アクション映画の革命!伝説のカンフー映画ブルース・リー『燃えよドラゴン』28日NHKBSPで放送!ネット配信情報も!
世界的大ヒット、アクション映画、カンフー映画の原点となったブルース・リー主演『燃えよドラゴン』が28日(水)NHK BSプレミアムシネマに登場!伝説のマーシャルアーツアクターの至極の技は、永遠に不滅である!『燃えよドラゴン』ディレクターズ・カットはYouTubeで有料視聴できる。
1973年公開され、世界的大ヒットとなったブルース・リー主演『燃えよドラゴン』カンフー映画の祖とも言われるこの映画は、その後の香港映画、いや世界のアクション映画に多大なる影響を及ぼしたといっても過言ではない。
日本での公開が1973年の12月だったのだが、その時すでにブルース・リーはこの世の人ではなかった…。『死亡遊戯』撮影中、頭痛を訴えたリーはそのまま昏睡状態におちいり病院に運ばれたが死亡。享年32という若さだった。本作『燃えよドラゴン』で世界中にその名を知らせた時にはすでに、本人は死亡していたことが、よりブルース・リーを伝説化している。
見どころはなんといってもブルース・リーのすばらしいカンフーだ。60、70年代生まれの男子なら、誰もが「アチョー!」とリーのモノマネをしたはず。リーのすばらしいヌンチャクさばきの影響で、当時の日本でもヌンチャクがブームとなった。劇中でリーが言った台詞「Don’t think, Feeeeel(考えるな、感じろ!)」はあまりにも有名。ブリース・リーのモノマネといえば、まずこの台詞が筆頭にあがる。
映画オープニングでリーと対決しているのは、なんとサモ・ハン・キンポー。その後、ジャッキー・チェン映画でお馴染みとなるが、体型がまるで違うので別人のようだ。ちなみにジャッキーも、そしてユン・ピョウもこの映画にチョイ役で出演しているのは有名な話。当時のジャッキーやユン・ピョウはまだ無名で「その他大勢」の1人にしかすぎなかった。
『少林サッカー』『カンフーハッスル』の香港俳優チャウ・シンチーも大のブルース・リーファンで有名。香港にあるブルース・リーのファンクラブ「香港小龍會」の名誉会長もつとめていたとか…。
32歳の若さでこの世を去ったブルース・リーは香港人。父親は広東演劇の役者・李海泉、母親グレイスはドイツ・中国人のハーフ。父が長期アメリカ巡業中、サンフランシスコの中華街にある病院で、ブルース・リーは生まれた。その後香港に帰国。何不自由なく育つが、18歳のとき父に命じられ渡米(アメリカ生まれなので米国籍所有)、アルバイトをしながらワシントン大学哲学科に進学。とあるリーの演武フィルムがTVプロデューサーの目にとまり、TVシリーズ「グリーン・ホーネット」の準主役に抜擢される。これをきっかけにハリウッドへ進出。その後の活躍は武道家、俳優、脚本、映画プロデューサーであると同時に、截拳道(Jeet Kune Do)の創立者としても有名。結婚したリンダ・エメリーとの間に一男一女をもうける。息子のブランドン・リーも俳優になったが、『クロウ/飛翔伝説』(1994)の撮影中、撮影用の空砲が込められているはずの拳銃に、なぜか実弾が入っており、ブランドンの腹部にあたって死亡。享年28、映画はほとんどのシーンを撮り終えていたため、ブランドンの死後劇場公開された。ブリース・リー、ブランドン・リー、親子共々不可解な死に方をしている。
■あらすじ
香港の裏社会に君臨する実力者ハン(シー・キエン)が主催する、3年に1度開催する武闘トーナメントへの招待を受けた少林寺の高弟リー(ブルース・リー)は、国際情報局からハンの犯罪組織の内偵を依頼される。かつて、ハンも同じ少林寺の修行僧であったが、武術を悪用し犯罪組織を作っているらしい。
準備のため香港に戻ったリーは、父親から数年前、ハンの手下オハラ(ボブ・ウォール)によって追い詰められた妹が自殺してしまったことを聞き、ハンへの復讐を誓う…。秘密の任務と妹の復讐を胸に秘め、リーはトーナメント会場へと向かう…。
1973年 アメリカ/香港 原題「ENTER THE DRAGON」
(製作)フレッド・ワイントローブ、ポール・ヘラー
(監督)ロバート・クローズ
(脚本)マイケル・アリン
(撮影)ギルバート・ハップス
(音楽)ラロ・シフリン
(出演)ブルース・リー、ジョン・サクソン、シー・キエン、ジム・ケリーほか
(英語/字幕スーパー/カラー/レターボックス・サイズ)
映画『燃えよドラゴン』は7月28日(月)夜9時からNHK BSプレミアムシネマで放送。
『燃えよドラゴン』製作40周年/ブルース・リー没後40周年記念Blu-Rayはワーナー・ホーム・ビデオから発売されている。メイキング映像、未公開映像、製作ポール・ヘラーによる音声解説などファンには嬉しい特典が盛りだくさん。
『燃えよドラゴン』ディレクターズ・カットはYouTubeで有料視聴できる。
◇NHK BSプレミアムシネマ番組公式サイト
◇YouTubeワーナーブラザーズ公式『燃えよドラゴン』ディレクターズ・カット