【新作韓ドラ】チョ・ジョンソク×ユン・シユンが異母兄弟を演じる「緑豆花(緑豆の花)」を紹介!予告動画

2019年07月08日21時00分 
(2022年08月20日02時12分 更新)
ドラマ
©SBS

チョ・ジョンソク×ユン・シユンが異母兄弟を演じる波乱万丈な人生を描いた韓国歴史ドラマ「緑豆の花」についてご紹介!現在予告動画は番組公式サイト及びYouTubeにて公開中だ。但し、日本語字幕なし。

「緑豆花」は1894年、東学農民革命(甲午農民戦争)の歴史の中で農民軍と討伐隊に分かれて戦わなければならなかった異母兄弟の波乱万丈なヒューマンストーリーを描いたドラマだ。現在韓国では毎週金土にSBSにて放送中である。「チョン・ドジョン」「ラスト・チャンス~愛と勝利のアッセンブリー~」などの作家チョン・ヒョンミンと、「根の深い木」「六龍が飛ぶ」のシン・ギョンス監督が意気投合した作品であり、放送開始前から大きな期待を集めていた作品だ。
【「緑豆の花」を2倍楽しむ】では時代背景や各話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識などまとめて紹介している。



本ドラマは腹違い兄弟の話であるだけに、劇中兄弟として登場するチョ・ジョンソク(ペク・イガン役)、ユン・シユン(ペク・イヒョン役)の役割が重要だ。
腹違いの兄弟の兄ペク・イガンを演じるのは、「ああ、私の幽霊さま」「トゥー・カップス」などに出演したチョ・ジョンソク。庶子(妾腹の子)として生まれ、名前の代わりに「あいつ」と呼ばれたペク・イガンは、過去の罰を受けて新しい世の中を開くために蜂起した東学農民軍別動隊長。'毒蛇のような人物'と言われており、視聴者がこれまで俳優チョ・ジョンソクといえば思い浮かべる、愉快で華やかなイメージとは180度異なるイメージの人物である。チョ・ジョンソクはそんな重厚感のあるキャラクターを演じるにあたり、「ペク・イガンは乱暴な言葉でなまりを使って強いイメージを見せる人物だ。 皆さんにその時代を生きた’ペク・イガン'の姿をお見せするために行動と性格も非常に悩み、多くの史劇を見て研究してた」とかなりの努力をしたようだ。実際チョ・ジョンソクはドラマの中で鋭い眼差しと表情を見せ、何度踏みつけられても再び起き上がるペク・イガンの根性を完璧に表現した。
またチョ・ジョンソクは本作品の出演を決めた理由として、民衆にフォーカスをあてたストーリーに魅力を感じたと語っている。「既存ドラマで大きく扱わなかった東学農民革命という時代的事実を背景に展開するストーリーの中で兄弟、家族、人々の生きていく話を本格的に描いているという点が魅力的に感じた」と熱く語った。

また、「製パン王キム・タック」「不滅の恋人」などに出演したユン・シユンは、腹違いの兄弟のうち、弟ペク・イヒョンを演じている。ペク・イヒョンはペク家の末っ子であり本妻実子、日本へ留学経験もある衆人階級のエリートである。美少年のような秀麗な容貌、高邁な人柄、優雅な言動などの多くの面でチョ・ジョンソク演じる兄ペク・イガンとは相反したイメージの人物だ。 視聴者からは前作「親愛なる判事様」とはまた違った姿が見れると期待を集めていたが、実際放送がスタートしてからも、彼の安定した演技力は既に大きな支持を得ているようだ。
また、ユン・シユンもまた、本ドラマならではの特徴である民衆を描いた点に惹かれ出演を決めたという。「今現在に繋がる最も近い歴史なので、遠い話のようでありながらも私たちの話である。 民衆の話、 その時代の声にとても魅力があり、どうしても自分も参加してみたかった」と明らかにした。

尚、「甲午農民戦争」と聞けば、かつて歴史の授業で学び、記憶している人も少なくないであろう。同時代を描いたドラマに、韓国の「風と共に去りぬ」といわれている大ベストセラー「土地」をドラマ化した「名家の娘ソヒ」がある。
韓国では一般的に「東学農民革命」という名称で呼ばれており、農民の困窮を救うために中心となって決起したチョン・ボンジュン(全琫準)を思い浮かべる人が多い。彼は小柄だったため“緑豆将軍”という愛称がついたと言われており、現在韓国の童謡でも親しまれているほど、韓国では有名な人物だという。しかしながら、本ドラマは冒頭から述べた通り、緑豆将軍チョン・ボンジュンの一代記ではなく、抗争の波に巻きこまれ軌道を離脱してしまった民衆を中心としたストーリーだ。この点に関して、シン・ギョンス監督はインタビューにて「昨年初め、ドラマを企画する当初はチョン・ボンジュンを中心に進めていたが、途中で当時を生きていた民衆へフォーカスすることに変更した。」と語っている。その理由として「英雄一人の個人の話でなく、当時の普通平凡な人々、誰かのお父さんで息子で兄で弟である、そのような人々の話を扱いたかった」からだという。「本当に私たちが伝えたい話をするためにチョン・ボンジュンを若干後方に置いて、私たちが描きたい人物を前面に押し出すことにし、今回のようなのドラマが完成した」と、本作品の誕生秘話を語っている(尚、本ドラマ内では、チェ・ムソンがチョン・ボンジュン役を演じている)。
また併せて「テーマとしては重い歴史的事件が扱われるが、それよりその時代に置かれた兄弟と家族、男女の愛、友情など、人間に対する話により集中して見ていただきたい。それによっておもしろおかしく笑ったりも、胸を痛め共に涙することもできるドラマになるはずだ」と本作品の魅力をアピールした。



その他にも「スイッチ~君と世界を変える~」「恋のドキドキ♡シェアハウス~青春時代~」のハン・イェリ(ソン・ジャイン役)、「応答せよ1988」などのチェ・ムソン(チョン・ボンジュン役)、「六龍が飛ぶ」「プロデューサー」などのパク・ヒョックォン(ペク・カ/ペク・マンドゥク役)など実力派俳優たちが揃って出演しており、歴史的な事件の中で民衆が当時どのように感じ、生きていたのか活き活きと描かれた本作品。是非とも注目していただきたい。

韓国SBS番組公式サイト



kandoratop【作品詳細】【「緑豆の花」を2倍楽しむ】