30日鉄瓶長屋にやってきた迷い子の父親は誰?NHK総合、岸谷五朗主演「ぼんくら」あらすじと見逃し配信
鉄瓶長屋に迷い子が現れた!名は長助、見回り同心・井筒平四郎(岸谷五朗)はその子を親元へ帰してやろうとするのだが、一体どこの子なのか?!人情時代ミステリーの決定版!宮部みゆき原作岸谷五朗主演「ぼんくら」第3話はNHK総合30日(木)夜8時より放送。NHKオンデマンドで最新話の見逃し配信中。
平四郎の妻・志乃(奥貫薫)の姉の嫁ぎ先・河合屋の息子で“絶世の美少年”、人懐こく誰にでも好かれる頭脳明晰な男の子・弓之助。将来、井筒家の養子にと、平四郎の元へ通うようになった。鉄瓶長屋で起きる事件に対し、つねに冷静で的確なアドバイスを平四郎にするほど。
そんな弓之助を演じているのは加部亜門11歳。現在NHK Eテレで放送中「にほんごであそぼ」にもレギュラー出演している。2012年公開、映画『おおかみこどもの雨と雪』では、雨の幼少時の声を担当。2014年公開、石井克人監督『ハロー!純一』では主人公純一役を務めるなど、ドラマ、映画、CMにひっぱりだこである。
現在出演中「ぼんくら」では、実の親子ではないが岸谷五朗扮する井筒平四郎と、まるで仲の良い親子のような関係を築いている。かなりカワイイ顔の加部亜門…子どもの成長は早い、あっという間に変声期が来て身長も伸びて…イケメンになっていくのだろうか。「龍馬伝」で幼き坂本竜馬を演じた濱田龍臣も、めちゃくちゃかわいい子役だったが、今ではすっかりイケメンに成長した。今後の加部亜門の成長ぶりに注目したい。
前回のあらすじ
鉄瓶長屋の住人、権助の娘・おりつが元気がない。お徳(松坂慶子)は何かあったら相談においでと励ますが…。近所で評判の親孝行で有名なおりつだったが、父親の権助は博打に手を出し10両もの借金を背負った。その肩代わりに、おりつが岡場所(公許の遊郭ではない私娼屋があつまった歓楽街)に行くことになったという。
そんなことで、おりつが岡場所へ行くなんて! と憤慨するお徳に、本所深川見回り童心・井筒平四郎(岸谷五朗)は「そんな親に縛られることはない、いやだったら親なんか捨てちまえばいい」と言う。
一方、行方を眩ました久兵衛(志賀廣太郎)の代わりに、新しい差配人が長屋にやってきた。長屋の大家・湊屋総右衛門の遠縁にあたる男だという佐吉(風間俊介)。しかし差配人とは長屋のもめ事を仲裁や訴え事の付き添いなどをする仕事。佐吉のような若僧に務まる仕事ではない、とお徳は佐吉を毛嫌いする。
平四郎は権助から話しを聞こうと長屋へ行くと、怪しげな男どもがおりつを連れていこうとしていた。とりあえず、その場を収めた平四郎。権助は、借金は自分のせいじゃない。無理矢理賭場へ連れて行かれて、ダマされた、ハメられた。と責任を他人に押しつけることばかり言う。そんな父親を見ておりつは「私が岡場所へ行きます。前からそう言われていたのに決心がつかなかったんです。でも、今決心がつきました。おとっつあんを捨てるわけにはいきません」というと、その場にいた佐吉が「いくら娘だからといって、何でもかんでもしなくていい。後で後悔するのなら、自分のために行けばいい。父親を捨てられないという、自分の気持ちのために行けばいい」と行った。
それを聞いた権助は笑いながら「おとっつあんが悪いわけじゃないんだな? 自分で行きたいからいくんだな?」と…それを聞いたおりつは、憑き物が落ちたような顔をして頷いた。
翌朝、おりつが長屋から姿を消した。この日以来、おりつの姿を見るものはなかった。平四郎は「あの時、権助はウソでもいいから泣いて謝れば、おりつは岡場所へ行っただろう。あの時、権助が笑ったのを見て、おりつは父親に愛想をつかしたのだろう」と言った。
その頃、鉄瓶長屋に岡っ引きの仁平(六平直政)の姿があった。何かがゆっくりと始まっていた…。そして何かがあちこちで起きようとしていた…。
■第3話「やってきた迷い子」あらすじ
鉄瓶長屋に突然現れた迷い子・長助・井筒平四郎(岸谷五朗)は長助を親元へ戻してやろうとするのだが、長助の素性を知っている老人を探し当てた佐吉(風間俊介)と、平四郎が話しを聞きに行くと、長助の父親は鉄瓶長屋に住む通い番頭の善治郎(徳井優)だと言う…。
NHK総合10月30日(木)夜8時より「ぼんくら」(全10回)第3話「やってきた迷い子」を放送。出演は岸谷五朗、奥貫薫、加部亜門、大杉漣、風間俊介、志賀廣太郎、六平直政、鶴見辰吾、松坂慶子ほか。再放送はNHK総合11月4日(火)25時25分、BSプレミアムでは11月6日(木)午後0時より放送。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。
◇NHK木曜時代劇「ぼんくら」番組公式サイト
◇NHKオンデマンド公式サイト
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