波瑠、4人のファースト・ペンギン育て開始!NHK朝ドラ「あさが来た」第18週見逃し配信と詳細あらすじ

2016年02月06日13時52分ドラマ
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第18週「ようこそ!銀行へ」は、あさ(波瑠)とはつ(宮﨑あおい)姉妹の子供、千代(小芝風花)と藍之助(森下大地)の進路を中心に描かれた…新キャラとして加野屋の上客工藤父娘(曾我廼家八十吉、横田美紀)らも登場し、いよいよあさの次なるファースト・ペンギン育てが始まる!NHK連続テレビ小説「あさが来た」2016年2月1日(月)~6日(土)「ようこそ!銀行へ」を見逃した方のために詳しいあらすじを紹介、NHKオンデマンドおよびGYAO!ストアで見逃し配信もしている。

あさが来た第18週であさは、現在の中学2年生に当たる高等小学校4年の千代の担任の先生から“進路”という新しい言葉を聞いた。自分の幼い頃にはなかった女性の進路の選択権を、新次郎からのお土産の切符“テケツ”(チケットの意)と見立てたり、紙芝居仕立ての絵や妄想劇もあった。バイオリニスト、教師、医者、看護婦と新次郎とあさの久々のコスプレ劇に大いに笑わされた。また、人生の荒波を難破せずに進ませてくれた正吉(近藤正臣)や五代(ディーン・フジオカ)、玉利(笑福亭鶴瓶)、福沢諭吉(武田鉄矢)たちにも回想で、合わせてくれた。

平十郎に銀行の宣伝になるからと勧められ取材や執筆の仕事も精力的に受けたあさだが、原案小説「小説 土佐堀川」でも、渋沢の助言を守って銀行を設立したあさは「お金がお金を連れてくるのやない。人がお金を運んでくるのや。つまりお金を連れてくる人間様に真心尽くすしかない」と描いている。もっとも、小説ではこのあたりでヒロインの健康状態が相当悪くなっている。
ドラマでは元気いっぱいのあさがいよいよ女子行員の登用を始めた。当時、女性の働く道は、紡績工場の女工、子守り、飯炊き、食堂の女給しかなく、そのほとんどが生家の口減らし。あさは、加野銀行が女性の人格が認められるような職場となるよう、4人の見習い女子行員をファースト・ペンギンに育てようと厳しく教育し始めた。

■第18週「ようこそ!銀行へ」詳細あらすじ
設立3年となった加野銀行は堺や神戸に支店を増やし順調。新次郎が社長就任した紡績会社も着実に成長していた。当時大阪は、紡績会社を初め様々な産業が急成長し、後に東洋のマンチェスタと呼ばれるまでに発展していくのだが、常に前進するあさは、銀行の宣伝にもなると、女実業家として新聞のインタビューや執筆依頼なども引き受け、綿花を紡績会社に卸す仕事も手掛け始めた。和装の新次郎と洋装のあさが仲睦まじく歩く姿は世間の憧れの的。ところが、娘の千代(小芝風花)はそんなあさが気に入らず、顔を合わせるとけんかばかり。あさは、千代にも知識・礼儀・商いを学んでほしいと、行員たちのために作った教場に参加してほしいのだが、はつ(宮﨑あおい)にあこがれ“いいお嫁さん”を目指す千代はまったく興味なし。担任の教師からも千代の進路について質問された新次郎とあさは娘の進路について真剣に考えるようになる。

あさがきたそんな千代の心を揺さぶったのは、加野銀行で働かせてほしいと突然やってきた初の長男藍之助だった。両親から許可をもらったという藍之助だが、あさは甥の嘘を見抜き、ひとまず見習い行員として働かせ、はつに藍之助が加野屋に来ていることを手紙で知らせた。藍之助は、平十郎(辻本茂雄)に銀行で働く心構えを質問し、「うそをつかないこと、今の加野銀行の発展は、かつて銀目廃止の時のあさや番頭たちの客たちへの真心のこもった対応のおかげだ」と、教えられた。憧れの銀行で働く藍之助は、自由に進路の選べる千代をうらやましいと言い、「かわいいお嫁さんになるには余計な知識や学問は邪魔」という千代に、「自分が嫁にするならいろいろ学んだ女性といろいろな話ができる人がいい」という言葉で、千代の心を揺さぶったのだった。
さらに、女学校が職業婦人を目指すためのもので、花嫁修業の役に立たないと思っている千代に、新次郎が京都の有名女子校を勧めた。その学校は、女性の人格を高めるあらゆる教育をしてくれる有名校で寄宿舎もあった。あさに文句三昧の千代を心配する新次郎は、教育の大切さを娘にわからせると同時に、険悪な母子に少し距離を取らせようとしたのだ。そしてよのが決定打を放った。仕事はできるが母としては不器用なあさは、あさなりに愛情いっぱいに千代を育ててきたことを思い出の品と共に話し、二人で京都見学をしようと誘ったのだ。百聞は一見にしかず!千代は京都が気に入り女学校への進学を決めた。

あさが来た一方、あさからの手紙で駆けつけたはつは、みかん農家とそうした生き方を選んだ父・惣兵衛(柄本佑)をバカにした藍之助が許せず、無理に連れ帰ろうとし母子の対立。平行線の母子にまたもやよのが決定打!加野屋で生まれた藍之助を実の孫のようだと言いながらも、嘘をついた藍之助を、信頼第一のあさが許すはずはない。まずは、両親ときちんと話し合ってくるようにと優しく諭し、藍之助ははつと帰って行った。

娘の進路に悩む人物は他にもいた。加野銀行の上客で資産家の工藤(曾我廼家八十吉)だ。女学校に進学した娘が、下手に学問があるために嫁に行き遅れては大変と、縁談の相談にやってきたのだ。千代が言ったように、せっかく教育を受けても当時の女性にはその受け入れ皿がなかった。美和の店で女性の給仕がいるのをみたあさは、加野銀行で女性を採用することを思いついた。榮三郎(桐山照史)と平三郎(辻本茂雄)は女性が銀行業務に不向きと大反対。新次郎(玉木宏)も反対したが、その理由は女子行員が客からのセクハラを受けないかという別の心配。さらに、女性であるあさの手腕を改めて口にし、女子行員採用という大冒険の後押しをした。100人を超える応募者の中から厳選して真面目で根性のありそうな4人を見習いとして採用。その中のひとりに工藤の娘サカエ(横田美紀)もいた。あさは男社会で働く厳しさと後に続く女性たちの道しるべとなる心構えを説き、男性行員より1時間早く出勤させ徹底的に教育された女子行員たちは、店内を明るくし、これが評判になって客足も飛躍的に伸びてきた。
そんな中、萬谷(ラサール石井)という男が金を貸してくれと頼みに来たが、あさが融資担当として対面し、引き取ってもらった。

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■キャスト( )は原作役名⇒相関図(NHK)
今井あさ役(浅子):波瑠/鈴木梨央
姉・はつ(春):宮﨑あおい/守殿愛生
白岡新次郎(広岡新五郎)役:玉木宏
眉山惣兵衛(大眉五兵衛)役:柄本佑
五大友厚(五大友厚)役:ディーン・フジオカ
うめ役:友近
雁助役:山内圭哉

■放送予定
平成27年9月28日(月)~平成28年4月2日(土) <全156回>

■原作
「小説 土佐堀川」

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