<イ・サン>に繋がる玉指輪!トンイ特別尚宮に…「トンイ」第31話あらすじと見どころ、予告動画-NHK

粛宗が尚膳に下した命は、トンイに承恩尚宮の着用する略式礼服を着せて入宮させること…つまり、トンイを王の寵愛を受けた特別な尚宮として正式に宮廷に迎え、これを重臣たちに堂々と宣言することだった!番組サイトでは、予告動画と、前2回分のダイジェスト動画が公開されている。【「トンイ」を2倍楽しむ】では、全話のあらすじと見どころを紹介している。「トンイ」第31話は、NHKBSプレミアムでは9月14日(土)朝8時30分から、NHK地上波では9月15日(日)夜11時から放送、予告動画は番組公式サイトで公開中。
“承恩尚宮”というのは、正式な側室の一歩手前。王の寵愛を受けた特別な尚宮のことで、独立した居室が与えれられる。地位としては、側室の一番下位“淑媛(スグォン)”の下というところ。しかし、宮中で働く女官や重臣たちより地位は高い。ともかく、トンイが特別尚宮になれば、めったやたらに手出しできなくなる。「イ・サン」のソンヨンもこの承恩尚宮から始めた。(詳しくは朝鮮王朝豆知識◆宮女の身分で説明している)
トンイを罪人として取り調べようとしていた南人派の重臣たちは、粛宗のこの宣言に驚き猛反対。しかし重臣たちより驚いたのは、当の本人のトンイだった。用意された礼服をまとい宮廷に戻ったトンイは、事情がわからず戸惑うばかり。そんなトンイに、皆が礼を尽くして接するのを見て、「尚膳が誤解している」と殿下に告げたほど。もちろん、粛宗は、トンイを重臣たちから守るためだけに特別尚宮にしたのではない。トンイに対する気持ちは本心。そんな思いを指輪に込めてトンイに渡し、「自分の気持ちを受け入れてくれるか、考えてくれ」とトンイに告げる。トンイも粛宗に心を寄せていたが、何しろ自分は“剣契(コムゲ)”の首長の娘。今も追われる身であるのは変わりない。そんな身分を隠したまま粛宗の気持ちを受け入れ、そばにいられないと悩んでいた。そしてトンイは、宮廷を抜け出しある場所へと向かった。果たしてその場所とは?
トンイの心を誰よりも知るチャ・チョンスは、粛宗にトンイへの気持ちを尋ねるのだった。家臣が王にこんなことを聞くとは無礼千万!さあ、粛宗が何と答えるのか?そして、この後の展開はドラマを観てのお楽しみ。
■豆知識
粛宗がトンイに想いを伝える場面で指輪を渡すシーンがある。このシーンは韓国で大いに注目された。この指輪は“옥가락지(オックカラッチ)”と言って直訳すると“玉(ぎょく)の指輪”となる。つまり“翡翠(ひすい)”で作った指輪。翡翠は金以上に珍重された。日本には、唯一の欠点を「玉にきず」という言葉があるが、韓国にも「옥에 티다(オゲ ティダ)」という言葉がある。
何故この玉指輪が話題になったかというと、ドラマ「イ・サン」の第44話で、トンイの息子(英祖王)からヒロイン(ソンヨン)に指輪が手渡されるシーンがあるのだ。ドラマをよーく見ると、実際には同じ指輪を使っているわけではないが、イ・ビョンフン監督が、この2つの指輪を意識したのは間違いないはず。トンイを守った指輪が後世になって孫の嫁(側室)ソンヨンを守るなんて、時代を超えた何ともステキなエピソードではないだろうか。これだからイ・ビョンフン監督のドラマはやめられない!
トンイ31話、NHK地上波では9月15日(日)夜11時から、NHKBSプレミアムでは前日の14日(土)朝8時30分から放送、予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
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