庵野に負けじと自動車教習所通うモユル(方向性ちゃうやろ!)29日「アオイホノオ」7話あらすじと予告動画
ライバル(?)庵野(安田顕)に先越され意気消沈するモユル(柳楽優弥)、何を思ったか自動車教習所通いを始める。一方庵野は、大阪SF大会のオープニングアニメ製作の依頼を受けるのだが…そろそろ伝説のアノ人、岡田トシオの登場も近し!29日(金)テレビ東京「アオイホノオ」第7話、予告動画は番組公式サイトで公開。
番組エンディング曲は柴咲コウの新曲「蒼い星」。この曲は柴咲のビクターエンタテインメント移籍第1弾シングルでプロデューサーJeff Miyahara×柴咲コウの初コラボ作品となる。カップリング曲「涙は宇宙に降る(ナミダハソラニフル)」を収録。こちらは柴崎の声を元に「VOCALOID3 Library ギャラ子NEO」を使用、柴咲コウの歌声とは違ったテイストとなっている。
シングル「蒼い星」は表題曲のインストを含む全6曲、初回限定盤はDVDつき1,700円(通常版1,200円)は8月27日発売。
前回(第6話)のエンディング、これはマンガ好きな方には驚きと喜びだったのではないだろうか。本ドラマ(原作マンガ)にも登場する実在、現在も活躍中の大御所漫画家たちから寄せられたコメントが流れた。『うる星やつら』の高橋留美子、『子連れ狼』の小池一夫、『Gu-Guガンモ』の細野不二彦、本ドラマでも矢野ケンタローとして登場している本物の矢野健太郎、『タッチ』のあだち充、そして『アオイホノオ』原作者・島本和彦…なんと豪華な漫画家たちのラインナップ。それぞれのコメントを見ただけで、ファンは感動モノだったのでは?
テレ東深夜ドラマ「ドラマ24」は過去作においても非常に評価が高いものが多いが、「アオイホノオ」も主演の柳楽優弥はじめ、安田顕、ムロツヨシなど超個性的な共演者をふくめ、非常に評価が高い。
物語の舞台となる1980年をリアルタイムで生きた人たち、当時のサブカルチャーにハマっていた中高年たちも、ドラマ(マンガ)に登場する実在の人物、しかも現在そのほとんどがアニメ界、漫画家界の第一線で活躍する大御所たちの青春時代に共感し、当時を懐かしんでいる。そして、その当時を知らない若い世代も、若き日の大御所たちを見て、楽しんでいるようだ。これら、サブカルのコアなファンたちにとって、「アオイホノオ」は原作マンガ、ドラマ両方とも高い評価を得ている作品である。
そして、そこまでコアじゃない人(マニアな知識がない人)にも、充分楽しめる演出となっている。すでに柳楽優弥の演技は、「顔芸」はスゴすぎる! 今までの柳楽優弥のイメージを払拭する(払拭していいのか?)ほどの迫力だ。
コアなファン、そうでない視聴者両方に向けた演出…さすが福田雄一!
第6話でモユルが超上から目線で「あだち充」のことを評していた『ナイン』は1978年から80年まで「週刊少年サンデー増刊号」に連載され、のちにアニメ化(1983)もされている名作だ。それまでの野球漫画といえば、『巨人の星』のようにスポ根だったが、『ナイン』はむしろ野球よりも恋愛に重点を置いていおり、当時としては画期的なストーリーだったと言えよう。だからモユルは「これは野球漫画じゃない! 学園漫画じゃないかぁぁ!」と悶えていたのだ。
ドラマや原作コミックでも、ちょくちょくモユルに上から目線で評されているあだち充…その心境はいかに…?!
■前回のあらすじ
東京へ行ったこと、マンガの持ち込みに失敗し、ハードルの低いユルユルの賞にすらひっかからなかったモユル(柳楽優弥)にトンコ(山本美月)から「ユルユルやから焔くんはひっかからんかったとちゃう? 焔くんはもっと大きい闘いのほうが向いてるんとちゃう?」とまた何の根拠もない励ましを受け、一気に立ち直るモユル。しかし矢野ケンタロー(浦井健治)は、わざわざモユルに“かさぶた”をはがすようなことを言いに来た。だがモユルは「おれはこのレベルの賞にひっかからないほどデカイ才能なんだよ!」と言い張る。さらに「言うなれば、社長がバイトの面接を受けにいったようなものだ!」と持論をぶちまかす。
一方、庵野ヒデアキ(安田顕)、山賀ヒロユキ(ムロツヨシ)、赤井タカミ(中村倫也)が済むアパートに山賀の妹(葵わかな)が兄を訪ねてきた。あいにく山賀が不在だったため、庵野の部屋で待っていてもらうことになったのだが…。妹には兄・山賀が戻ってくる間に、庵野による「ガンダム」洗脳がほどこされていた。これこそ、庵野にとって最上級のおもてなしだったのだ。
次作の方向性に悩むモユル。読んでいたあだち充の『ナイン』の最終話を見て驚愕! これは野球マンガじゃないじゃないか! こんなの単なる青春学園マンガじゃないかぁ! しかしモユルは気が付いた。時代は野球マンガじゃない、学園マンガなのだと! オレも学園マンガを描けばすぐにプロになれる! とよく分からない自信に満ちあふれるモユルだった。
しかし、学園モノにすべきか、SFにすべきか迷い、迷い、迷い…そして出した結論は「無理には描かんぞ!」と、結論を先延ばしにする。
そんな中、庵野が「ファーストピクチャーズショー」に出品したアニメが上映された。どうか、つまらない作品であってくれ…というモユルの願いむなしく、上映された作品に場内バか受け! 庵野本人は納得いくものではなかったようだが、周りの評価は著しく高かった。
勝手に庵野をライバル視しているモユル。何がなんでも庵野に勝ちたい! で、なぜか運転免許を取ることに…。「庵野は免許を持ってないはず! 先にオレがとってアイツにプレッシャーをかける!」と、完全に方向性が間違っているモユルなのであった…。
■第7話あらすじ
庵野ヒデアキ(安田)に対する対抗心から自動車教習所に通いはじめたモユル(柳楽)。しかし教官がえらく厳しく何度も仮免に落ちてしまう。教習所で知り合った岩瀬ジュン(市川由衣)にも先越され、落ち込むモユル…。肝心のマンガは、相変わらず方向性が定まらず…。そんな中、ライバル(?)庵野たちに「大阪SF大会」の責任者・武田(ギタロー)から、オープニングのアニメ作成を依頼される。
福田雄一脚本・監督、柳楽優弥主演「アオイホノオ」第7話「激動の一夜」は8月29日(金)24時12分!予告動画は番組公式サイトで視聴できる。テレビ東京オンデマンドで見逃し配信中。
◇テレビ東京「アオイホノオ」番組公式サイト
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