大沢たかお主演「火怨・北の英雄 アテルイ伝」再放送前半のあらすじと後半予告動画!-NHK

2013年03月30日08時00分ドラマ

今年1月にNHK・BSプレミアムで時代劇 にて全4話で放送された作品を、先週23日と本日30日の2回で再放送する「火怨・北の英雄 アテルイ伝」…今夜9時からの後編の前に、前編のあらすじで復習しておこう!本作は、NHKオンデマンドでも配信されており、視聴サイトでは、予告動画が公開されている。

aterui 【第1回あらすじ】
東北の震災で大きな被災地となった釜石総合病院。一人の老女が病院を抜け出し、亡き夫の遺品である原稿を探し出していた。日高タキ(畑中美耶子)の夫は在野の郷土史研究家であり、蝦夷の歴史を「阿弖流為伝」として書き記していた。東京から来た医師の大西(山下容莉枝)は阿弖流為はおろか蝦夷についても初耳であり、そんな大西にタキは阿弖流為の物語を聞かせ始める…。
奈良時代の末期、東北の地は蝦夷と呼ばれる民族が暮らす土地だった。そこへ諸国統一に向けて勢力を広げる大和朝廷の手が及ぼうとしていた。ヤマトは蝦夷を野蛮で愚かな存在と蔑み、その全てを支配下に置くために蝦夷の地にも居城を作り始めた。蝦夷たちは自然と共存し独自の文化で豊かな暮らしを送っていた。しかしそこへ桓武天皇(近藤正臣)の命を受けた陸奥の豪族・道嶋大楯(みちしまのおおたて=斎藤洋介)が土地を明け渡すように迫ってきた。その交渉の場にはヤマトに下った蝦夷出身の呰麻呂(あざまろ=大杉漣)と母礼が仲介として立ち会ったが、阿弖流為は断固としてヤマトの要求を跳ね除けた。その頃、波奴志己(わぬしこ=西岡徳馬)が治める志波(しわ)の部族はヤマトたちに襲われ、嫁いだばかりの阿佐斗もヤマトに囚われの身となってしまう。蝦夷に対するヤマトたちの暴挙は次第に激しさを増し、呰麻呂と母礼は阿弖流為に触発されてヤマトに対し押し込めていた不信感を募らせるようになる。意を決した呰麻呂と母礼は阿弖流為と密かに会い、ヤマトに反旗を翻す事を伝えた。そして呰麻呂たちはヤマトたちが拠点にしている伊治城で叛乱を起こし、同時に多賀城も占拠する。阿弖流為はその隙に阿久斗を救い出そうとするが、阿久斗はヤマトに襲われたことから過去の記憶を失っていたのだった。

aterui【第2回あらすじ】
阿弖流為は記憶を失った阿佐斗(高梨臨)を甲斐甲斐しく世話していた。そこへ地の豪族・大伴氏の使いとしてやってきた下女の佳那(内田有紀)と出会う。阿佐斗の世話を手伝う佳那に、阿弖流為はいつしか好意を寄せていく。しかし佳那の使える大伴氏には蝦夷の叛乱により打撃を受けたヤマトが蝦夷と縁を切るようにと言い寄るのだった。その頃叛乱の首謀者となった呰麻呂(大杉漣)は、自分の影響でヤマトに狙われる里人を助けて欲しいと阿弖流為の父・阿久斗(神山繁)に頼むのだった。阿久斗の了承を呰麻呂受けたは安心し、託した里人たちと引き換えに自ら命を絶つのだった。そして呰麻呂の亡骸を前に、母礼(北村一輝)と阿弖流為はヤマトから蝦夷を守ることの決意を新たにする。阿弖流為は志波族の娘・古天奈(伊藤歩)と母礼を伴ってヤマトの現状を見極めるために西へ旅立つことにする。
その頃京では、捕らえられた阿弖流為の兄・阿万比古がまさに処刑されようとしていた。阿万比古がつく悪態を耳にした坂上田村麻呂(高嶋政宏)はそれを押し留め、ヤマトの強さを見せ付けるために引き立てていく。一方蝦夷では、各部族が団結し、いずれ再び来るであろうヤマトの襲来に備えていた。
都へ上った阿弖流為は、阿万比古と思しき姿を見るが見失ってしまう。阿万比古は田村麻呂の奴婢として召抱えられ、田村麻呂は阿万比古を通じて蝦夷の持つ力を知るようになる。都を見物してまわる阿弖流為は、ヤマトにあふれる物と鉄の武器の量に警戒心を抱く。ある日、阿弖流為は都で会った蝦夷出身の延手(えんで=橋本じゅん)に力を貸して欲しいと願う。民族を思う阿弖流為に共感した延手は喜んで協力を誓う。こうして阿弖流為が同士を得た一方、再会した阿万比古は都に留まると言って蝦夷に戻ることを拒否するのだった。蝦夷の地に戻った阿弖流為たちは、各部族たちにヤマトと戦うことを促した。しかし阿久斗は兵を出す事を拒否する。阿弖流為はその場にいた蝦夷たちに、自分達の仲間が大和ではさらし者になっているという事実を語って聞かせる。哀しみを訴える阿弖流為の言葉に、その場に居た者達は一様に戦う事を決めた。非戦を主張していた阿久斗は、意を決して族長の地位を阿弖流為に譲るといい出した。そして、自分もヤマトが憎いとの心情を吐露するのだった。阿弖流為は大伴須受(原田美枝子)に戦のための馬を用意してくれるよう頼み、快諾した須受は重ねて佳那を連れて行けとも言うのだった。こうして佳那は阿弖流為の妻として蝦夷に嫁ぐ。里では都から延手も応援にたどり着き、ヤマトとの戦いに向けて鉄を鋳、弓矢の訓練を始めた。阿弖流為は更に津軽の部族へ協力を要請したが、津軽は中立の立場を取り阿弖流為の申し出を断った上でヤマトの強大さを示唆する。それでも阿弖流為たちは鉄を鋳造し続け、戦の支度を進めていった。やがて5万の兵が大和から蝦夷に差し向けられた。準備万端と血気盛んに迎える阿弖流為に、母・海浦(あまうら=江波杏子)は阿弖流為がヤマトに一人で立ち向かう悪夢を見たと告げる。

「火怨・北の英雄 アテルイ伝」は23日(土)と30日(土)それぞれ夜9時から2回で放送。

火怨・北の英雄 アテルイ伝|NHK
NHKオンデマンド(予告動画視聴可能)

「アテルイ伝」各話のあらすじ

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