「不滅の恋人」第18話あらすじと見どころ:正義のために、いざ決起!豆知識:前王が摘まむツツジの花

2019年12月14日04時00分ドラマ
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処刑の場に姿を現したイ・フィ(ユン・シユン)を見ては驚くヤンアン大君は賜薬を拒み、ジョングクに斬首された!父のようなヤンアン大君の処刑を命じた王イ・ガン(チュ・サンウク)は…韓国ロマンス時代劇「不滅の恋人(大君~愛を描く~」(全20話)NHK総合にて放送の12月15日(日)放送の第18話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識をご紹介、番組サイトで予告動画が公開されている。

以下、詳しいあらすじを知りたくない方は見どころをご覧になり、あらすじは視聴後の確認用にどうぞ。また【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】には、時代背景や実在の人物紹介、取材会や直前番組の再現レポートなどまとめている。



■第18話
ヤンアン大君を死刑に処したイ・ガンだが、唯一自分をわかってくれた家族として立派な墓を準備するようウルンに命じる。だが、ウルンはどうしてもヤンアン大君が逆心を抱いていたとは思えなかった。イ・ガンは孤独感にさいなまれチャヒョンに会いたくなるが、彼女が辛い思いをするかと思いとどまる。
会いたい気持ちをチャヒョンのためにこらえるイ・ガン。ところが当のチャヒョンは、この後、見張りの目をかいくぐってイ・フィと仕立屋デート?伯父を死なせたことで心を痛めるイ・フィは、チャヒョンに甘え、慰めてもらう。

イ・フィは幼い前王の名を使い、イ・ガンが不当に王座を奪った逆賊だと訴える告発文を町中に貼る。前王を復位させるために動き出したイ・フィは、自分の生存と前王の無事を、チャヒョンを通じて母である大王大妃シム氏に知らせることにする。貼り紙のことでいら立つイ・ガン。そこでこれまで多くの手柄を立てた同知事のジョングクを中央軍の指揮官である都摠管(トチョングァン)に昇進させ、前王を見つけて残党を捕えるよう命じる。だが、領議政(宰相)の席は適任者を見極めていないと空席のまま。さらに六曹を直接イ・ガンが統括すると言い出し、大臣たちに不満の声が上がる。だが、そんな大臣たちはヤンアン大君の支持者を取り組んで賄賂を受け取るなど蓄財に余念がない。民たちは腐敗する朝廷に怒り心頭。イ・フィは、即位した王の定例行事である初代国王の墓への参拝日に決起することに。
ジョングクの異例の昇進が面白くない王妃の弟ジャジョンや重臣たち。ヤンアン大君亡きあと、イ・ガンの忠臣はウルン一人。六曹については【朝鮮王朝豆知識】「◆政治機構と官職の品階制度」を参照。



イ・ガンは、告発文の字が、死んだはずのイ・フィのものに似ていることに気づく。一旦はイ・フィの生存を打ち消したものの、ウルンの言葉にイ・フィの生存を疑い始める。そんな中、チャヒョンが大王大妃に会いに来たと知る。用向きを尋ねるイ・ガンに、側室になるときのためのご機嫌伺いと答えるチャヒョン。あれほどイ・フィ一筋だった彼女の変わりように、イ・フィが生きていて、山寺で一緒に暮していたのではないかと疑う。イ・ガンの急訪にイ・フィを逃がすために「王妃になりたい。自宅に帰りたい」と言って、イ・ガンをその気にさせて油断させたのだとすれば納得できる。イ・フィを地獄に落とすためにもチャヒョンを王妃にすると決心するイ・ガン。
イ・フィの生存をチャヒョンはどんな方法で大王大妃に知らせるのか?それにしてもチャヒョンは少々やり過ぎたようだ。ナギョムに対してもすっかり立場逆転。これではイ・ガンでなくてもチャヒョンの変わりように首をかしげるはず。

ソン・オクが明から帰国。だが明の皇帝は、前王に会って譲位の正当性を確かめるといい、使臣団を送るとのこと。イ・ガンは直ちに前王を見つけるよう命じる。ソン・オクはジョングクの手引きでイ・フィと再会し、決起計画について詳しく聞く。そんな中、イ・フィの計画を手伝いたいと、北方で助けた捕虜たちが大勢駆けつける。宮殿では、「前王の復位が最善の道か?」と大王大妃に問う都承旨シム・ジョン。再び骨肉の争いが起きては民の信頼を失い、また王位が揺らぐ。しかも現王は、大王大妃の実の息子だというが…。
確かに都承旨の意見は一理ある。これに対して大王大妃がどう答えるのか?

そんな中、御医の診断を受けていないナギョムのために、廃位キム氏が脈診をさせようと御医を連れてくる。
ナギョムの態度にますます懐妊の事実を疑うキム氏。果たして御医の脈診の結果は?宮殿では女の対決にヒヤヒヤさせられるが、ソン家では、チャヒョンの気遣いにルシゲがホロリとさせられる。イ・フィを挟んでライバルだと思いながらもチャヒョンとどんどん親しくなっていく。そんなルシゲの葛藤を女優ソン・ジヒョンが上手く演じている。ギトゥクの視線にも注目。



決起前日、イ・ガンはチャヒョンの兄ドゥクシクを文官として仕官してはどうかと勧め、彼の態度が気になる。ウルンはジョングクが怪しいとイ・ガンに進言し、明日の墓参を延期してはどうかと言う。一方、その夜、イ・フィとチャヒョンはついに結ばれる。部屋の外ではイ・フィへの想いを絶ちきれず涙を浮かべるルシゲに、「誰かを守るのは明日で最後にしろ。これからは自分がルシゲを守る」と、ギトゥクが思いを伝える。
イ・ガンが科挙に合格していないドゥクシクを仕官させようとしたのはどんな目的があってのことか?ドゥクシクを帰した後のセリフをお聴き逃しなく。艶やかな妓生姿のチャヒョンを見たイ・フィの感想は?

大王大妃に決起の知らせが届けられ、何かあると睨んだ都承旨がイ・ガンに墓参りを延期するように勧める。ウルンもジョングクが同行することを不安に思う。その頃、イ・フィたちが決起に向けて動き出す。

■豆知識:ツツジの花
今話ラストでイ・フィたちを見送った後、幼い前王がツツジの花を摘まんでいる愛らしいシーンが映される。ツツジは韓国語では진달래/チンダルレと言って庶民の花として広く愛され、「진달래꽃 チンダルレコッ」(ツツジの花)という歌もある。だが、초척화(チョチョッカ)とも呼ばれ“王の血の涙を象徴する花”という意味も隠されている。これは「蜀(초)の国の望帝が臣下の謀反で国を失い、ほととぎすになった」という言い伝えから来ている。そのために、王の苦悩や反逆などを演出する場面でよく登場する。詳しくは「テバク~運命の瞬間(とき)~」(16話豆知識)で紹介しているが、他にも「華政(ファジョン)」(34話)「仮面の王 イ・ソン」(1話)でも登場する。果たして血の涙を流すのは幼い前王か現王イ・ガンか、それとも復位を企てるイ・フィか?

■キャスト/少年時代相関図(NHK番組サイト)
イ・フィ/ウンソン太君役:ユン・シユン/チョン・ジンソ
イ・ガン/チニャン大君役:チュ・サンウク/チェ・グォンス
チャヒョン(ジャヒョン)役:チン・セヨン
大王大妃シム氏役:ヤン・ミギョン
ヤンアン大君役:ソン・ビョンホ
パク・ギトゥク役:ジェホ/チョン・ジェヒョン
ルシゲ役:ソン・ジヒョン
ソン・オク役:イ・ギヨン
アン氏役:キム・ミギョン
クッタン役:ムン・ジイン
ユン・ナギョム役:リュ・ヒョヨン

NHKBS「不滅の恋人」番組サイト
 2019.08.04スタート 毎・日23:00~ 地上波初放送
 2019.03..03-07.14 毎・日21:00-22:00
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kandoratop【作品詳細】【「不滅の恋人」を2倍楽しむ】