トヨタ、「レクサスLFA」を発表、購入希望受付を開始し、2010年末から発売!

2009年10月21日14時55分商品・CM
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2シータースポーツ「レクサスLFA」

トヨタ自動車は、2シータースポーツ「レクサスLFA」(3750万円程度)を発表、10月21日から購入希望受付を開始し、2010年末から発売する。全世界で500台限定となるが、スペシャルモデルとして新色を設定した仕様の2012年年初からの生産開始や、よりサーキットでの走行を意識した仕様の販売も行う。
同車は、レクサスブランドのプレミアムスポーツを示す“F”の頂点に立つクルマとして、運転する楽しさがもたらす「感動・官能」を極限まで追求し、ドライバーの意思にしっかりクルマが反応することで生まれる一体感に加え、限界領域でのクルマの安定感が醸し出す懐の深さなど、レクサスのエモーショナルな世界を広げる非日常的な性能を高い次元で実現。
エンジンの最高出力やボディの空力特性といった基本性能を追求するとともに、アクセルペダルを踏み込んだ瞬間に車両全体が呼応するようなレスポンスや高回転エンジンによる途切れることのない加速感、人車一体となったハンドリング性能、表情豊かに奏でられるエンジンサウンドなど、人の五感を刺激する官能性能も徹底的に鍛え上げた。
エクステリアデザインは、フロントミッドシップとリヤトランスアクスルレイアウトによる、乗員を中心に配置した独自のFRプロポーションで、前後重量配分はフロント48: リヤ52。空力性能と風のインアウトをボディ全体でマネージメントするCFRPキャビンを、レクサスのデザインフィロソフィー「L-finesse」に基づき表現した。
ボディサイズは、全長4505×全幅1895×全高1220(mm)、ホイールベース2605(mm)とし、前後のショートオーバーハング、旋回性と安定性のバランスを考慮したホイールベース値により、優れたコーナリング性能と安定性を追求した。
また、高いボディ剛性と軽量化を両立するCFRP材を車体骨格に採用することで、同形状のアルミボディ比で100kgの軽量化を実現した。
インテリアは、ドライバーの空間を最優先することで、アクセルペダル・ブレーキペダルの最適配置など、無理のない車両操作を可能にする空間設計をめざした。
エンジンは、新開発V10 4.8Lエンジンを搭載。力強い動力性能を持つ一方で、アルミニウム合金、マグネシウム合金、チタン合金などの軽量素材の採用や、既存のV8エンジンよりも小型化することで、車両の重量低減、重量配分の最適化を実現。
気筒ごとに独立した電子制御10気筒独立スロットルを採用し、ドライバーのアクセル操作に対してエンジンを素早く反応させることが可能になり、シングルスロットルバルブとの比較で約1/2のエンジン回転立ち上がり時間を達成した。
最高出力は412kW(560PS)/8700rpm、最大トルクは480N・m(48.9kgf・m)/6800rpmを発揮し、1480kgのボディとのパワーウェイトレシオは2.64kg/PSで、最高速度325km/h、0-100km/h加速3.7秒をマークする。
トランスミッションは、6速ASGを採用。大容量のシンクロナイザーリングと新開発ギヤシフトアクチュエーターにより、0.2秒の変速スピードを達成する。また、4モードの切替ダイヤルと7段階のシフトタイムスイッチにより、エンジン制御やブレーキ制御と協調しつつ、変速特性を自在に変更できる。
サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン式、リヤにマルチリンク式を採用し、フラットでしなやかな走りを実現。また、アンダーボディのフラット化やディフューザーの設定、速度によって制御されるアクティブリヤウィングなどの空力エンジニアリングにより、ドライバーの意思のままに操ることができる、人車一体となったハンドリング性能を高いレベルで追求した。
ブレーキは、フロント、リアともにディスク(CCM)で、タイヤはフロントが265/35ZR20(95Y)、リアが305/30ZR20(99Y)となる。
同車が「ニュルブルクリンク24時間レース」に出場した際の動画は、GAZOO Racingのサイトで見ることができる。
なお、10月24日(土)から11月4日(水)まで、千葉・幕張メッセで一般公開される「第41回東京モーターショー」にプロトタイプモデルを出展する。

「レクサスLFA」オフィシャルサイト
動画特集 ニュルブルクリンク24時間耐久レース 2009 GAZOO Racing