【ラスト4話】姉・寿(優香)が美和(井上真央)に遺した言葉とは…22日「花燃ゆ」第47話あらすじと予告動画
久米次郎(市川理矩)からの手紙を受け取った美和(井上真央)は、その内容に衝撃を受ける。姉・寿(優香)の見舞いも兼ねて上京するのだが、その再会が姉妹にとって最後となった。己の寿命を悟った寿は楫取(大沢たかお)に文を遺していた。NHK総合22日(日)午後8時より「花燃ゆ」第47話、予告動画は番組公式サイトで公開。
楫取(大沢たかお)と寿(優香)の次男・久米次郎(市川理矩)は、どうしても美和(井上真央)のことが好きではないらしい。そりゃそうだ…久坂の家を継げと言われたのに、すぐに玄瑞のせいでお家断絶。その後、復権が認められたが京都に久坂の実子・秀次郎がいることが発覚。結局楫取家に戻された久米次郎の立場がない。「萩の乱」にも加わることができず、一人生き残ってしまった久米次郎は、完全に自己のアイデンティティを見失ってしまった。その怒りを、美和にぶつけているように見えてしかたない。
史実では、楫取素彦と美和が再婚し、再び美和の子になった久米次郎。その後、名を楫取道明とあらためた。
1895(明治28)年、下関条約により台湾が日本に割譲され、日本による統治がはじまった。当時の文部省は教師を台湾へ送り、就学率の低かった台湾の教育促進に力を注いだ。その教師の一人が、楫取道明である。楫取を含めた計6人の教師たちは「六氏先生」と呼ばれ、地元台湾の人たちに受け入れられるようになったのだが、1896年に起こった抗日事件により、殺害されてしまった。
前回(第46話)で美和(井上真央)が久米次郎(市川理矩)から受け取った封書に、切手が貼ってあったのにお気づきだっただろうか。日本の切手の歴史は明治4年までさかのぼり、当時は48文、100文、200文、500文の4種類しかなかったそうだ。明治になり、飛脚が手紙を運ぶ時代が終わったことを、「花燃ゆ」で教えられた。
■前回のあらすじ
楫取(大沢たかお)が建設を進めていた共同施設で火災が発生。その騒ぎの中、楫取の行方がわからなかったことが県庁で問題視される。その後、美和(井上真央)と楫取が同じ宿に泊まっていたことが発覚。巷では2人の仲を疑うウワサが広まる。美和は楫取のことを心配し、屋敷から出て行くことにしたのだが、楫取は「二度とそのようなことは言うな」と制した。
そんな中、楫取が二条窪で農業を営んでいたときに親しくなった中原復亮(堀井新太)が群馬にやってきて、県庁職員となり楫取の右腕として活躍するようになった。
そんな中、西南戦争で捕虜となった者らが、中央政府の指示で群馬に送られてくることになった。楫取は彼らを単なる捕虜としてではなく、釈放後自立できるよう職業技能を身につけさせたいと思い、製糸工場などで働かせてもらいたいと各地を回って願い出るのだが、よそ者、しかも戦犯者たちを群馬の人たちは受け入れてはくれなかった。
楫取があちこちかけずり回るのと同じく、美和もあちこち回って頭を下げていた。そんな美和を見てせい(三田佳子)は「なぜ縁もゆかりもない人のために、そこまでできるのか」と問うと、美和は「それが私の志です」と答えた。兄・松陰のため、夫・玄瑞のため、若くして亡くなった大勢の松下村塾の塾生たちのため、美和は新しい日本を作りたいと願っていた。
せいは美和の志に感化され、楫取や美和に協力。最後まで反対していた夫・阿久沢(江守徹)まで説き伏せてしまった。
■第47話「姉妹の約束」あらすじ
久米次郎(市川理矩)からの手紙に衝撃を受ける美和(井上真央)は、姉・寿(優香)の見舞いと久米次郎の真意を確かめるため東京へ向かう。病状が一向に回復しない寿は、美和に本音を漏らす。しかし、群馬で楫取が窮地に立たされていることを知った寿は、美和を群馬へ帰す。これが姉妹最後の別れとなった。
一方、楫取(大沢たかお)が中心となって勧めている生糸の海外貿易は順調だった。アメリカに渡った新井領一郎(細田善彦)が活躍、アメリカの有力商人リチャードソンとの大口契約を結ぶことに成功した。しかし、ヨーロッパで生糸の生産が落ち込み、相場が一気に上がってしまった。阿久沢はリチャードソンとの契約を無視して、高値で大量に売りさばこうとする。しかし楫取は、将来を見据えて契約通りリチャードソンに売ることを主張するのだが…。
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」第47話は11月22日(日)NHK総合は夜8時から。BSプレミアムは夜6時から放送。予告動画は公式サイト「あらすじ」で視聴出来る。またNHKオンデマンドでは見逃し番組として配信を行っている。
◇NHK大河ドラマ「花燃ゆ」番組公式サイト
◇NHK大河ドラマ「花燃ゆ」Facebook公式ページ
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各話:216円/3日間、見放題パック:972円/毎月(自動更新)
【大河ドラマ紹介】 【2015年NHK大河「花燃ゆ」各話のあらすじ】
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