韓ドラ史劇で抜群の演技力とアクションでファンを魅了してきたチャン･ヒョクが、アクションを封印し新たな一面を見せた「客主」が、いよいよ明日4月4日（火）よりテレビ東京にて地上波初放送する！第1話～3話のあらすじと見どころをご紹介、DVDも好評リリース中で公式サイトで予告動画が公開されている。
【「客主」を2倍楽しむ】では舞台となった時代背景や放送に合わせて各話のあらすじと見どころ、豆知識などをまとめて紹介している。テレビ東京ではオリジナルの全41話は52話に編集して放送。以下のあらすじが多少前後する場合もあります。

■キャスト⇒相関図（テレ東番組公式サイト）
チョン･ボンサム 役：チャン･ヒョク
チョ･ソリン 役：ハン･チェア
ケトン＝メウォル 役：キム･ミンジョン
キル･ソゲ 役：ユ･オソン
チョン・ソレ(ソホン)役：パク・ウネ
シン・ソクチュ役：イ・ドクファ
チェ・ドリ役：イ・ダリョン
ソンドル役：チョン・テウ
チョ・ソンジュン役：キム・ミョンス
ソン・マンチ役：パク・サンミョン

■第1話
朝鮮王朝末期、千家客主は黒蟲（干しナマコ）の商いで知られる商団。主のチョン･オスと一行は3年ぶりに開かれる清との国境にある柵門市場へ向かう。ところがその道中、長雨で橋が流され険しい山道を通ることに。足を踏みはずした息子ボンサムを助けるためにオスが断崖から転落してしまい、生死不明のまま2日が過ぎる。責任を感じたボンサムは1人父を探しに行く。その頃、オスは牛皮の密売人チョ･ソンジュンに助けられていた。ボンサムは偶然ソンジュンたちで出会い、父オスと再会。柵門で商売したいソンジュンは客主に入れてほしいとオスに取引を持ちかける。不正を嫌うオスは相手にしないが、借金を抱える番頭のキル･サンムンは乗り気。必死でオスを説得するが…。
2016年4月に放送したTOKIOのバラエティ番組「ザ！鉄腕！DASH！！」（日テレ、日曜19時～）にも登場した干しナマコ。グロテスクな外見だが、コラーゲンやコンドロイチンを含み、ビタミンB、ビタミンE、鉄、亜鉛などのカルシウムを豊富に有し、別名「海の朝鮮人参」といわれるほどの栄養価の高い生き物。漢方薬としても重用され「黒いダイヤ」と呼ばれている。

■第2話
千家客主の一行は、チョ･ソンジュンたちを置き去りにして柵門へ向かう。一方、ソンジュンたちは悪名高いキム・ハクチュに助けられハクチュの一行として柵門市場へ。その頃、千家客主の一行の柵門市場へ入っていた。オスの娘ソレとボンサム、そしてサンムンの息子でソレと結婚の約束をしているソゲの3人は市場を見回わり商売の勉強。一方、オスはソンジュンと遭遇し商道を説く。そんな中、サンムンは換銭客主（高利貸し）キム･ハクチュンから借金返済を迫られる。黒蟲が売れたら返せるはずだったが、ハクチュンは裏で手を回し、黒蟲の価格を暴落させてしまう。追い詰められたサンムンに、ハクチュンはアヘンの密輸を持ちかける。仕方なくアヘンを預かってしまうサンムン。だがそこに、アヘン調査の税関長がやってくる。サンムンは千家客主を入手するためのハクチュンの罠だと気付くがすでに時遅く…。
ボンサムオスから自分たちで商いをしてみろと言われたボンサムたちはどんな商売をするのか？みごとな口上で物販するソゲを演じたのは「ペク・ドンス」「鉄の王キム・スロ」「Dr.JIN」などでメインキャストの少年時代を演じたパク・コンテ。ボンサムの少年時代は「華政(ファジョン)」でクボクの少年時代を演じたチョ・ヒョンド。
中国の明代末期からアヘン吸引の習慣が広まり、清代の1796年にアヘンが輸入禁止となる。以降19世紀に入ってからも何度となく禁止令が発せられたが、アヘンの密輸入は止まなかった。そこで、アヘンを販売した者、アヘンを吸った者は死罪という厳しい法律を作って対応していた。そうした状況下で仕掛けたハクチュンの罠だった。

■第3話
サンムンを信じるオスは、何か事情があるはずだと行商人の掟による裁きの場を設けてアヘンの出どころを明らかにしようとする。一方、ハクチュンと通じている清の税関長は、オスが黒幕だと言えとサンムンを脅す。いよいよ裁きの場。サンムンは六矣廛（ユギジョン）に入るために役人に渡す賄賂が必要となり、独断でアヘンに手を出したと告白。行商人の掟により、オスは涙を呑んでサンムンに死を命じる。サンムンの息子ソゲはそんなオスを許せない。サンムンは息子のソゲに「商売人の王である六矣廛の大行首になれ…」と遺言して死亡。
ハクチュンからサンムンの借金を返せと詰め寄られるオス。柵門で大損した分を取り戻そうと帰国を急ぐ一行だが、義州の禁門で今度はオスの荷物からアヘンが見つかり、全員捕えられてしまう。オスは解放を条件に役人に賄賂を渡すが、それを知ったハクチュンは役人を脅し、犯人処刑を命じさせる。オスはソゲが父の復讐にアヘンを入れたと知っていた。いよいよ処刑の時、オスの生き方に感銘を受けたソンジュンは知り合いを名乗ってオスに最後の水を飲ませる。そして、ソレには千家客主の再興を、ソゲにはソレを妻とし共にボンサムを支えろと、子供たちをソゲに託した。最後にボンサムには金の怖さを教え、勤勉と誠実を心掛け自由に生きろと言い遺した。
出典：ソウルナビキル・サンムンが望んだ“六矣廛（ユギジョン）”。これは独占権を持った商人たちの商店のことで、“紙、布、魚、線、綿紬、綿布”の6つを扱っていた。韓国ソウル市には朝鮮王朝時代の商業経済の遺跡を展示する「六矣廛博物館」がある。（鍾路区（チョンノグ） 鍾路2街（チョンノイーガ） 40 B１F 六矣廛ビル　B1）
ソゲ今回は、「朱蒙(チュモン)」「広開土太王」「雲が描いた月明り」のキム・スンス（オス役）、「海神(ヘシン)」「奇皇后」「銭の戦争」のイ・ウォンジョン（サンムン役）、そして名優たちに一歩も引けを取らない子役のパク・コンテ（ソゲ役）の熱演に涙腺決壊必至だ。ところで、上で紹介した遺言には続きがある。悪徳商人ハクチュンさえも感動させたその遺言とは？

◇テレビ東京「客主」番組公式サイト
　2017.04.04スタート　月～金8：15-9：11　地上波初放送
◇「客主」DVD公式サイト

【作品詳細】【「客主」を2倍楽しむ】