子役・粟野咲莉から広瀬すずにバトンタッチ!「なつぞら」第3週:「なつよ、これが青春だ」あらすじと見どころ、予告動画

2019年04月13日11時00分ドラマ
@NHK

広瀬すずへとヒロインがバトンタッチされるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)第3週の「なつぞら」!十勝でのなつの青春を彩るのは演劇やスケッチ!18歳になったなつの青春をぜひ!第3週(4月15日~20日)「なつよ、これが青春だ」のあらすじと見どころをご紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。

第1週から内村光良のナレーションが”誰目線?”と気になっていた視聴者も多かったが、10日放送の第9話の最後の台詞で、「なつよ、私は約束通り、今もおまえと一緒にいるよ」となり、実は「語り=ヒロインの父親」という設定であったことがわかった。父が天国から娘を心配している視線なので、「なつよ!」と呼びかけるスタイルのナレーション。脚本の大森寿美男はこのフレーズが気に入り、毎週のサブタイトルも「なつよ!」で始めることとなった。

第1週、第2週でなつに厳しく接しながらも暖かい心で迎え入れた泰樹役を演じた草刈正雄はインタビューで、泰樹役を「感情の起伏も激しくてワーっと泣くところもあれば、ガーっと怒るところもある。かと思えば優しい顔を見せたりと、役者冥利に尽きる役ですね」とコメントしている。インタビューの詳細は公式サイトで確認できる。

第1週、2週と好評を得ていた子役たちからバトンを受け、広瀬すずたちが本格的に登場する第3週。ヒロインなつは広瀬すず、なつに絵心を教えた青年・天陽に吉沢亮、柴田家の長女・夕見子に福知桃子、長男・照男に清原翔、雪月の一人息子・雪次郎に山田祐貴と、若手俳優陣が顔をそろえる。泰樹役の草刈正雄、剛男役の藤木直人に加えて、吉沢亮たち若手のイケメンも加わる第3週からはなつの十勝での青春時代が描かれてゆく。

【2019年春ドラマ一覧】【関連記事・各話のあらすじ】

第2週は、兄を思い柴田牧場をでていったなつが、閉ざしていた心を開放し、柴田家でしっかりいきてゆく思い、のちのなつの人生を彩るアニメーションとの出会いが描かれた。

ある日の朝、柴田家からなつ(粟野咲莉)の姿が見えなくなり、富士子(松嶋菜々子)や剛男(藤木直人)は慌てふためく。その中で泰樹(草刈正雄)だけは、なつが東京を目指して家を出たのだと直感する。そのころなつは、やっとの思いで帯広の町にたどり着く。一文無しのなつは靴磨きの店を広げ、兄の咲太郎や妹の千遥といっしょにいた上野で靴磨きをしていたころのことを思い出す。東京への交通費を靴磨きで貯めようと考え、仕事をするが、なつが見上げるとそこには警察官がいた。

泰樹は、以前なつと一緒に訪ねた菓子屋・雪月によってみるが、そこにもいない。嫁の妙子(仙道敦子)が警察に行ってみたらと進言する。警察を訪れた富士子や剛男、泰樹たちは、なつが逃げたことを知り、言葉を失う。手がかりを失った柴田一家は、帯広市内で菓子屋・雪月に戻る。そこで剛男は、浅草の孤児院でなつと初めて出会ったときのことを、一同を前に語りだす。孤児院で兄と暮らしていたなつは、剛男が持って行った父親の手紙を見せると泣き出す。剛男が北海道へ一緒にいこうというが、兄の咲太郎(渡辺蒼)は自分まで行ってしまったら、親戚にもらわれた末の妹・千遥がかわいそうといい、なつのことだけを剛男に頼む。必ず迎えに行くからという咲太郎の言葉を聞いて、なつは剛男についてゆくことにしたのだった。

家を飛び出し帯広までやってきたなつは、川のほとりで魚釣りをする天陽(荒井雄斗)を見つける。ひとりで来ていたなつを天陽は心配し声をかける。なつは家族を待っていると強がるが、やがて天陽も家路に着き、ひとり河原に残されてしまう。なつは父の形見の手紙を取り出し、読む。涙があふれだすなつ。すると、そこへ泰樹、富士子、剛男たちがやってくる。感情をぶつけ「私にだけは家族がいない」と泣き出すなつ。泰樹は、「家族はいないが、自分たちがいる」といって、なつに感情をぶつけるように言う。なつは泰樹たちと家に戻っていった。

家に戻った泰樹はなつをある場所に連れていく。そこでなつは、十勝に入植して以来、泰樹が抱き続けてきたバター作りの夢を知ることになる。バターには大量の牛乳が必要となるため、従業員たちは賛成しかね、富士子も”くさい”と最初は反対するが。翌日、泰樹はなつや剛男の前で、バターを作ることを宣言。なつは泰樹の夢でもあるバター作りを一緒に手伝い、バターは完成する。そのころ、富士子は亡き母がバターを作った際に蒸したジャガイモにつけてくれていたことを思い出し、じゃがいもを蒸していた。家族、従業員で食卓を囲むと、牛乳嫌いの夕見子も美味しくバターを食べた。十勝の雪月で、ホットケーキを作ってもらうとそれは美味!バターを売ってほしいという雪乃助(安田顕)に泰樹は「これはなつたちが大人になって作る。それまでは売らない」という。

なつ(粟野咲莉)が通う小学校で漫画映画の上映が行われることに。スクリーンに映し出されるアメリカのカラーアニメーション映画にひきこまれ、上映が終わってもなかなか立ち上がれないなつ。上映後、同級生で絵が上手な天陽(荒井雄斗)に興奮気味に感想を伝えると、家に絵具があるから今度遊びに来ないかと誘われる。天陽の家は粗末であったが、天陽の兄や天陽の絵が壁いっぱいに飾ってあった。絵を描いていかないか?と誘ってくれる天陽に、天陽の絵がみれただけでいいという。

天陽は荒れ果てている自分の家の畑になつを案内する。開拓してもうまくいかず、作物は育たない。天陽はここに居たいというが、畑がだめでは離農するしかない。馬が亡くなってしまったため、開拓がうまくいかなかったのだった。

離農寸前の天陽(荒井雄斗)たち一家を助けてほしいと泰樹(草刈正雄)に願い出たなつ(粟野咲莉)。なつの思いを感じた泰樹は天陽の畑を見に行くと言う。なつととにも畑を訪れた泰樹は、いくら耕しても作物は育たない土地だと言う。天陽の父親・山田正治(戸次重幸)、タミ(小林綾子)を、泰樹、富士子、剛男、なつが訪ねる。泰樹は3年か5年かけることができるなら土地を改良することができると正治に進言する。村の人総出で土地の改良に支援する。泰樹は、天陽に馬を与えた。土地を改良するためだった。

それから9年。かつての荒地は一面の美しい畑に生まれ変わっていた。その畑に馬に乗って駆けて来るのは、18歳になったなつ(広瀬すず)であった。

【第3週(2019/4/15-20)あらすじ
■第13話(月)
昭和30年の初夏。なつ(広瀬すず)が十勝の柴田家に来てから、9年が経過していた。なつは地元の農業高校に通いながら、酪農の仕事を手伝っていた。ある朝、柴田家の牛が産気づき、泰樹(草刈正雄)たちは出産の準備をするが、いざ破水が始まると逆子であることが判明する。必死に仔牛を引っ張り出す泰樹や富士子(松嶋菜々子)だったが、生まれた仔牛は息をしていなかった。落胆する一同を前に、なつは思わぬ行動をとる…。

■第14話(火)
仔牛を救い、柴田泰樹(草刈正雄)から夕方の乳搾りを免除されたなつ(広瀬すず)は、学校帰りに山田天陽(吉沢亮)の家に立ち寄る。天陽とふたり、お互いの姿をスケッチし合うなつ。そんななつに天陽は、農協の支援を受けて家で乳牛を飼い始めたことを打ち明ける。健康そうな牛が天陽のところに来たことでうれしくなったなつは、家に戻ると、泰樹に報告。すると、笑顔だった泰樹の表情がみるみる一変し…。

■第15話(水)
泰樹(草刈正雄)と剛男(藤木直人)の間には、農協が貸した天陽家の牛のことで、ただならぬ空気が流れていた。農協に勤める剛男(藤木直人)は、なつ(広瀬すず)を味方につけようとするが、剛男の真意をつかめないなつは、微妙な反応をしてしまう。すると、泰樹が突然口火をきった「剛男が農協で進めている、牛を貸し、酪農家を牛耳るやり方には賛同しない」。そのひと言で、泰樹と剛男は真っ向から対立してしまう…。

■第16話(木)
泰樹(草刈正雄)と剛男(藤木直人)の意見がぶつかり、思い悩むなつ(広瀬すず)。それぞれの考えを聞いてみるも、ますます分からなくなってしまう。同級生の雪次郎(山田裕貴)に悩みを打ち明けると、自分が所属する演劇部の顧問・倉田先生(柄本佑)に相談してみてはとアドバイスを受ける。早速、雪次郎に連れられ倉田先生に会いに行くなつ。しかし、抽象的な倉田先生の発言に、さらに混乱してしまう…。

■第17話(金)
演劇部顧問・倉田先生(柄本佑)から「演劇をやれ」と言われたなつ(広瀬すず)。すぐに断るなつだったが、演劇をやることが泰樹(草刈正雄)のためになるという倉田先生の言葉に、心が揺らぎ始める。その翌日、なつと倉田先生は、農協にいる剛男(藤木直人)を訪ね、酪農の現状について質問する。剛男は、酪農家が抱える問題をなつに説明するとともに、農協が目指す目標をなつに伝えた。そしてなつは、ひとつの答えを導き出す…。

■第18話(土)
乳業メーカーをめぐる富士子(松嶋菜々子)と剛男(藤木直人)の対応に、泰樹(草刈正雄)は心を閉ざしてしまう。その夜、なつ(広瀬すず)は、泰樹と気が合わない剛男となぜ結婚したのか、富士子に尋ねる。すると富士子は、剛男が抱えていた境遇や結婚に至った経緯を静かに語りだした。そしてなつは、演劇部の練習室を訪問。泰樹のために、自分にできることはあるか、顧問の倉田先生に尋ねる。

【作】大森寿美男
【出演】広瀬すず/松嶋菜々子/藤木直人/岡田将生/吉沢亮/安田 顕/音尾琢真/小林綾子/高畑淳子/草刈正雄ほか
【語り】内村光良

「なつぞら」公式サイト
 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時30分~11時45分[再]
   (土)午前9時30分~11時[1週間分]
NHKPRサイト「なつぞら」関連動画・記事
Twitter公式アカウント「@asadora_nhk」

【2019年春ドラマ一覧】【関連記事・各話のあらすじ】