【韓ドラコラム:褓負商と笠】「仮面の王」ユ・スンホと「客主」チャン・ヒョクは同業者!
ユ・スンホ、キム・ソヒョン、キム・ミョンス(エル/INFINITE)で贈る、韓国ロマンチック史劇「仮面の王 イ・ソン」!第5話(原作10話)で世子ソンが辺首会と戦う力をつけるために褓負商(ポブサン)という仕事に就いた!今回は、この仕事についてご紹介しよう。
※「仮面の王 イ・ソン」は、朝鮮全土の水を私有化する影の組織“辺首会”が富と権力を握っていた時代に、強大な組織に対峙し、民衆のために戦う世子イ・ソンの愛と死闘を描いた壮大な歴史ドラマ。
一方、「客主」は、チャン・ヒョク主演最新作で贈る、朝鮮全土を駆け抜ける商人と運命に呼び寄せられた二人の女性の数奇なロマンス史劇。
褓負商とは行商人のこと。但し、個々人で活動するのではなくて組織で活動する。朝鮮全土につながり全組織員は30万人を超える。
チャン・ヒョク主演「客主」やイ・ジェリョン主演「商道-サンド-」はこの褓負商の成功記なのだ。
「仮面の王」では、打倒辺首会を誓った世子ソンに師ウ・ボは「巨大組織の辺首会に立ち向かうためには、褓負商たちの信頼を得て30万の組織がもつ圧倒的な情報網を使え!」と教えた。第5話では、世子が褓負商の下っ端として働き始めた早々、誰も思いつかないようなアイデアでさっそく仲間たちから信頼を得たエピソードが描かれた。
褓負商の元々の起源は三国時代に農業生産者 · 家内手工業者などと消費者の間の物々交換を媒介した行商人がその原型であるとも言われている。褓負商が組織として活動するようになったのは14世紀後半、朝鮮王朝に入ってから。風呂敷包を背負って各地の市場を行商することから、王朝を建国した李成桂(太祖)が命名した。彼らは、平常は商いをするが、有事には運糧、偵察、通信などの軍務にも献身したといわれている。
ちなみに組織の祖として歴史に名を残しているのは白達元(ペク・タロン)という人物。朝鮮建国のドラマを描いた「六龍が飛ぶ」最終回に登場する。
「客主」より:Licensed by KBS Media Ltd.
(C)2015 KBS All rights reserved褓負商が登場するドラマで必ず見られるのが白い玉が2つ乗っかっている笠だ。かつて彼らが行商する際に怪我の応急手当て用の綿、または握り飯を笠に乗っけていた名残で、褓負商としてのマークでもある。
※褓負商の期限や白達元については【「客主」時代背景③】で詳しく解説しているので参照されたい。
「仮面の王 イ・ソン」©2017MBCさあ、いよいよ第6話では世子(ユ・スンホ)とガウン/カウン(キム・ソヒョン)の再会と胸キュンの馬の2人乗りシーンも描かれる。また、偽の王イソン(エル/キム・ミョンス)の苦悩も描かれるのでお楽しみに。
【「仮面の王」を2倍楽しむ】では、ドラマの見どころと時代背景やドラマ視聴に役立つ豆知識を紹介している。また、放送にあわせて各話の詳しいあらすじと見どころを場面写真と一緒に紹介している。
◇NHKBSプレミアム「仮面の王 イ・ソン」番組公式サイト
2018.04.15スタート 日21:00-
【作品詳細】【「仮面の王 イ・ソン」を2倍楽しむ】