時代は「学園モノ」か?「SF」か悩むモユル…22日柳楽優弥主演「アオイホノオ」6話あらすじと予告動画
庵野(安田)が2年生の課題「ファーストピクチャーズショー」に出品するという。先を越されショックを受けるモユル(柳楽)。勝手にライバルと思い込んでいる庵野にどんどん差をつけられてしまい焦るモユルは次に何を描けばいいのか悩む。22日(金)24時12分放送「アオイホノオ」第6話、予告動画は番組公式サイトで公開。
福田雄一の面白さはなんといっても登場人物のキャラの立て方だ。福田作品の常連俳優の1人、佐藤二朗。仏(勇者ヨシヒコ)をやったり裁判長(裁判長っ!おなかが空きました!)など個性的なキャラで登場しているが、今回もスゴイ…というか今までで最強のキャラではないだろうか。
集英社ジャンプ編集者MADホーリィ。原作コミックでも劇画タッチですごいキャラなのだが、このMADホーリィにはモデルとなった人物がいる。のちに『北斗の拳』の担当者となる堀江信彦氏。だから原作者・島本和彦は『北斗の拳』っぽく描いていたわけだ。
佐藤扮するMADホーリィも濃い…光GENJIのようなノースリーズのジージャン、色黒でテカテカと脂ぎった顔に胸毛まで生えている。MADホーリィが登場しただけで笑える。さすが福田雄一の演出だ。しかし本ドラマ「アオイホノオ」は、過去の福田ドラマ演出と異なり、ほとんどアドリブがなく原作コミックにかなり忠実な作りになっているという。ドラマを見て面白いと思ったら、ぜひ原作コミック(現在12巻まで刊行)もオススメする。
そして、待望の「アオイホノオ」Blu-ray BOX、DVD BOX発売が決定!11月19日発売。特典映像には原作者・島本和彦×監督・福田雄一のスペシャル対談も!
■前回のあらすじ
モユル(柳楽優弥)ときっちゃん(大水洋介)は自作のマンガを有名マンガ雑誌の編集部へ持ち込むことにした。最初に訪れたのは小学館サンデー編集部。しかし編集者は驚く早さでサーーーっとマンガに目を通しコピーを取っただけで「女の子がかわいく描けてるよね」「いい紙使ってるね」と、モユルにとってどうでもいいことしか言ってくれなかった。そしてきっちゃんにも同じような対応だったらしい。驚くほど何の手応えも得られなかった2人…。しかし落ち込んでるヒマはない! 次は集英社ジャンプ編集部を訪れた。アポを取った編集者から「江口先生の原稿待ちなんで2時間ぐらい時間つぶして」と連絡が入る。江口先生…当時ジャンプで人気連載マンガ「すすめ!!パイレーツ」の江口寿史のことだ! モユルときっちゃんは「江口先生のためにボクたちの2時間を捧げよう」と、自分たちが江口寿史と関わりを持てた(ような気がした)ことに満足だった。
待ち合わせの店に現れたのはジャンプ編集者のMADホーリィ(佐藤二朗)。サンデー編集者と同じようにサーーーっとマンガに目を通しただけで、運ばれてきたハンバーグに夢中…恐ろしいほど何の手応えも得られなかったモユルときっちゃんは帰りに映画『ロッキー』を見た。何度倒されても立ち上がるロッキーと自分を重ねるモユル…「ロッキーと同じだ!マンガなんか描くんじゃなかった!東京なんかに来るんじゃなかった」と号泣した。
夏休みも終わり大学に通うモユル。トンコ先輩(山本美月)から「焔くん、マンガの持ち込みどうだった?」と聞かれたのだが、見栄をはって「デビューするのも時間の問題です」と答えてしまった。「サンデー」には「月刊持ち込み大賞」というのがあり、毎月「コレは!?」という新人を取り上げる。モユルの作品は編コピーを取られた…つまり、賞に選ばれたということだ! と勝手に思い込むモユルだったが…当然、選ばれてはいなかった。
■第6話「学園か?SFか?」あらすじ
東京へ行ったこと、マンガの持ち込みに失敗したことで意気消沈したモユル(柳楽)。そんな中、庵野ヒデアキ(安田顕)は1年のくせに、2年生の課題発表「ファーストピクチャーズショー」に作品を出品するらしい。ショックを受けるモユルをとんこ先輩(山本)はまた何の根拠もなく励ますのだが、その励ましでまた何の根拠もなく、自身を採り戻すモユルだった…。
一方、あだち充の連載マンガ「みゆき」を愛読しているモユルは、「時代は学園モノだな」と考えていたのだが、同級生の高橋(足立理)から「SFだよ」と言われ悩み始める…。
福田雄一脚本・監督、柳楽優弥主演「アオイホノオ」第6話「学園か?SFか?」は8月22日(金)24時12分!予告動画は番組公式サイトで視聴できる。テレビ東京オンデマンドで見逃し配信中。
◇テレビ東京「アオイホノオ」番組公式サイト
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