終戦記念日15日金ロ15分拡大、渡辺×嵐・二宮×イーストウッド『硫黄島からの手紙』あらすじと予告動画

2014年08月14日19時00分映画

5日で終わるとされた戦いを36日間戦い抜いた男たちがいた…日本を守るため、家族を守るため、大切な人を守るため硫黄島で大勢の戦士が命を落とした…15日(金)クリント・イーストウッド監督『硫黄島からの手紙』を日テレで夜9時放送。出演は渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮ほか。予告動画は番組公式サイトで公開。

俳優で監督でもあるクリント・イーストウッドは、太平洋戦争を舞台にした映画を2本撮った。1本は15日放送される『硫黄島からの手紙』、そしてもう1本は『父親たちの星条旗』。『硫黄島』は日本から見た太平洋戦争を描き、『父親たち』ではアメリカから見た太平洋戦争を描いた。過去において、戦争映画とはどちらか一方的な視点で描かれているものばかりだった。それは「敵」と「味方」とで視点を分けているからである。しかし戦争とは、どちらかが「善」でどちらかが「悪」ではない。参戦する兵士たち、戦いに巻き込まれる一般人、ともに「人間」であり、親もいれば子もいる…親を失う、子を失う、大切な人を失う悲しさは、敵味方は関係ない。
クリント・イーストウッドは、太平洋戦争を日米両方の視点から描いた。これはハリウッド映画として画期的なことである。
2006年、日本でも公開当時、テレビや雑誌など各マスコミで大きく取り上げられた。あのイーストウッドが日本人俳優で日本の映画を撮ったからだ。その中で、特に評価が高かったのが、「嵐」の二宮和也。イーストウッドに「類い希な才能の持主」とまで言わせたほど、すばらしい演技を見せている。
ハリウッド映画でよくあるデフォルメされたフジヤマ、ゲイシャ的な日本ではなく、日本人俳優による本当の日本を描いた作品として、日米ともに高い評価を得た。

東京都小笠原諸島南端にある硫黄島、現在は陸上自衛隊と航空自衛隊の基地が置かれている。よって基地関係者以外の民間人が島に立ち入ることは制限されている。例外として、旧島民らの慰霊での上陸は認められているという。

■あらすじ
太平洋戦争末期、本土防衛の最後の砦といわれる硫黄島に、栗林中将(渡辺謙)が派遣された。アメリカ留学経験のある栗林は、日米の力の差を誰よりもよく知っていた。しかし、この地を死守せねば、米国軍が本土に上陸してしまう…。栗林は着任早々、島全体に地下トンネルを張り巡らせ、米軍の上陸を阻止する奇策を提案した。
1日でも長く、米軍を硫黄島に留まらせれば、それだけ本土への上陸が遅くなる。愛する家族、大切な人を守るため、自分の命を犠牲にして守り抜こうとした兵士たち…。そしていよいよ米軍が硫黄島に攻撃を開始した。その前夜、栗林から下された命令は「1日でも長く生きるように…」。身重の妻を残して出征した西郷(二宮和也)が配置された揩鉢山は米軍の猛攻撃を受けて陥落。上官は栗林の命に背いて玉砕命令を下す…。しかし、西郷は生き抜くため、元憲兵の清水(加瀬亮)とともに、栗林がいる本部を目指す。

当初、クリント・イーストウッドは『硫黄島からの手紙』を日本人監督の手によって撮影したいと考えていた。彼の理想とする日本人監督とは…巨匠・黒沢明。しかしそれが叶わず、イーストウッド自らメガホンを取ったという。

15日(金)日本テレビ金曜ロードSHOW! 終戦記念日に相応しい『硫黄島からの手紙』を放送。いつもより15分拡大。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

日本テレビ「金曜ロードSHOW!」番組公式サイト

※ナビコンでは、過去に紹介した嵐のCMとドラマの紹介を[【嵐のCM特集】のコーナーで一挙紹介。



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