「イニョプの道」チョン・ユミ来日取材会再現レポ!オ・ジホから下女の心得レクチャーに記者団も爆笑!予告動画

2016年05月11日09時59分ドラマ
写真:©ナビコン

NHK BSプレミアムで4月3日から放送中の韓国時代劇「イニョプの道」の主演女優チョン・ユミが来日し、5月10日(火)、東京都内で取材会を行った!ナビコンも取材したので再現レポでご紹介!ドラマの予告動画は番組公式サイトで公開している。

「イニョプの道」は15世紀初頭、高麗から朝鮮王朝へ変わって間もない第3代王太宗(テジョン)治世が舞台。チョン・ユミ演じるイニョプが王権をめぐる陰謀に巻き込まれ、両班から奴婢の身分に落とされ父の無実を証明するために奮闘する愛と闘いの物語。これまで見逃した回などある方は、【「イニョプの道」を2倍楽しむ】で詳しいあらすじとみどころ、時代背景などをまとめて紹介しているのだ参考にどうぞ。

(赤文字) はその場の雰囲気や記者の感想など。本人がしゃべった日本語は下線

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【取材会レポ】
イニョプ©ナビコン取材会に登場したチョン・ユミは、レースがあしらわれた黒のワンピースを可憐に着こなして登場。

ユミ:このようにたくさんの皆様にお集まりいただきありがとうございます。「イニョプの道」でイニョプを演じたチョン・ユミです。今日はどうぞよろしくお願いします

Q:時代劇と現代劇でどちらがより強くやりがいを感じますか?
ユミ:「イニョプの道」も、終わったばかりの「六龍が飛ぶ」も時代劇だったんですが、現代劇の方が感情的にはやりやすく、時代劇はその時代の流れがありますので、それをふまえた上での感情演技が難しかったです。

Q:チョ・ヒョンタク監督は現代劇をたくさん撮っていた監督ですが、これまでも時代劇に多く出ているチョン・ユミさんは新鮮さを感じましたか?「君を守る恋~Who Are You~」「レディプレジデント~大物」などの監督。チョン・ユミは「トンイ」「六龍が飛ぶ」の他にも「大王世宗(テワンセジョン)」などに出演している)
ユミ:時代劇、現代劇問わず現場で俳優をリードしてくれるので、安心して演じることができました。

イニョプ©ナビコンQ:1話から大変なシーンがありましたが、大変だったシーンは?楽しかったことは?各話詳細あらすじを参考に)
ユミ:最初から大変な作品だと分かって撮影に入りましたが、初日にいきなり首に縄をかけて引きずられるというシーンで、続いて水に入るというシーンで肉体的に大変でしたね。
大変なことばかりで(笑)…。サウォル(下女)とプンイ(下男)というキャラクターがいますが、家族みたいな関係なので彼女たちとは何も苦労せずに撮影できました。

Q:オ・ジホさん、キム・ドンウクさんと共演しましたが、どんなことを教えてくれましたか?
ユミ:お二人とも経歴、俳優としても素晴らしく、撮影時はたくさんのことを教えていただきました。特に、ジホ先輩は私に史劇がについて教えてくれました。「推奴-チュノ-」に出演されたので奴婢の生き方をよくご存じ(笑)なので、そうしたことを教えてくれました。
ドンウクさんは同じ年でこの作品を通して相談できるいい友達になりました。(ユミさんは1984年2月23日生、ドンウクさんは1983年7月29日生)

Q:時代劇が感情的に演じづらいのは具体的にどういうところ?
ユミ:日本の時代劇「篤姫」を観ましたが、時代劇は歴史の中での大きな知見や流れを俳優として表現しなければいかないという部分が難しいと思いました。

イニョプ©ナビコンQ:オ・ジホさんが教えてくれたことをもう少し具体的に。
ユミ:ジオ先輩からは(笑)多くのことを学びましたが、撮影が真冬だったので、下女として寒さをしのぐ方法をたくさん教えてくれました。たとえば、わらぐつの中に何を入れれば温かくなるかなど…。(笑、オ・ジホの奴婢談義に記者も大うけ。奴婢の事なら、俳優オ・ジホへ!)もちろん演技的な部分も教えていただきました。(笑)

Q:オ・ジホさん(ムミョン役)、キム・ドンウクさん(ウンギ役)の魅力とユミさん自身はどちらがタイプ?
ユミ:お二人とも素晴らしい俳優で魅力的ですが…イニョプとして考えると、最初から愛した人がウンギで、彼と別れて離れていきますが、撮影していてもウンギに対しては何か棘のように心に突き刺さっていて、変貌していく彼が気の毒で助けてあげたくて…ウンギにはそんな気持ちで演じました。
(自分のタイプとしては)…二人を混ぜたタイプがいいのでは?(笑)1人は熱烈に自分を愛してくれ(ウンギ)、もう1人は自分を守ってくれる(ムミョン)。個人的には友だち関係のような人が好きなので、ウンギの方が近いかな?と思いながらもムミョンの方が好きですね。

Q:この作品に出た経験を踏まえて今後の抱負を教えてください。
ユミ:イニョプの役は自分が引っ張って行かなければならず、撮影も大変でしたが、それをわかって引き受けたので、それだけ自分にとって大きな意味のある作品となりました。プレッシャーも大きかったですが、こうして日本でも大きな反応をいただけたことが光栄で、これからも頑張ります。
(抱負は…)一生懸命頑張ります(笑)先日終わった「六龍が飛ぶ」も今撮影中の「マスター-ククスの神」という作品も「イニョプの道」で学んだ俳優としての立場や経験を生かして女優として一生懸命頑張ります。(KBSドラマ「マスター-ククスの神」は、ドラマ「野王」「レディプレジデント~大物」「銭の戦争」などの原作を描いたパク・イングォン画伯の漫画「ククスの神」を原作にした作品。チョン・ジョンミョン、チョン・ユミ、イ・サンヨプ、キム・ジェヨンらが出演。公開された4人の高校生の制服姿に注目が集まった)

イニョプ©ナビコンQ:今回の来日でやりたいことや楽しみにしていることは?
ユミ:もう今日帰らなきゃいけないんだけど…(笑、記者もびっくり) お弁当を食べました。日本のお弁当はとても美味しいです。納豆を買って帰るつもりです。昨夜日本に到着したんですが、雨も降っていましたが、どこにも行かないのはすごくもったいないと思いました。それで原宿と表参道を傘をさして歩きましたがとても良かったです。焼肉も食べました。おいしかったです

Q:これまでに視聴した韓国史劇、参考にした史劇を教えてください。
ユミ:たくさん視聴しましたが、イ・ビョンフン監督と撮った「トンイ」では本当に多くの勉強をさせていただきました。今もイ監督は新しい時代劇を撮ってらっしゃいます。(チン・セヨンがヒロインを務める「獄中花」の事でしょうね)

イニョプ©ナビコンQ:日本のファンと韓国のファンの違いは?
ユミ:「屋根部屋のプリンス」や「私たち結婚しました」などを通してファンが増えていることを感じます。言語も違いますし、なかなか直接交流をすることもできないじゃないですか。それなのに私を応援してくれることに本当に感謝しています。手作りのケーキやお菓子などを送ってくれるファンの方もいて、とてもありがたく思っているということを伝えたいです。

Q:ドラマ後半の見どころは?
ユミ:キャラクターがこれから変貌していきます。どのように変わっていくのか見ていただきたいですし、生きるか死ぬかという究極のところまでいきますからその点に注目してほしいです。

Q:イニョプを演じるうえで気を付けたところ、自分と似ているところは?
ユミ:イニョプという役は、両班から下女に落ちるので、肉体的な苦痛を受けるシーンが多かったです。裸足で歩いたり水に落ちたり家畜の餌を食べたりという極限のシーンを演じるたびにイニョプになっていきました。
自分もあまり怖いもの知らずで、旅行や運動も大好きで、強い女としての部分がイニョプに似ているかなと思います。

【フォトタイム】
記者からのポーズに終始笑顔で答えてポージングしてくれた。
表情豊かな写真はこちら⇒写真を見る

イニョプ■取材を終えて
取材会の後、すぐに韓国に戻るという弾丸来日にもかかわらず、終始笑顔でチャーミングな日本語も聞かせてくれた。オ・ジオからレクチャーを受けたという“奴婢トーク”では、記者たちを大いに笑わせてくれ、今後のドラマの抑えどころも話してくれたチョン・ユミ。「イニョプの道」と女優チョン・ユミの今後に大いに期待したい。

「イニョプの道」は、NHK BSプレミアムにて毎週日曜午後9時放送。5月29日(日)午後9時からは同局で、これまでのおさらいとこれからの見どころを紹介する「スペシャル番組」を放送するので、こちらもおたのしみに!

kandoratop【作品詳細】【「イニョプの道」を2倍楽しむ】

NHK「イニョプの道」番組公式サイト
 2015.4.3スタート 毎・日21:00- 初回は20:45分より