「不滅の恋人」第2話あらすじと見どころ:最悪の出会い!ユン・シユン×チュ・サンウク撃毬対決!豆知識:撃毬
イ・フィが、幼くして死んだ見習い女官ヨンを偲んで投げた白い菊の花に向けて矢を放ったイ・ガン!第2話はイ・フィとチャヒョンの出会いやイ・フィとイ・ガンが激突する撃毬対決など見どころ満載!NHK総合で放送の韓国ロマンス時代劇「不滅の恋人(大君~愛を描く~」(全20話)第2話のあらすじと見どころ、豆知識をご紹介、番組サイトでユン・シユンとチン・セヨンのコメント動画と予告動画が公開されている。
(※NHKBSプレミアムにて2019.03.03-07.14放送時に紹介したものです。)
以下、詳しいあらすじを知りたくない方は見どころをご覧になり、あらすじは視聴後の確認用にどうぞ。また【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】には、時代背景や実在の人物紹介、取材会や直前番組の再現レポートなどまとめている。
■第2話
イ・ガン(チュ・サンウク)とイ・フィ(ユン・シユン)は青年になり、2人の兄イ・ヒャン(ソン・ジェヒ)が国王になっていた。朝廷の重臣の娘チャヒョン(チン・セヨン)は、絵を描くことが大好きなおてんば娘。花嫁修業を抜け出して行った店で、ずっと欲しかった貴重な青色の顔料を見つけるが、売るのを拒む店主ともみ合いになり、顔料をこぼしてしまい、法外な弁償を要求されてしまう。ちょうど来合わせたイ・フィにより急場をしのぐことができるが、イ・フィの非礼な態度にジャギョンはお礼もそこそこに謝れと憤慨し、喧嘩になってしまう。
花嫁修業に乗り付ける籠の豪華さで娘たちの家の裕福さが見てとれる。もちろんチャヒョンの籠は豪華。だが、その中のチャヒョンは…?籠の中から花嫁修業の最中まで、かつて見たことのないような女優チン・セヨンの姿が見られるのでお見逃しなく。ところでチャヒョンは濃い青色の顔料で何を描きたかったのか?さあ、イ・フィはどんな態度でチャヒョンを救い、なんと名乗ったのか?最悪の出会いだが、演じたチン・セヨンは、きっとこの時二人は「ひと目で恋に落ちた」とNHK取材会でふり返っている(詳細は再現レポ後半で)。2人が恋に気づくのは?
ナギョムとソルファはチャヒョンの友人。ナギョムはすでにイ・ガンの元に嫁ぐことが決まっていた。ソルファは、どうせ嫁ぐなら王様の方がいいのにというものの、力のない王の後妻はまっぴらと、散々な言いよう。ナギョムは「今より将来が重要」と、勇猛果敢な噂のイ・ガンの将来性に賭けていた。そんなイ・ガンは伯父であるヤンアン大君の期待通りに欲望が沸き立つ強烈で激しい性格の青年に成長していた。
ソルファはナギョムのことを「姉を差し置いて嫁ぐ」と言ったが、モデルになったのは後の貞熹王后・尹氏。【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】、「姉を出し抜いて嫁いだナギョムは、女性で初めて国政を治めた貞熹王后? 」で詳しく紹介している。
その頃朝鮮は北では女真族の侵攻、南では海賊の襲来で危機に瀕していた。そんな不安な国政の中、朝廷では病弱な王に後継ぎがないことを問題視。左議政キム・チュは、一日も早く王妃を迎えてお世継ぎを得るべきと訴え、世弟を立てるべきという右議政パク・ブギョンらと対立ししていた。チャヒョンの父ソン・オクは、王妃を迎えることが先決とキム・チュの意見に賛同。パク・ブギョンらは、キム・チュの娘・側室ヒョ嬪が病弱で実家静養をしているこの機に、世弟冊封に持ち込もうと考えていた。
ソン・ジェヒが演じている王は第5代王の文宗がモデル。パク・ブギョンが言う「20年以上世子を続けた」や「子宝になかなか恵まれない」というのは史実通り。詳しくは「第5代王・文宗は聖君を約束された期待の王だった!」で紹介している。また、宮中には大妃が病弱なヒョ嬪を嫌っているという噂があるようだが…。
先王(世宗)は、イ・ガンの婚姻相手に父親のいないユン家の娘ナギュムを決めていた。何の後ろ建てにもならないと不満を口にするイ・ガンに、妻にめとった後にユン家に力を与えればいいと教えるヤンアン大君。その頃、宗学に行かずに市中で遊ぶイ・フィに大妃が怒り、側近のギトォクに鞭打ちの罰を与える。それでも欲心のないイ・フィを信頼する大妃は、側室のひとりが身ごもったことを打明け、王妃選びよりイ・ガンの婚礼を急ぐと話す。側室の懐妊に喜ぶイ・フィは、自分の婚姻相手は自分で選ばせてほしいと頼む。
仕留めた獣を肴に境内で酒を飲むイ・ガンたち。注意する和尚を軽んじるイ・ガンと、鞭打ちされる側近のために自ら罰を受けるというイ・フィ。2人の正反対の人となりがよくわかる。イ・フィはなぜ学問を学ぶことを否定するのか?「長子継承の原則」の中で、長男以外の悲哀がイ・フィの口からも話される。
猟から戻ったイ・ガンは、自らの力を誇示するために仕留めた獲物を王に贈呈。その数に驚く王。イ・フィには傷薬を渡す。兄弟二人で婚姻について語る中、イ・フィは自分の相手は自分で選ぶつもりだと話す。虎まで仕留めたという弟イ・ガンに圧倒された王は、イ・ガンを推す臣下たちが世弟冊封を訴えていることを大妃に話す。怒る大妃だが、大妃はヒョ嬪が無事に王子を産めば、その子を世子に冊封しヒョ嬪を王妃に昇格するつもりだった。
まだ気づいていたないイ・フィの恋心をイ・ガンは見抜いている様子。結末を知る視聴者には兄弟の仲睦まじい姿が哀しいはず。イ・ガンがくれた傷薬をイ・フィはギトゥクに手渡す時になんというのか、その言葉に兄弟の深い溝が見てとれる。
自室に戻ったイ・フィは、おてんば娘が濃い青色で何を描くつもりだったのか気になり、その青でカキツバタの絵を描く。チャヒョンは活き活きと動くモノを描きたいと常々考えていた。お付きのクッタンから王子たちが出場する撃毬競技があると聞き興味を示す。
イ・フィとチャヒョンとの絵を描く姿を見比べてみよう。撃毬とは、英国のポロ競技によく似ているスポーツ。(詳しくは文末の★豆知識で)。この情報をくれたクッタンにチャヒョンがキスするシーンがあるが、これについては【見どころ(後半))で当時の様子など詳しく紹介している。
撃毬の紅組はイ・ガンが、青組はイ・フィが率いる。この競技は民も観戦が許されソン家も一家総出で観戦。花嫁修業に落第したチャヒョンは自宅謹慎を言い渡されるが、クッタンの服を借りてこっそり観戦し、躍動する馬に感激する。互角で試合が進む中、イ・フィが落馬。この落馬が仕組まれたものだと察したイ・フィは選手交代する。紅組の選手として出場していたドゥクシクが妹のチャヒョンを見つけ、追いかける。逃げるチャヒョンが迷い込んだのは、イ・フィの控室だった。
試合では、ユン・シユンとチュ・サンウクの野性味爆発!空中撮影も交えた火花散る撃毬対決をじっくり堪能されたい。なぜイ・フィは落馬したのか?イ・ガンはどんな汚い手を使ったのか?
途中棄権したイ・フィが控室で傷の手当てを着替えをするために戻ってくる。物陰に隠れたチャヒョンの気配を感じたイ・フィは…。
上半身裸で傷の手当てをする細マッチョのイ・フィ。第1話から本作では上半身を見せることが多く、そのためにユン・シユンは懸垂などトレーニングもしたとのこと。これについても【見どころ(後半)】で語っている。
★豆知識:撃毬(キョック)
英国のポロ競技によく似ているスポーツ。馬上で杖匙と呼ばれる棒状の用具で球を打ち、毬問と呼ばれる相手のゴールに入れれば勝ちとなる競技。高麗時代や朝鮮時代のドラマでも度々登場するが、朝鮮時代の名君・世宗は、芝に穴をあけて旗竿を立て、歩いて棒で叩いて穴に入れるゴルフのような“歩行撃毬”を楽しんだりしたそうだ。「太王四神記」序盤では、控えの選手がいないことを知ったタムドク〔ペ・ヨンジュ)とスジニ(イ・ジア)が代わりに試合に出場し、「武神」序盤では、“相手を殺さなければ生き残れない”という言葉通りにキム・ジュン(キム・ジュヒョク扮)が死闘を繰り広げる。また、「武人時代」後半では、撃毬が行われる日にクーデターが起きる。こうしたシーンは龍仁大長今パークで撮影された。ロケ地②「⑨演武場と典獄署」で詳しく紹介。
■キャスト/少年時代⇒相関図(NHK番組サイト)
イ・フィ/ウンソン太君役:ユン・シユン/チョン・ジンソ
イ・ガン/チニャン大君役:チュ・サンウク/チェ・グォンス
チャヒョン(ジャヒョン)役:チン・セヨン
大王大妃シム氏役:ヤン・ミギョン
ヤンアン大君役:ソン・ビョンホ
パク・ギトゥク役:ジェホ/チョン・ジェヒョン
ルシゲ役:ソン・ジヒョン
ソン・オク役:イ・ギヨン
アン氏役:キム・ミギョン
クッタン役:ムン・ジイン
ユン・ナギョム役:リュ・ヒョヨン
◇NHKBS「不滅の恋人」番組サイト
2019.08.04-12.29 毎・日23:00-24:00 地上波初放送
2019.03.03-07.14 毎・日21:00-22:00
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【作品詳細】【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】