早くもひよっこロス!【ひよっこ】最終週視聴率は?魅力的なキャラをふり返る!見逃し配信

2017年09月30日15時20分ドラマ
©NHK

女優の有村架純がヒロインを務めたNHK連続テレビ小説「ひよっこ」が9月30日、全156話の最終回を放送した!早くも「ロス」が広がる「ひよっこ」最終週(第26週)「グッバイ、ナミダクン」をふり返ろう!NHKオンデマンドで見逃し配信している。
なお、「ひよっこ一週間」の放送時間が10月1日(日)[総合]午前11:08~11:28となるのでご注意を!

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■気になる視聴率
「ひよっこ」は朝ドラ脚本3作目となる岡田惠和の作品。これまでのヒロインの波乱の人生と成功を描いた「朝ドラ王道パターン」とは違って、平凡なヒロインを主人公に、悪人が登場しない心温まる作品だった。

丹念な日常描写は大いに好評を得たものの、派手さのない作風に少々物足りなさも感じられ、週平均視聴率はなかなか20%を超えられなかった。しかし物語が進むにつれて、これまで平凡な風景と流し見していた過去の各シーンが回想されると、その一コマ一コマが、大切な思い出の足跡だったと気づかされた。

視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)もヒロインのロマンスが始まったあたりから一気に数字を上げて、28日に放送した第154話では24.4%と自己最高の数字をたたき出した。最終回でいったいどんな数字を出したのか、発表のある週明けが楽しみだ。
※10月2日の発表によると、30日に放送最多最終回は、自己最高値の更新には至らなかったものの平均視聴率21.4%で有終の美を飾り、最終回まで全156話の平均視聴率は20.4%と20%の大台超えを達成した。

本作は、個性的なキャラクターの熱演も視聴者を虜にし、TwitterなとSNS上には放送終了を惜しむ声、感謝の声があふれ返り「ひよっこロス」が広がった。

ひよっこ25_5■みね子(有村架純)のロマンス
気になるヒロインのロマンスは最終回で婚姻届けへのサインもあり、みね子と秀俊(磯村勇斗)は晴れて夫婦に。
29日の人参を剥きながら秀俊の突然のプロポーズもステキだったし、みね子の「うん、結婚しよう」と答えた後の「大好きだよ」とほっぺにキスは飛び切り可愛かった。もちろん秀からも返しのほっぺキス。

みね子のカメラ目線の「大好きッ」や「ほっぺのキス」にやられた男性陣も多いはず。本作では出演陣のアドリブも多かったそうで、このほっぺにチューは有村のアドリブ。これには秀俊役の磯村もリアル胸キュン。

ちなみに二人のランチデートでは、とあるレストランで食べたカレーが懐かしいとみね子が言い出したが、店のコックはなんと乙女寮の食堂の和夫(陰山泰)で、懐かしい再会シーンもあった。

最終回ではみね子たちの担任先生(津田寛治)も登場し、ラストは幼馴染のみね子と時子(佐久間由衣)と三男(泉澤祐希)の幼馴染トークで楽しませてくれた。時子は女優として世津子(菅野美穂)との共演も果たした。三男はさおり(伊藤紗莉)を連れて故郷へ。そこで母きよ(柴田理恵)と兄嫁・たか子(佐藤仁美)、沙織の並んだ姿に恐れをなした。
みね子の「頑張ろうね」の後の幼馴染たちのポーズは三男のアドリブだそうだ。

では、気になるその他のキャラクターについても紹介しよう。

ひよっこ26_5■谷田部家と奥茨城の人びと
花畑で谷田部家を変えると決心した実(沢村一樹)たちは、みね子を故郷に呼び寄せ、「今月から仕送りはいらない。自分のために使え。今後どうするかも自分で決めろ」と。家族みんなから礼を言われたみね子は、ひとり花畑に頭を下げて家族のことを頼んだ。

その後、ちよ子(宮原和)が応募したNHKテレビ番組「家族みんなで歌合戦」に、家族全員で出場することに。当日は、実がカメラ目線で「世界一の自慢の家族」と紹介した後「涙くんさよなら」を合唱。
その帰りに家族そろってすずふり亭で、憧れのハヤシライスをご馳走になった。ここで秀俊が男らしく結婚の許可を取りつけ、感激した宗男(峯田和伸)が「悲しい出来事に幸せな出会いが勝ったんだ」とうれし泣きしながら名言を吐いた。また、実は「重箱」を預けていたことを思い出し、無くした希望の糸口をつかんだ様子。

奥茨城のみんなも元気で、バスの車掌をしていた二郎(松尾諭)は村長に立候補していた。

■すずふり亭
秀俊と(磯村勇斗)と元治(やついいちろう)考案の新メニュー「スコッチエッグ」は新メニューに加わり、みね子デザインの新制服はみんなの愚痴や八つ当たりを一手に引き受けたイチコカラーのブルー。
鈴子(宮本信子)と省吾(佐々木蔵之介)は由香(島崎遥香)とも家族の絆を取り戻し、省吾は新妻・愛子(和久井映見)と幸せそう。

■あかね荘の人びと
祐二(浅香航大)と啓輔(岡山天音)は、漫画「未来のタヌキ型ロボット‼ミネッコ=145(ヒヨッコ)」が大ヒットし売れっ子漫画家になった。もちろん主人公はみね子で、本人公認!

愛子(和久井)は省吾と結婚してあかね荘を出て行った。早苗(シシド・カフカ)も運命の人・龍二が迎えに来て、二人でサンフランシスコへ。龍二役は、ロックバンドのTHE COLLECTORSの古市コータロー。Twitterでは「早苗さん」「コータローさん」がトレンドに上がった。

世津子(菅野美穂)は女優の仕事を再開するも、いましばらくはあかね荘で暮らしたいと富(白石加代子)と仲良く女子トークに花を咲かせている。

■あかね坂商店街
吾郎(光石研)と安江(生田智子)は養女・茜を迎えた。心細そうな茜をヤスハル(古舘佑太郎)が「きっと親子になれる」と優しく声を掛けてやり、その様子を見ていた一郎(三宅裕司)が感涙。

■安部米店
三男に猛アタックしていたさおり(伊藤紗莉)は、父・善三(斉藤暁)との仲直りを条件に三男の恋人になれた。

hiyokko■元向島電機の乙女たち
定期的に集合して親交を温める乙女たちに優子(八木優希)から妊娠のしらせが!幸子(小島藤子)の提案で、みんなで秋田に激励に行くことに。澄子(松本穂香)は呼び寄せた祖母が結局故郷に帰ってしまったが、豊子(藤野涼子)の提案で二人であかね荘で暮らすことになった。

主人公はもちろんここで書ききれないほど、どのキャラクターも魅力的だった本作。脚本家の岡田は有村架純のあて書きで本作を書いたといい、早くも今度は有村が母親役にした作品を書きたいとコメントしている。だが、その前にぜひとも個性的なキャラクターを主人公にしたスピンオフを書いてほしいものだ。

次週10月2日からは「わろてんか」を放送。

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