玉木宏、我が子殺して鬼になる!?「鬼畜」松本清張ドラマスペシャルをXmasイブに放送!予告動画

愛人・菊代(木村多江)に3人も子を産ませた宗吉(玉木宏)は、菊代が姿を消して子を引き取ったが正妻・梅子(常盤貴子)は子に憎悪を向ける!気弱な宗吉は梅子に何も言えず仕方なく子どもを一人ずつ処分する…テレビ朝日24日(日)夜9時より松本清張ドラマスペシャル「鬼畜」を放送。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
没後25年経ってもなお松本清張の人気は衰えない。毎年、何本かは松本清張作品がドラマ化、リブート化されている。今年は武井咲主演で「黒革の手帖」(テレビ朝日)がドラマ化された。
原作は1957(昭和32)年に「別冊文藝春秋」で連載された小説で、事実に基づいて書かれた再フィクションである。1978年、緒形拳×岩下志麻で映画化(松竹)、2002年にはビートたけし×黒木瞳でドラマ化(日本テレビ)されている。
それにしてもテレビ朝日もクリスマスイヴにすごいドラマを放送するもんだ。もっとも、裏(TBS)では「陸王」の最終回。これだけ強敵がいるのでは、ちょっとやそっとのものでは視聴率は奪えない。しかも主演が玉木宏、常盤貴子、木村多江と豪華キャストが揃っている。
注目したいのは玉木宏が極悪非道な父親を演じている点。悪役を演じるのは映画『MW』(2009)以来ではないだろうか。玉木宏は人間の心の弱さ、そして狂気を演じている。松本清張作品への出演は「砂の器」(2011、テレビ朝日)以来2度目となる玉木宏。善良な男がどうやって人の道を外れたのか…今までとは違う玉木宏に期待したい。
■あらすじ
小さいながらも印刷所を営む宗吉(玉木宏)は、妻・梅子(常盤貴子)と幸せな日常を送っていた。新しい機械を導入し経営も順調だった矢先、もらい火で印刷所も全焼。そんな大変な時に宗吉は愛人・菊代(木村多江)のもとへ行っていた。
実は6年も前から菊代を囲っていた宗吉。2人の間には3人の子どもまでもうけていた。火災で保険金が出たもののたいした額ではなく、印刷所も再開したが経営は苦しかった。そのため菊代へ渡す仕送りが滞るようになる。
とうとう菊代は子どもを連れて宗吉のもとへやってきた。そこで菊代と初対面する梅子。さらに菊代は子どもを置いてどこかへ行ってしまった。宗吉は残されたこを仕方なく引き取ったが、梅子は「一切面倒はみない」と子育てを放棄し、子どもたちに憎悪を向けた。
仕方なく宗吉は子どもを一人ずつ…
テレビ朝日12月24日(日)夜9時より「松本清張ドラマスペシャル『鬼畜』」を放送。原作:松本清張。出演:玉木宏/常盤貴子/木村多江/余貴美子/南岐佐(子役)/稲谷実恩(子役)/今中陸人(子役)/前田亜季/近藤芳正/羽場裕一/平泉成/柳葉敏郎/橋爪功ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
◇テレビ朝日 松本清張ドラマスペシャル「鬼畜」番組公式サイト