「吉原裏同心」の後番!16日スタート宮部みゆき×岸谷五朗 NHK木曜時代劇「ぼんくら」出演者会見動画解禁

2014年10月08日21時00分ドラマ

直木賞作家・宮部みゆきの時代小説『ぼんくら』(上下刊・講談社文庫)がドラマ化!NHK総合16日(木)夜8時スタート(全10回)主演は岸谷五朗、共演は奥貫薫、加部亜門、風間俊介、六平直政、志賀廣太郎、大杉漣、松坂慶子ほか…2日に行われた出演者の会見動画がNHK「コレ見て!MOVIE」にて配信中。

小出恵介×貫地谷しほり主演「吉原裏同心」の後番、16日夜8時よりスタートする木曜時代劇「ぼんくら」。原作は、直木賞作家の宮部みゆき著の同名時代小説。江戸深川の鉄瓶長屋を舞台に、同心の井筒平四郎(岸谷五朗)を中心に繰り広げられるミステリー。時代劇なのに主人公平四郎は一度も刀はもとより十手すら抜かない、という異色ドラマ。
タイトルの「ぼんくら」とは「物事の見通しもきかず、特別すぐれた才能も無い平凡な様子(新明解国語辞典より)」、つまり主人公・平四郎のことである。
この物語の主人公だが、頼りない男…出世欲もなければ、なにかと「めんどくせぇ」と怠ける“ぼんくら”なのである。

このドラマの撮影中に50歳の誕生日を迎えた岸谷五朗。歴史ある京都の撮影所で80歳になる監督、76歳になる照明監督、76歳になる音声技師らに囲まれて、自分もまだまだだと痛感したと会見で語っている。時代劇だけどちょっと変わった主人公・井筒平四郎の活躍ぶりに期待した。

原作者・宮部みゆきとは、言わずとしれた日本を代表するベストセラー作家である。著作の多くがドラマや映画化、またはアニメ化されており、宮部の作品も時代劇、ミステリー、ファンタジーと非常に幅広い。7月クールで放送されていた小泉孝太郎主演「ペテロの葬列」も宮部作品である。
1987年『我らが隣人の殺人』で第26回オール讀物推理小説新人賞受賞。89年『魔術はささやく』で第2回日本推理サスペンス大賞受賞。91年『本所深川ふしぎ草紙』で第13回吉川英治文学新人賞受賞。93年『火車』で第6回山本周五郎賞受賞。99年『理由』で第120回直木賞受賞、2001年『模倣犯』で第5回司馬遼太郎賞受賞…とざっと挙げただけでも名だたる大きな賞を受賞しまくっている人気も実力も日本でトップクラスの作家である。
作品のほとんどがテレビドラマ(連ドラ、2時間ドラマ、スペシャルなど)、映画化、アニメ化、舞台化されていると言っても過言でははい。

ちなみに宮部が所属する大沢オフィスは、『新宿鮫』シリーズの大沢在昌のオフィス。ここには大沢を筆頭に宮部みゆき、そして京極夏彦が所属している。所属作家全員直木賞受賞者という、恐ろしいオフィスである。

NHK総合10月16日(木)夜8時スタート、木曜時代劇「ぼんくら」(全10回)。出演は岸谷五朗、奥貫薫、加部亜門、風間俊介、六平直政、松坂慶子ほか。NHK「コレ見て!MOVIE」では出演者の会見動画を配信中。

NHK総合木曜時代劇「ぼんくら」出演者会見動画(コレ見て!MOVIE)

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