天下人・秀吉(竹中直人)ついに死す!9日NHK岡田准一主演「軍師官兵衛」第45回あらすじと予告動画
父・如水(岡田准一)、兄・長政(松坂桃李)を追って船で朝鮮へむかった熊之介(今井悠貴)は嵐のため船が転覆して帰らぬ人となった。そしてついに太閤秀吉(竹中直人)が最期のときを迎えた!秀吉死後の豊臣家はどうなるのか…NHK総合9日(日)夜8時より「軍師官兵衛」第45話放送、予告動画は番組公式サイトで公開。
いよいよ次回(第45話)で豊臣秀吉がこの世を去る。大河ドラマで1人の俳優が2度も同じ役を演じるのは、史上初だったという竹中直人。最初に竹中が大河ドラマで秀吉を演じたのは1996年に放送された「秀吉」。作家・堺屋太一著『秀吉』(文春文庫)、『豊臣秀長』(文春文庫)、『鬼と人と 信長と光秀』(PHP文庫)を軸とし、竹山洋が脚本を手がけた。この時の織田信長役は渡哲也、おね役は沢口靖子だった。「黒田官兵衛」でも秀吉がよく「心配御無用!」と大声で叫んでいたが、このセリフは「秀吉」の時のもの。96年放送の際、この言葉は流行語になったほど、平均視聴率が30.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)という驚異的な数字をたたき出すほど「秀吉」は人気ドラマだった。
実はもう一つ、竹中が秀吉を演じたドラマがあった。2007年テレビ朝日で放送されたスペシャル時代劇、池波正太郎原作「敵は本能寺にあり」で、羽柴秀吉を演じた。これほど豊臣秀吉に縁がある役者は、ほかにいないのではないだろうか。あまりにも竹中版秀吉の印象が強すぎて、ほかの俳優が演じた秀吉が記憶に残らないほどだ。
今では、俳優そして映画監督として名を馳せている竹中直人だが、1977年「ぎんざNOW」の「素人コメディアン道場」でチャンピオンになり芸能界入りした。デビュー当時は俳優としてではなく、コメディアンとして活動していた。今でも時々竹中が披露する「笑いながら怒る人」などはそのときのもの。1989年放送「東京イエローページ」(TBS)や1994年放送「竹中直人の恋のバカンス」(テレビ朝日)など、特異なコメディー番組を持っていた。とくに「恋のバカンス」は東京スカパラダイスオーケストラがコントをやったり、ミュージシャンの高橋幸宏と「流しな二人」というコントをやったりと、かなりマニアックな笑いを追求しコアなファンに喜ばれた伝説の番組である。ちなみに「恋のバカンス」はDVD-BOXとして現在発売されている。
「黒田官兵衛」第45話で、いよいよ竹中直人の豊臣秀吉は見納めになるかもしれない。時に陽気に、時に殺気を帯びるほど狂気に満ちた竹中直人の演技は、視聴者の記憶に深く刻まれたことだろう。今後、ほかの時代劇に竹中直人以上の豊臣秀吉が登場するか…神のみぞ知る、である。
■前回のあらすじ
豊臣家の世継ぎ・拾(後の秀頼)が産まれ、淀(二階堂ふみ)と石田三成(田中圭)は拾を天下人にするため、邪魔な存在…つまり秀次(中尾明慶)を排除すべく画策し秀次は切腹に追い込まれ、妻や子を含め39名もが処刑された。さらに、秀次に近しい者たちは次々と処罰を受け、如水(岡田准一)もその一人として秀吉から呼び出しをくらう。秀吉は「三成は官兵衛を処罰しろというが、ワシはおぬしに側にいてほしい」と懇願し、あらたに如水に播磨197万石を与え自らの側近にさせた。さらに秀吉は「これ以上官兵衛のことに関して口出しするな」と三成に釘を刺した。
しかし、そのことで他の諸大名から如水の悪い評判が立つようになった。一度は隠居したにもかかわらず、わずかばかりの領土のために、秀吉につくのかと…。しかし如水の心は、天命がせまっている秀吉、権力を手にして変わってしまった秀吉を止めることができなかったのだから、せめて最期まで見届けるのが軍師の役目…そう決意していた。
そんな中、明との和睦交渉は再び決裂し、秀吉は再度朝鮮出兵を命じた。如水は自ら朝鮮行きを志願し、秀吉から全権を任されることになる。今回の戦いも、はじめから勝ち目がないとわかっている。だから傷はできるだけ小さくするつもりで如水は朝鮮へと出兵した。兄・長政(松坂桃李)、父・如水が朝鮮で戦うのなら自分も出兵したいと熊之介(今井悠貴)が申し出たが、黒田家の男子全員が朝鮮に行くことはならぬ、と出兵を許されなかった。
そしてもう一人、如水にとって大切な戦友がこの世を去った。小早川隆景(鶴見辰吾)は死の床で息子・秀秋に「今後なにかあれば如水を頼れ」と言って息を引き取った。
■第45話「秀吉の最期」あらすじ
如水(岡田准一)と長政(松坂桃李)の後を追って朝鮮へ向かった熊之介(今井悠貴)は、嵐で船が転覆し帰らぬ人となった。出発を目撃していたのに止めることができなかった糸(高畑充希)は罪悪感をつのらせる…。一方、秀吉に死期が近づいていた。徳川家康(寺尾聰)と石田三成(田中圭)を中心に、新たな体制が構築される。秀吉は自分の死後の豊臣家を案じ、如水に秀頼らの行く末を託すのだが…。
大河ドラマ「軍師官兵衛」第45回は11月9日(日)、NHK総合よる8時から、BSプレミアムよる6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。またNHKオンデマンドでは見逃し番組として配信を行っている。
◇NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」
◇NHKオンデマンド「軍師官兵衛」視聴ページ
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