新進気鋭の立川吉笑、お笑いから落語家へ桂三度、江戸落語本寸法の柳家三三の落語をたっぷりYouTubeで公開
【落語】と聞いて「笑点」(日本テレビ)と思い浮かべる方も多いと思われるが、そんな方にオススメなのが、現在YouTubeで配信中の「BAZOOKA148 ヤングのための落語ニュースクール」(BSスカパー)。新進気鋭、二ツ目の立川吉笑、元世界のナベアツ桂三度、江戸落語本寸法の柳家三三の落語を一気見できる。
今年は落語が“来る”かもしれない。お笑い芸人好きの若い人たちが、最近注目しているのが落語。ダウンタウン松本人志も寝る前にはいつも落語を聞いている(番組内本人談)、千原ジュニアは自身の「40歳記念ライブ」で落語に挑戦した。
このように、テレビで活躍する著名な芸人たちも、落語に一目置いており、その影響で落語に興味を持ちはじめた若者が増えたように思う。Yahoo知恵袋では「ジュニアの落語を見て興味を持ったが、素人でも楽しめる落語家を教えてほしい」といった質問が上がるほど。
落語に興味はあるけれど、ハードルが高いと思われている方が多いのだ。しかし、落語とは大衆芸能であり、決して難しいものではない。登場人物が、八っつあん、熊さん、横ちょのご隠居、与太郎…など、まるで時代劇に登場しそうなキャラが登場する。しかし、江戸文化や風習に詳しくなければ「大岡越前」「水戸黄門」「鬼平犯科帳」が楽しめない、というわけではない。設定が時代劇っぽいだけで、やりとりしていることは現代に生きる私たちと、何一つ変わらない。多少難しい、聞き慣れない単語が出てきても、スルーしたって何の問題もない。
現在、東京には500人以上もの落語家が毎日、どこかで落語を披露している。その中から誰を聞けばいいのか…まるで大海原でたった1つの真珠貝を探すようなもの。落語初心者が迷える子羊になってしまうのも仕方ない。
YouTubeでは、BSスカパーで放送されているバラエティー番組「BAZOOKA!!」で2015年12月7日に放送された「ヤングのための落語ニュースクール」が配信されている。落語立川流・二つ目の立川吉笑、元世界のナベアツ、現在桂文枝に弟子入りして落語家になった桂三度、人間国宝・柳家小三治の愛弟子で若手落語家のホープ、柳家三三が登場。若手の落語、上方(関西)の落語、本寸法の落語が配信されている。落語にちょっとでも興味ある方は、ぜひコチラをご覧いただきたい。
【立川吉笑(たてかわ きっしょう)】
1984年生まれ、京都出身。2010年立川談笑入門。現在二つ目として活躍中。江戸を舞台に“擬古典”と称した新作落語を披露する。初めて聞いた人は、その斬新なアイデア、他に類を見ない切り口に「こんな落語もアリなのか!」と驚かされること間違いない。昨年12月、自身初の著作『現在落語論』(毎日新聞出版刊)を刊行。すでに増刷らしい。
【桂三度(かつら さんど)】
1969年生まれ、滋賀県出身。1991年より漫才コンビ・ジャリズムとして活動。その後、放送作家としても活躍し後に“世界のナベアツ”としてお笑い界に君臨するも2011年コンビを解消、桂三枝(現・文枝)に入門。桂三度という高座名で落語家デビューした。師匠文枝と同じく、新作落語をメインに活躍中。
【柳家三三(やなぎや さんざ)】
1974年生まれ、神奈川県出身。高校卒業後、柳家小三治に入門。前座名「柳家小多け」で高座デビュー。1996年二つ目に昇進、名を「三三(さんざ)」と改める。2006年真打に昇進。2007年には映画『しゃべれども しゃべれども』で主演の国分太一(TOKIO)に「火焰太鼓」「饅頭怖い」の稽古をつける。現在、人気落語家の筆頭に上がる噺家である。
BSスカパーで放送中「BAZOOKA!!」がYouTube(BAZ Chan2)で配信中。新進気鋭の若手落語家・立川吉笑、元世界のナベアツこと桂三度、江戸落語の本寸法・柳家三三の落語を一気に楽しめる。
◇「BAZOOKA148 ヤングのための落語ニュースクール」(YouTube)
◇「BAZOOKA!!」公式サイト