北方の死神将軍から高句麗の太王に!「広開土太王」第91-最終回あらすじと見どころ:新皇帝~最後の戦い!BS-TBS
多くの忠臣たちの犠牲のもと、長く続いた後燕との戦いにやっと決着が…18歳で即位し、一代にして高句麗の領土を飛躍的に広げ、対外的にも目覚ましく発展させたタムドクの半生を描いた「広開土太王」は、最終回でどのような結末を描くのか?「BS-TBSで放送中のイ・テゴン主演「広開土太王」2月19日(火)第91話~第92話(最終回)のあらすじと見どころをご紹介、番組公式サイトにて予告動画が公開されている。
※2月21日(木)からは、朝鮮王朝第19代王・粛宗の側室で、後の第21代王・英祖の母となった実在の女性トンイの物語「トンイ」を放送。
【「広開土太王」を2倍楽しむ】では各話の詳しいあらすじと見どころ・豆知識、半島の地図や時代背景などをまとめて紹介している。
■キャスト
タムドク役/イ・テゴン…「神様、お願い」「淵蓋蘇文 ヨンゲソムン」
コウン役/キム・スンス…「朱蒙〔チュモン〕」「ガラスの城」
慕容宝(ぼようほう)役/イム・ホ…「大祚榮 テジョヨン」「善徳女王」
トヨン役/オ・ジウン…「怪しい三兄弟」「笑ってトンヘ 」
ヨンサルタ役/ホン・ギョンイン…「善徳女王」「プランダン 不汗党」
ヤギョン役/イ・イネ…「千秋太后[チョンチュテフ]」「ファン・ジニ」
ソルチ役/キム・ジョンファ…「風の国」「1%の奇跡」
■第91話:新皇帝
馮跋は、このままでは後燕の明日はないと、慕容雲に皇帝の座に就くように説得する。迷う慕容雲だが、後燕のためにはこれしかない、と玉座に就くことを決心する。そこでなんとか説得して慕容煕を退位させようとするが、馮跋が矢を放って慕容煕を殺害し、慕容雲を後燕の新たな皇帝として擁立する。即位した慕容雲は、北魏と同盟を結んでタムドクのいる幽州に進軍する。しかし、これこそがタムドクの狙いだった。タムドクは幽州に大軍がいるように見せかけ、後燕と北魏の連合軍を引きつけた上で、後燕の首都・龍城を陥落させる。
こう着する決戦で、またしてもタムドクの見事な作戦が功を奏する。果たして、タムドクはにわか仕立ての大軍をどのようにして仕立て上げるのか?
ところで、ついに殺害されてしまう慕容煕だが、途中ちょっぴり聖君らしい場面も登場したが、史実に残る慕容煕に良い評判は見つからない。ドラマ同様、腹違いの慕容宝の妻子を惨殺し、自分は美人姉妹(苻氏)に現をぬかし、贅沢三昧で国庫を傾かせ、苻氏が死ぬと滅茶苦茶な法令を出して、とうとう馮跋に殺害されてしまう…ドラマの方がまだ救いがあるかも。
■第92話(最終回):最後の戦い
その善政が幽州の民たちの心を開き、タムドクは民たちの協力の下、彼らを高句麗兵に変装させたのだった。タムドクの作戦に引っかかった後燕と北魏の連合軍は幽州に誘引されるが、兵はいない。その頃タムドクは水路を使って龍城へ。龍城の奪回を目指して猛攻を加える後燕と北魏の連合軍。この戦を終えるのは、慕容雲ら指揮部隊を捕えること。タムドクは、攻城戦に気を取られる間、高句麗軍に後方を奇襲させ、慕容雲を山中に追い込む。ついにタムドクと慕容雲が対峙する。あくまでも片方が死ぬまで決着はつかないと言い張る慕容雲。1対1の戦いが始まる。若くから戦場で“北方の死神将軍”と恐れられたタムドクに、慕容雲が敵うはずはない。タムドクの絞り出すような言葉と剣の前に、ついに慕容雲が跪く。だが、タムドクは慕容雲を高句麗の血を引く者として後燕の王に就け、西暦407年、悪縁を終わらせる。
新羅、百済、マルガル、碑麗、倭国、そして後燕までもその配下に収めたタムドクは、高句麗の太王となった。
歴史上の実在の人物を描く史劇は、結末がわかっているだけに、如何に登場人物を魅力的に描くかにドラマの成否がかかっている。その意味では、「太王四神記」でペ・ヨンジュンのイメージが強かったタムドクを、イ・テゴンが見事に払拭し、史実に近いタムドク像を描き出した。他にも、ファンフェ、ヨンサルタ、ヨソッケと言った魅力的なキャストがどっさり。そして、そんな中特に注目したのは、慕容雲(コウン)を演じたキム・スンス。始まりはタムドクの親友として、そしてたった一つの誤解からタムドクを宿敵として憎み続ける悲哀を、全編通して見事に演じていた。最終回でも、タムドクの言葉に、憎しみが薄れていく表情の変化は絶品!どうぞお見逃しのないように。
◇BS-TBS「広開土太王」番組サイト
2018.10.04-0219.02.20 月~金13:00-13:55
◇Youtube「広開土太王」予告動画
【作品詳細】【「広開土太王」を2倍楽しむ】