「55歳からのハローライフ」、第4話は小林薫が安田成美に老いらくの恋?前回のベタな劇中韓ドラをHPで動画公開

2014年07月04日20時00分ドラマ

毎回“老いていくことの希望への気づき”を紹介するNHK「土曜ドラマ」の「55歳のハローライフ」だが、前回は夫と離婚した55歳の女性が、婚活を通して、人生で怖いのは孤独ではなく後悔と生きることだと気づく展開だったが、明日5日放送の第4話では、リストラされた60歳の男性(小林薫)が安田成美扮する女性に一目ぼれ…果たして老いらくの恋で男にどんな“気づき”があるのか?公式サイトには予告動画が公開されている。

前回の第3話では、定年退職して仕事も決まらず家でゴロゴロする夫(浅野和之)に嫌気をさした55歳の中米志津子(原田美枝子)が熟年離婚を決意。経済的な不安から再婚を考え、結婚相談所に登録。具体的な理想のタイプは自分でもよくわからず、とりあえずは夫とは違うタイプと見合いを繰り返すが、セクハラまがいの男性や、文通、割り勘、視線を合わせない男性などなど、なかなか気に入る男性に巡り会えない。やっと自然に付き合えそうな男性に出会うが、男性は経済的に厳しい環境で、再婚も傾きかけた工場での働き手を見つけるためのものだった。
志津子が出会いをあきらめかけたとき、相談所のコーディネーターから、優良会員限定の合コンパーティに招待される。これを最後と考え真っ赤な勝負下着も着けてパーティーに出向いたが、落ち着かず、1人ホテルのバーへ。そこで、恋人にフラれて泣いている30代の男性と出会う。相談に乗るうちにその男性と一夜を共にする。これが彼女に女としての自信を与えたのかどうかは不明だが、志津子は改めて元夫との離婚の原因は自分にあったと気付いた。
そんな元夫からは何度もメールが来ており、志津子は会う決心をした。すっかり立ち直った元夫の顔は晴れ晴れとしていた。仕事漬けだった過去の結婚生活を謝り、志津子とやりなしたいと言うが、志津子はこれからは誰かに甘える人生でなく、自分の力でやり直したいと、これを断った。
志津子は、人生で一番怖いことは孤独ではなく後悔と生きることだと気付いたのだった。

今回、ヒロインの暮らすアパートは、これまでのマンションとは違うが、夫との待ち合わせの公園が第1話、2話のマンションの近くで、第2話の高巻淑子(風吹ジュン)が登場していた。明日の第3話では原田美枝子が登場するようだが、果たしてどんな場面で登場するのか、これも連続視聴の楽しみのひとつだ。
また、前回は往年の名作洋画『ひまわり』や、韓国ドラマ「赤い糸」が劇中、効果的に使われていたが、番組公式サイトでは、韓ドラの全編(2話)が公開されている。この「赤い糸」は、佐賀放送局開局70周年記念ドラマ「あのひとあの日」や「中学生日記」等の深川貴志ディレクターが演出し、日夜、韓流ドラマを研究して制作したとのこと。恐ろしくベタなこの韓ドラを、ファンはどう見たのかこちらの感想も知りたいものだ。ちなみにドラマ後編で登場する男性は、日本でも活躍するコメディアンのヒョンギ。韓流イベントなどで司会も担当するなど韓流ファンにはおなじみのタレント。詳しくはスタッフブログで紹介。

■第4話「トラベルヘルパー」
ベテランのトラック運転手だった下総源一(小林薫)は60歳でリストラされ、不定期のトラック便のアルバイトをしている。独り身のアパート生活を慰めるのは趣味で始めた読書。ある日、行きつけの古書店で店主(麿赤兒)と親しげに話す女性客・堀切彩子(安田成美)と知り合い一目惚れする。惰性のように送っていた生活に俄然ハリが出てきた下総。目一杯自分を着飾り、教養豊かな男に見せかけてデートを重ねるが、突然別れを告げられてしまう。あきらめきれない下総は彩子の家を探し出すのだが…。

第4話「結婚相談所」は、5日(土)夜9時からNHK総合にて放送。再放送は、7日(月) 午前0時50分~1時48分放送予定(6日(日)深夜)。但し、時間変更の場合もある。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK「土曜ドラマ」番組公式サイト