9日、天海祐希と小栗旬が初共演!伝説的商社実在の女主人と大番頭の奇跡の物語「お家さん」特別放送!予告動画-日テレ

2014年05月09日10時25分ドラマ

玉岡かおるの同名小説を天海祐希と小栗旬でドラマ化した「お家さん」が、「読売テレビ開局55周年記念ドラマ」として、9日(金)夜9時から日テレ系にて放送!生瀬勝久、相武紗季、黒川智花、泉ピン子、そして伊東四朗も特別出演!番組公式サイトで予告動画や詳しいあらすじを紹介している。

小説『お家さん』は、文明開化の時代を迎えた明治から、初めて世界大戦があった大正、そして世界の列強と肩を並べ始めた昭和にかけて神戸に実在した砂糖問屋の“鈴木商店”を世界的な総合商社へと発展させた女主人と大番頭がなしえた奇跡の物語を描いている。
ドラマでは、女主人の鈴木よねを天海祐希が、大番頭の金子直吉を小栗旬が演じる。

実際の鈴木商店は、樟脳、砂糖貿易商として世界的な拠点網を確立するとともに、製糖・製粉・製鋼・タバコ・ビールなどの事業を展開し、「幻の総合商社・鈴木商店」とも呼ばれている比類なき成長を遂げた企業。大正6(1917)年、売上は当時のGNPの1割に匹敵し、三井、三菱を圧倒し、日本一の総合商社となった。しかし、当主岩治郎の急死により、女主人となったよねは経営の一切を金子直吉と柳田富士松の両番頭に託す。金子直吉は樟脳の相場に失敗するが、よねは咎めることをせず、金子直吉は鈴木家に対する忠誠を強める。
その結果、未だ女性の社会進出を見ない時代にあって、よねは世界中にいる2万5千人の社員のトップに立ち、金子直吉と共に鈴木商店を日本経済史上、稀にみるスピードで日本一の企業に成長させた。
ドラマでは、よねと金子との強い信頼関係と二人が駆け抜けた波乱万丈の“奇跡の航海”を描く。

ドラマの見どころは、保守的で厳しい考え方の夫・岩治郎の妻から、夫の急死から一転して“お家さん”と呼ばれ、女主人となる天海の変貌ぶりと、樟脳の取引で大きな損失を出しても変わらい信頼を寄せてくれた“お家さん”への金子の忠誠心。特に、タカラジェンヌとして名を馳せた天海の関西弁と、製糖、樟脳、薄荷からセルロイド、鉄鋼、造船、人絹と重化学工業へ多角化していき、製造業を次々と立ち上げ、“煙突男”と呼ばれた金子の猛烈ぶりを、今クールの連続ドラマ「BORDER」で沈着冷静な刑事役で魅せている小栗がどうえんじるのか?放送がたのしみだ。
 
鈴木よねの夫・岩治郎を生瀬勝久が、岩治郎の隠し子で金子と恋仲になる女中を相武紗季、よねも一目置く女中頭・イシを泉ピン子、よねがかわいがる女中・珠喜を黒川智花、よねの兄・西田仲右衛門を西村雅彦が演じる。また、台湾総督府民政局長・後藤新平役を伊東四朗が、この後藤と金子が癒着していると疑い、鈴木商店が米の買い占めをしていると報道する新聞記者・本村勉を松重豊が担当する。

ちなみに、天海と小栗は初共演ながら、プライベートでは共通の友人もいる親しい仲。番組サイトの「インタビュー」では、二人の役に賭ける思いやお互いの印象なども紹介している。
また、鈴木商店については、「鈴木商店記念館」で詳しく知ることができる。
そして、原作者の玉岡かおるは、天海の出身、宝塚歌劇ファンとしても有名。

神戸製鋼所、帝人、サッポロビール/アサヒビール、IHI、日油、双日、三井住友海上火災保険、日本製粉…などは、すべて鈴木商店の流れを汲む会社。日本一の総合商社となった鈴木商店が、教科書にも載る“米騒動”に巻き込まれ、どのような衝撃的な結末を迎えるのか?放送は、本日5月9日(金)よる9時から11時24分まで、日テレ系で放送。予告動画は番組サイト「TRAILER」で。

ytv「お家さん」