろしい計画があるとは知らない光宗は、宴の席で兄弟の友愛の大切さを説く。この巡行で太子たちに地方の民の暮らしぶりを見せたかったのだが…。
王都に残ったダンソル、モンユは万全の対策を講じておきながら、なぜか胸騒ぎを抱いていた。
そのころ、平州では、スンウィ兄弟が光宗の到着に備えて、極秘裏にクーデターの準備を進めていた。彼らの狙いは光宗と懐刀のユ・シンソンの命。ついに平州へ到着した光宗は、迎えの集まりの中にパク・スギョンが居ないことを不思議に思うが…。パク兄弟は、計画どおり、父スギョンは高齢で床に就いていると口実を作り、本宅は古いのでと、別宅へと案内する。宴もたけなわの中、平州のクーデターの計画を察知した接主は、なんとかこれを知らせようとするが…。
今回のクーデターにパク兄弟の父スギョンは参加していない。スギョンは、光宗に追われたとはいえ、その王材を認め、天下泰平の世に満足していたのだが…。

■第89話
屋敷が平州軍に包囲されたことを接主から知らされたシンソンは、どうしたら光宗の命を救えるか考えをめぐらせていた。まずは、内軍将軍にも状況を告げ、光宗の警備を強化するため内軍を光宗の近くに集結させる。そして、接主に西京と王都にこのピンチを伝えさえ、命がけで光宗を守ることを決心する。果たしてシンソンはどのように光宗を平州が取り囲む別宅から脱出させるのか？
そんな中、開京のパク・ヨンギュの家から、密書が忽然と消えた。奴婢按検法のおかげで親子共に身分を回復でき、光宗に恩義を感じているヨンギュの下男が持ち出したのだ。密書をてにしたモンユとダンソルは、平州の狙いを知り、すぐさま行動に移る。まずは王都を閉鎖、両大夫を監禁する。そして平州に軍を向かわせるが…。
同じころ、スギョンは、光宗が別宅に来ており、さらに息子たちが事を起こしたという一報を受けて悲嘆に暮れる。
善行は回りまわって自分の身を助ける。まさに光宗の奴婢解放が役になった。ヨンギュの下男の光宗への恩義の気持ちのおかげで、平州の悪事が発覚！しかし間に合うのか？

■第90話
別宅に放たれた火は瞬く間に燃え広がった。シンソンが考えたのは替え玉作戦。光宗に粗末な着衣をまとわせそっと別宅から逃がし、自分が身代わりになるという計画だ。国王の衣装に身を包んだシンソンは、光宗に最後の別れのあいさつをし、二人はかたく抱き合う。焼け跡の中から焦げた国王の着衣の焼死体と王印を発見したスンウィは、父に「次期国王にヒョウン太子を推薦するつもりです」と告げる。
そのころ、無事に裏道から逃げ出した光宗は、シンソンの忠義に感謝し、自分の愚かさを深く後悔していた。
命がけで光宗を逃がそうとしたシンソンや二人の忠臣の最後は涙涙…。特に光宗とシンソンが抱き合うシーンは、かつてワンゴンが第160話「公山の激戦」で後百済軍との戦いに敗れ、身代わりになってワンゴンを逃がすという義弟のスンギョムと抱き合って泣くシーンを思い出した。短いシーンだがお見逃しなく。

　【「光宗大王」を2倍楽しむ】

◇BS朝日「光宗大王-帝国の朝-」
　※2012.11.12-2013.3.27　　月～金、朝9時～10時　
◇韓国KBS「帝国の朝」（光宗大王）番組サイト
※予告動画視聴には事前に会員登録が必要。韓国語。
◇DVD公式サイト
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