韓国ドラマ「魔女の法廷」最終回考:ドラマでも#MeToo運動?胸のすくドラマの結末は?予告動画
チョン・リョウォン×ユン・ヒョンミンの新感覚リーガル・プリンセス・ラブコメディ「魔女の法廷」(全16話)は、女性の性被害を描いたリーガルドラマだが、視聴後の感想は何ともスカッとさわやか!そんなドラマの視聴後の感想と、最終回を見逃した方のために胸のすく結末と、イドゥムとジヌクの恋の結末を詳しくご紹介!公式サイトで予告動画が公開されている。
「魔女の法廷」は、韓国で最高視聴率14.3%!KBS 演技大賞4 冠を達成したリーガルドラマ。因縁で結ばれた2人の検事が巨悪に立ち向かう、韓国ではじめて「女性児童性犯罪事件」に焦点を置いて描いている。
【「魔女の法廷」を2倍楽しむ】には、各話の詳しいあらすじと見どころが、スペシャル動画やインタビュー、イベントレポートと一緒にまとめている。
■ヒロイン、イドゥムも上げた#MeTooの声!
2017年秋、ハリウッドでの告発に端を発して世界中に広まった#MeToo運動(性被害を訴える運動)。それは韓国でも大きなうねりを巻き起こし、今も多くの裁判が進行中だ。「魔女の法廷」は、まさにそんな中放送されたドラマだった。
劇中様々な児童・女性被害の事件を取り上げながら、ドラマの核となっているのは失踪したイドゥム(チョン・リョウォン)の母捜し。彼女が検事を目指したのも母を探すため。
ところが、サイコパスな財閥御曹司が起こした事件をきっかけに、母の失踪の陰に市長ガプスの存在があったことを知る。同時に好意を持ち始めたジヌクの母親もそれに絡んでいると知ってしまう。ここではイドゥム以上に正義の検事ジヌク(ユン・ヒョンミン)の苦悩が大きい。そのころには彼もまたイドゥムに好意を持ち始めていたのだから…。それでも、ジヌクは母に罪を問い真実を話すよう説得し、イドゥムを助けて最終回ではみごとガプスを法廷に引きずり出した。
全16話の中で取り上げた事件たちはデリケートな問題ばかりだけに、一刀両断に決着とはいかなかった。女性教授に性的被害を訴えられた男子大学生は、教授の被害供述を覆すために自らの性的マイノリティを明かすしかなかったし、卑劣な盗撮犯を法で罰するためにイドゥムは盗み撮りされた自身の映像を法廷で流すしかなかった。まさにイドゥムも「#MeToo」の声を上げたのだ。どの事件もやりきれない結末ではあったが、そうした事件に向き合うイドゥムとジヌクの成長ぶりと二人のロマンスが何とも爽やかで、ドラマ視聴後の感想は何ともスッキリとしたサイダーのような結末だった。
さあ、そんな展開の中、最終回はどのような結末だったのか?ここから先は最終回のネタバレになるのでご注意を!
■最終回ネタバレ
イドゥムとジヌクが現れ自殺できなかったガプスは、法廷に引きずり出された。最後まで悪びれずに自身の身勝手な正義を訴えたガプスに下ったのは死刑!
1年後、刑務所では赤い番号の着いた囚人服(「被告人」第2話参照)に身を包んだガプスが刑の執行を待ってみじめに過ごしていた。
イドゥムは元気になった母と楽しく過ごし、パク・フンスはヤメ検弁護士となったようで、同じくヤメ検になったオ元検事部長の法律事務所の宣伝用のウェットティッシュ配り。ク&ソン事務官夫婦には赤ん坊も誕生して幸せそう。ミン・ジスクは特検で名を上げて法律事務所は大流行り。チャン検事は優秀人権検事賞を受賞し、新米のソ検事は反省を知らない被告人に無期懲役を求刑しすっかり検事らしく。
そしてイドゥムはキャリア採用で検事に復活し、再びジヌクの隣席にやって来た。ぶっきらぼうに渡された腕時計のお礼にマンションでお酒を飲むことにしたジヌク。ビールを一気飲みしてついに「イドゥムの心を受けいれる準備をした」と、キス!最後まで行くことを期待していたイドゥムは、かつての自分と同じ格好でそのまま酔いつぶれてしまったジヌクにあきれながら「食い逃げするつもり?」と憤慨。翌朝、馴れ馴れしいジヌクに、かつて彼にやられたように素っ気なく対応するイドゥム。全く立場逆転となったが、そこは元精神科医。イドゥム化したジヌクにとってつれない態度の彼女も“キヨウォ(かわいい)”!二人は公私ともに最高のパートナーになった。
本作で主役を演じたライジングスターのユン・ヒョンミンとガールクラッシュな女優チョン・リョウォンは現実でもベストカップル賞を受賞した。
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