センバツ2日目、プロ注目の清峰・今村が12奪三振で完封-毎日放送
雨天順延のため、昨日中止となった第81回選抜高校野球2日目が甲子園球場で開催。高崎商(群馬)対報徳学園(兵庫)、清峰(長崎)対日本文理(新潟)、福知山成美(京都)対国士舘(東京)全3試合が行われた。
第1試合、高崎商対報徳学園の試合は高崎商・渡辺、報徳学園・宮谷による投手戦。両投手ともに完投するも、勝利投手となったのは報徳学園・宮谷。報徳学園は2回に二死から3連打で先制点をあげると、3回にも西郷がタイムリースリーベースを放ち1点を追加。その後は高崎商・渡辺から追加点を奪えなかったものの、宮谷が高崎商打線を5安打に抑えて完封。2対0で勝利した報徳学園が2回戦に駒を進めた。
続く第2試合、清峰対日本文理はプロからも注目を集める左腕、清峰・今村が投打に活躍し、4対0で清峰が勝利。2回にソロホームランを放ち、先制点をあげれば、投げては日本文理を12奪三振、7安打で完封。直球は最速148キロをマークし、逸材ぶりをみせつけた。
そして第3試合の福知山成美対国士舘は延長15回までかかった大接戦。1回、2回表に福知山成美がそれぞれ1点ずつを得るも、2回裏二死二三塁から国士舘高校の4番原島が2点タイムリー。すぐさま同点に追いついてみせた。その後は福知山成美・長岡、国士舘・菅谷が好投をみせ、スコアボードに0が並ぶ。そして2対2のまま迎えた延長15回表、疲れのみえる菅谷から福知山成美が二死二三塁のチャンスを作る。ここで福知山成美の田嶋が2点タイムリーツーベース。待望の勝ち越し点をあげる。さらに続く渡部もタイムリーを放ち、この回3点目。結局このリードを守った福知山成美が5対2で延長15回に及んだ接戦を制した。
この3試合のハイライトは毎日放送公式サイト内の特設ページで視聴可能。イニングごとに映像が別れており、見たい場面だけをチェックできる。
なお3日目も3試合を開催予定。優勝候補の一角、慶応(神奈川)や常連のPL学園(大阪)が登場する。
毎日放送「第81回選抜高校野球大会2日目」