イ・ソンとイソン!「仮面の王 イ・ソン」第2話あらすじと見どころ、豆知識、場面写真!予告動画
揚水庁の全権を握ったテモクは水の価格を自在に操って秘密結社・辺首会(ピョンスかい)の資金源を確保し、次に朝鮮の全権を握るために世子を狙っていた!一方、王は世子を自分のような傀儡王にしないために、世子の顔を誰にも見せないよう仮面をつけて育て、偽の世子を仕立てようと計画したが…ユ・スンホ×キム・ソヒョン×キム・ミョンス/エルの韓国時代劇「仮面の王 イ・ソン」(全20話)第2話あらすじと見どころ、豆知識をご紹介!予告動画は番組公式サイトで公開中。
(※NHKBSプレミアムにて2018.04.15-08.26放送時に紹介したものです。)
【「仮面の王 イ・ソン」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレあり、なしのあらすじと見どころ、時代背景や主人公のモデル、メインキャスト3人が来日した取材会の再現レポートや、直前SPの内容を詳しくまとめているので視聴の参考にどうぞ。
※以下、視聴前にあらすじを読んでも楽しめるよう工夫していますが、気になる方は見どころ・豆知識を先に読んで、あらすじは確認用、見逃した時の参考用としてください。
■第2話
辺首会の目論みを知らない世子イ・ソンは仮面を外して王宮を抜け出し、素顔で市民を装っていたが、井戸の水を巡って騒ぎを起こしてしまい、危ういところを良家の娘ガウンに助けられる。
ガウンはどんな方法で世子イ・ソンを助けるのか?ここで世子が頭からかぶっているのは「チャンオッ(長服)」または、「チャンイ(長衣)」と呼ばれる外套。儒教の影響で上流階級の女性は外出も制限があり、外出の際にはこの外套を頭からすっぽりかぶっていた。詳しくは、「オクニョ」16話で解説。ここで世子がガウンにとんでもない質問をするのでお聴き逃しなく。
仮面の秘密を探るため学者ウ・ボに会いに行こうとしていた世子は、ガウンがウ・ボの弟子だと知り、書籍売りの「チョンス」と名乗る。さらに出会ったもう1人の弟子は、世子が騒動を起こした時の貧しい水売りの青年。彼は勉学に勤しみ、ウ・ボが天才というほど。しかし彼の父は貧しい者が勉強しても使いようがないと考えていた。
世子がウ・ボに持ってきた書籍『職方外紀』は1623年に中国の杭州で書かれた大航海時代の地球見聞録。著者はジュリオ・アレーニという宣教師で、クリスチャン官僚の楊廷筠が文章を整理した。詳細:Amazonで。
ガウンに連れられてウ・ボの家に案内されるが、世子はその暮らしぶりから疑いの眼。2人なり、世子が仮面をつけている理由を知っているかと聞くと、知っているとウ・ボ。しかし、答えの代わりに、辺首会を知っているかと質問で返す。さらに、「今年の降水量が去年の2倍なのに、なぜ井戸に水がないのか。その答えと引き換えに理由を教える」と告げる。
答えが見つかるまでガウンの家に世話になると言い出した世子に、水売りの青年が礼儀知らずだと怒り出し、二人はそのまま取っ組み合いの喧嘩。しかし、青年の名が「イソン」だと知り、驚いて喧嘩をやめる。
ユ・スンホが演じる世子は“李(イ)”が名字で“煊(ソン)”が名前。一方キム・ミョンスは身分が低いので名字がない。“異線(イソン)”はガウンがつけてくれた名前。異線にどんな意味が込められているのか?アーティスト竹内まりや名曲「喧嘩をやめて~♪」とガウンが止めた後、美しい蛍の飛び交うシーンに切ない三角関係の予感が…。
「学ぶことで成長できると思うと胸が高鳴る」と熱く語るイソンに興味を持つ世子。そんな中イソンの母が産気づく。しかし井戸が閉じられ水がない。揚水庁でしか水が入手できないと初めて知った世子はガウンと一緒に揚水庁へ。世子の友人だから水をよこせというが見張りに相手にしてもらえない。
イソンの父が現れて見張り番に賄賂を渡して水を盗んでいく。それをウジェとファグン親子が目撃。
ガウンやイソンと打ち解けた世子が、「人と仲良くするのがこんなに楽しいとは」と感慨深げにいう一言に、これまで仮面をつけて孤独に生きて来た世子を思うと胸が痛む。
何とかイソンの母は女児を出産しコムルと名付けられる。ウ・ボは水を盗んだことがどうにも気がかり。
一方、世子が消えたことで王は、偽物の世子の準備を急ぐがうまくいかない。そこで世子の師友チョンウンに世子の捜索を命じる。共に学んだとはいえ、チョンウンとて世子の顔は知らない、声だけが頼り。その時揚水庁の前で騒いでいた青年の声が気になり、様子を見に行く。
仮面の秘密を早く知りたい世子はウ・ボをせっつく。ウ・ボは逆鱗という言葉を使って仮面の秘密を明かし、温室育ちの世子に民は守れない、また仮面をつけておとなしく帰れと言い放つ。
©2017MBC懲りない世子は、ガウンの父で漢城府の役人ハン・ギュホに挨拶し、ちゃっかり居候を決め込む。その夜、ガウンが自分と同じく真の自由を求める女性と分りますます惹かれ、婚約者がいるのか確かめる。
“逆鱗”とは竜の顎に出る髭。これと仮面がどう関係しているのか?ウ・ボの言葉をお聴き逃しなく。そして世子はその言葉にどう答えるのか?
ところでガウンは世子になんと言ったのか?美しく、聡明で、価値観も近く、家柄も申し分ない。これは「惚れてまうやろー!」
一方、宗廟にいる仮面の世子が偽物だと睨んだファグンは祖父テモクにそれを伝える。テモクは護衛武士ゴンを使って今仮面をつけている世子が偽物だと確信し、王より先に世子を見つけて連行するよう命じる。ところが、ファグンはこっそり先に自分に知らせるようゴンに言いつけ、揚水庁長官チョ・テホには水泥棒を今すぐ捕まえるよう唆す。
未明、イソンの父が水泥棒として揚水庁に連行され腕が切り落とされることに。ガウンの父ハン・ギュホに助けを求めに来たイソン。しかし、都を管理する漢城府と言えども自立裁判権がある揚水庁に関与できない。ところが「法より善が先だ」という世子の言葉に胸を打たれたギュホは一計を案じる。盗んだものは水だが場所は漢城府の管轄だとイソンの父を連行するが、テホは納得しない。
ついに世子を見つけたチョンウンは世子を連れ戻そうとするが、民を守りたいという世子の言葉に打たれ、仮面をつけた世子と共に漢城府に現れる。世子はその威光でイソンの父を釈放させ満足気。世子の裁きに感動した下っ端役人パク・ムハは、揚水庁水路工事の書類を世子の元へ持参する。これこそがウ・ボの問いの答えかもしれないと考えた世子は、この捜査をハン・ギュホとムハに命じる書置きを残してまた姿を消す。
ウ・ボが言う温室育ちの世子の大岡裁き。果たしてこれが辺首会に通じるのか?そして揚水庁の水路工事にいったいどんな秘密が隠されているのか?
再び逃げ出した世子を見つけたファグンは、世子とガウンの親し気な様子に嫉妬する。イソンは釈放された父を背負い家路につくが…。
■キャスト⇒(相関図)NHK番組サイト
世子イ・ソン役:ユ・スンホ
ハン・カウン役:キム・ソヒョン
イソン役:エル(キム・ミョンス)
キム・ファグン役:ユン・ソヒ
テモク役:ホ・ジュノ
ウボ役:パク・チョルミン
中殿(のちに大妃)役:キム・ソンギョン
◇NHK「仮面の王 イ・ソン」番組公式サイト
2019.11.23-2020.04.10 土08:30-09:30 再放送
2018.04.15-08.26 日21:00-22:00 NHKBSプレミアム
2018.04.08直前スペシャル放送
◇Youtube予告動画
【作品詳細】【「仮面の王 イ・ソン」を2倍楽しむ】