世界が称賛する魔法の編み機って?「カンブリア宮殿」にエジソンを超えた男・島精機製作所社長・島正博登場!予告動画

2016年01月21日12時48分政治・経済
(C)テレビ東京

セーターを全自動で編める機械など、編み機で世界NO1シェアの「島精機製作所」!今夜21日(木)「カンブリア宮殿」(テレビ東京、22時~)に、78歳で現役発明家・島正博社長が登場!自称、エジソンを超えた男の驚きの人生を紹介!番組公式サイトには、MC村上龍のコメントと予告動画が公開されている。

京都市のニット専門店。服のタイプを決めて、機械に客のサイズを入力すると…。あら不思議。機械が全自動でニットを編み始め、1時間足らずの間にカーディガンが編みあがった。この機械は世界初の丸ごとニット編み機なのだ。日本だけではない。ファッションの本場、イタリアのニット工場に行ってみると、あの機械がずらり100台も…。
世界が認める魔法の機械を生み出すメーカーは、「SHIMA SEIKI」、島精機製作所だ。ニット編み機の分野で世界シェアナンバーワンを誇る、知られざる世界企業だ。

「島精機製作所」は和歌山にある。社長の島は24歳の時、自ら開発した手袋編み機で会社を興した。その後「手袋」から「セーター編み機」に進化して行く。
島は、小さいころから発明少年だった。78歳の今も現役の島は、16歳で最初の特許を取ってからこれまでの特許数は600以上。発明した件数は1,100を超え、これらすべて特許を取れれば、自称「エジソンを超える」というのだ。
その最高傑作が、26歳で「全自動手袋編み機」に成功。そして、1995年に、ホールガーメント(無縫製横編み機)をイタリア・ミラノで発表するや、「東洋のマジック」と称賛された。それから20年後の2015年11月。ミラノで同じ展示会が開かれた。この晴れ舞台で新機種をお披露目した島社長。20年を経て生まれ変わった機種は、複雑な形状のドレスまでが編めるようになっていた!そして欧米のファッション関係者からあの言葉が…。「マジックが進化した!」 島は今も世界を驚かせ続けている。

「メイドインジャパンを復権したい」という島の狙いはもっと先にあった。

島精機が世界で初めて可能にした、縫いあわせが必要のない自動丸ごと編み機。その技術はJAXAの「宇宙船用ニットウェア」の共同開発でも威力を発揮した。このニットウェアを着た一人が女性・山崎直子宇宙飛行士。無重力空間では、手や腕を使うことが多い。その点、縫い目がないこのニットウェアは動きやすかったという。島の技術が宇宙でも実証された形だ。
アメリカのフィラデルフィアにあるドレクセル大学。ここには、「SHIMA SEIKI Haute Technology Laboratory」という研究室がある。中では、島精機の技術を医療や工業の分野に応用する研究が進んでいた。例えば、人が触れてコミュニケーションできるロボットの〝皮膚〟や、胎児の様子が分かる〝妊婦の腹巻〟人の手や指の力を補助する〝特殊な手袋〟など。Exo-skinと呼ばれる手袋は、人の手の微妙な動きに対応できるよう、強度の異なる特殊な糸を組み合わせて編まれる。そのため、精密なプログラム通りに編み上げることができる島精機の編み機が役に立つと言う。島の技術が今、医学・電気工学・バイオテクノロジーなど様々な分野にも可能性を広げ始めている。

【ゲスト】式会社島精機製作所 社長 島正博
【メインインタビュアー】村上龍
【サブインタビュアー】小池栄子
【放送日時】 毎週木曜日22:00~22:54
【同時放送】TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ

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