【レポート】『アンクル・ドリュー』10/16開催 公開記念トークショーで映画×NBAの魅力を徹底解説!

2018年10月17日10時42分映画

『アンクル・ドリュー』が11月9日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国公開するのに先駆けて10月16日(火)夜6時30分から東京・一橋ホールにて、ドキュメンタリー映画監督の松江哲明監督、HIPHOPサイト「Amebreak」編集長伊藤雄介、そしてMCとして音楽ライター渡辺志保を迎えて公開記念トークショーが開催公開された!映画公式サイトに予告動画が公開されている。

映画『アンクル・ドリュー』は、2012年、アメリカ本国のペプシコーラが制作した一本のCMから誕生した。⇒映画詳細

『アンクル・ドリュー』公開記念トークショー
■日時:10月16日(火)18:30~
■会場:一ツ橋ホール(千代田区一ツ橋2丁目6−2日本教育会館3F)
■登壇者:松江哲明(映画監督), 伊藤雄介(Amebreak 編集長)、渡辺志保(映画ライター)


映画上映前の本作への期待が高まる会場に登壇した松江監督、伊藤、渡辺の3人。本作を観た感想を松江監督は「自宅でこの映画を観ていたら、3才の息子もずっとゲラゲラ笑って見ていましたね。僕がこの映画を観ていて思ったのは『ブルース・ブラザーズ』。珍道中感と、凄い人が力を隠して生きていて、それを発揮するというところが似ているなと思いました」と往年のコメディ映画を彷彿とさせるとのこと。対してNBAに精通する伊藤は「僕はNBA選手として主演カイリー・アービングのことを知っていて、元になったCMも観ていた。映画化される話を聞いて『いつ日本で公開されるんだ!』とモヤモヤしていたので、今は嬉しい限りです」とバスケファンらしい胸の内を明かした。

新旧NBA選手が特殊メイクを施して老人役を演じているという前情報無しで本作を鑑賞したという松江監督は「すごい爺さん達だな!と思って観ていて」と老人役のリアルさに驚きつつも賞賛し、また「物語がすごく強くて。後半になるにつれて”お爺ちゃん達がプレーで引っ張る”という見せ場だけでなく、芝居の面でもすごく良いセリフを言ってるんですよね。イーストウッド監督の『グラン・トリノ』のような、色んな人生経験を積んだ人が、若者と世代間のコミュニケーションを作っていくというか」とバスケスキルだけでなく、ストーリーの深みについても語った。

本作の見どころを「メインキャストが現役、そして歴史に残る名選手揃いなので、プレーがガチなところにまずは圧倒される」と指摘する伊藤は、カイリーのバスケ選手としての魅力を「まだ20代の若い選手なんですけど、僕がNBAを観てきたなかで史上最高にドリブルが上手いんです。レイアップっていうシュートがあって、スラムダンクでいうと”庶民シュート”ですね、これも多分史上最高に上手い。もの凄い特殊技能を持っている華がある選手」と分析。他の元NBA選手についても「レジー・ミラーは歴史に残るシューターで、3ポイントシュートがめっちゃ入ることと勝負強いのが有名。シャキール・オニールはガタイの大きさを生かした、勢いでグイグイ押すようなプレイスタイル。2人とも映画の中でも同じでしたね」と実際のプレイスタイルと劇中のプレイスタイルがリンクする映画の設定を解説し、「シュートフォームが現役時代と完全に同じでしたね」とバスケ好きには堪らない注目ポイントを明かした。

最後に松江監督が「”お爺ちゃんがバスケをして凄い!”っていうこの映画の仕掛けは、キャストとポスターを見た地点で観客にすり込まれていて、もちろんその期待に対してこの映画は応えています。ただ、他にもベースとなる物語をすごく作り込んでいて、元ネタのCMを見たことない、バスケを詳しくないという人も確実にこれは面白いと感じると思います」と本作に太鼓判を押し、トークイベントは大盛り上がりのなか終了した。

11月9日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国公開
監督:チャールズ・ストーン三世 「ドラムライン」
出演:カイリー・アービング、シャキール・オニール、レジー・ミラー、リルレル・ハウリー「ゲット・アウト」、ティファニー・ハディッシュ「Girls Trip(原題)」
配給・宣伝:REGENTS 2018/アメリカ/英語/103 分/ドルビーサラウンド/カラー/アメリカンビスタ/
原題:UNCLE DREW
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