「ハンムラビ法廷」第17-最終回あらすじと見どころ:魔女狩り、どうなる民事44部!テレビ東京

2019年09月23日09時13分ドラマ
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まるで魔女狩りのように吊し上げられるチャオルム!最終章はハン部長判事(ソン・ドイル)、ボワン(リュ・ドックァン)、ドヨン(イ・エリヤ)、そしてバルン(キム・ミョンス/infinite-エル)それぞれの優しさに泣かされる!果たして民事44部の未来は?テレビ東京で地上波初放送の韓国ドラマ「ハンムラビ法廷~初恋はツンデレ判事!?~(原題:ミス・ハンムラビ)」(全20話)明日9月24日(火)第17話~第20話(最終回)のあらすじと見どころを紹介、本作はDVDも好評発売中で作品公式サイトで予告動画が公開中だ。

【「ハンムラビ法廷」を2倍楽しむ】では、メイキングやコメント映像などまとめて紹介している。全16話版で視聴しているためにあらすじや見どころが前後する場合もあります。ご理解ください。



■第17話
NJグループの女婿である教授は無実を訴えたが有罪判決を受け、拘置所で自殺を図った。危篤状態だと知ったチャオルムは、「法廷で最も強いのは裁判官で、最も危険なのも裁判官だ」というハン部長判事の言葉を思い出し、自分の判断が間違っていたのではと動揺する。その後、教授の妻が自殺未遂をしたというニュースも報道される。自分を責めるあまり理性を失った彼女は、徹夜で過去の判決資料を調べ始める。チャオルムに対する世間のバッシングが過熱し、裁判所の前でも辞職を求めるデモが行われ、NJグループの圧力で国会が騒ぎ出し、控訴審の裁判官までが変更される。そんな中、妻による夫殺しの事件が民事44部に持ち込まれ、チャオルムが担当することに。ハン部長判事は落ち込むチャオルムを気遣い、バルンも彼女に味方し、優しく支え、NJグループのヨンジュンに会いに行くが…。
チャオルムが泣いていると勘違いしたバルンに、大気汚染のための目薬だと見せるシーンがあるが、実際の韓国でも大気汚染は深刻な社会問題で、2019年現在、韓国ソウルが大気汚染世界1位らしい(2019.3.6、WEB版産経新聞より)。また、ハン部長判事が全幅の信頼を寄せるドヨン。2人の会話の中で、ドヨンのまるで秘書のような気づかいや人間観察眼の鋭さが見てとれる一幕があるのでお逃しなく。恋するドヨンの表情が柔らかい。一方恋するボワンは感性が豊かになったようだ。教授の控訴審で担当判事になったのは、チャオルムに恨みを持つソン部長判事。いったいどんな判定を下すのか?法廷でのパフォーマンスと共に注目されたい。財閥の司法、マスコミとの関係がリアルに描かれ、2019年9月9日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領に法務部長官(法相)に任命されたチョ・グク氏問題で大揺れする今の韓国情勢を彷彿とさせる。さて、バルンはヨンジュンとどんな会話をするのか?

■第18話
被害者の研修医が法廷で教授に謝罪し、証言を撤回する。傍聴していたバルンは裁判の裏に何かあるのではと疑い声を荒げるが、すっかり自信を失ったチャオルムは弱音を吐く。涙を流す彼女をそっと抱きしめるバルン。その後チャオルムが担当する妻による夫殺しの裁判が、国民参加裁判の申請がある。これにより完全に自信を失ったチャオルムは辞表を提出するが、ハン部長判事に破り捨てられ、仕事を続けるよう叱咤激励される。そんな中、妻による夫殺しの裁判が始まり妻側の弁護人は正当防衛を陳述する。次の事件も強制性交。法廷での冷静な態度を欠いたハン部長の態度が気になるバルンは、チャオルムへの懲戒手続きが進められていることも知る。仕事帰りに旧友に会ったバルンは、チャオルムを侮辱する旧友と喧嘩になる。その後、バルンはすべてを投げ出したいと話すチャオルムを“旅行”という名の自転車デートに誘う。2人は思い出の場所をめぐり、自分の生い立ちや学生時代のチャオルムの勇気、そして改めて想いを告白し、チャオルムは…。その頃、ハン部長判事はある場所へ出向いていた。
思いつめたチャオルムが「ただそこにいて」といって涙を流しながらバルンに一歩ずつ近づく姿が辛すぎる。ここぞとばかりにチャオルムへの報復を狙うソン部長判事。次官クラスに昇進したソン部長が、ここぞとばかりに首席部長判事に高圧的な態度に出る。チャオルムを叱咤激励したハン部長だが、誰よりもこの状況に頭を痛めているのがハン部長だというのが、裁判に臨むハン部長の態度でわかる。バルンが裁判官としてもチャオルム高く評価するのは、他人のためにもアツくなれる彼女の中に、これまで否定してきた父に共通するものを見ているのかもしれない。乗り気のしないはずの“イム・バルンツアー”におしゃれしてやって来るチャオルムが可愛い。この“旅行”でバルンがピアノで「パヴァーヌ」を披露することに。パヴァーヌといえば、「ベートーベン・ウィルス」第15話でゴヌ(チャン・グンソク)たちが新解釈で演奏し、カン・マエ(キム・ミョンミン)がストップさせた。



■第19話
デートを終えたチャオルムが家に戻ると、落ち込む彼女を心配する仲間が待っていた。元気を取り戻したチャオルムの前に母親が現れる。母はチャオルムを覚えていた。その頃、ハン部長判事は部下のために、ある決断をしていた。裁判所の前のデモ隊に向かってチャオルムを擁護してくれる老女に元気をもらったチャオルムだったが、ソン部長判事の企みで、チャオルムの懲戒委員会が開かれることに。そんな中でも気持ちがぶれることなく、担当する国民参加裁判に全力投球することを誓うチャオルム。バルンとボワンたちは、懲戒処分に反対する署名運動に奔走する。ネットでもチャオルムが担当した過去の裁判の公正さを訴える書き込みや、チャオルムを“正義の判事”と評する書き込みがあった。ハン部長判事は食堂に居合わせたソン部長判事を殴りつけ、首席部長には「組織のためだからと、若い判事を犠牲にして保身に回ったことを、恥ずかしくないのか?」と声を荒げた。傍にいたバルンも「まず私から懲戒してください」と懲戒処分に反対する署名を掲げ、問題定義を力で抑えるなら自分たちも力で対抗すると意思表明し、ボワンやドンフン判事まではこれに続き…。
市場のアジュンマたち、民事部の仲間、そして接着剤中毒ガオンや教会のちびっ子たちも集まった。ガオンが今回も素敵なマジックを披露してくれる。ハン部長判事はどんな決断を下したのか?家で肩身の狭い思いをしているハン部長を、いつもは小言ばかりの妻が優しく労わる。ステキな夫婦だ。善意の輪の中には、解雇無効を訴えて裁判には負けたが、記者になると前向きな言葉でチャオルムに感謝を伝えたダインがいた。彼女が最終回でどんなの行動を起こすのかお楽しみに。

■第20話
暴力夫を殺害した妻の裁判が開かれる。証人の証言の矛盾点を冷静についていくチャオルムが次々と新事実を明らかにする。バルンとチャオルムは正当防衛を認めるべきだと考えるが、国民から選ばれた10名の陪審員による評決の行方は…。一方、ホン判事は、ソン部長から受けたパワハラの数々を裁判所の掲示板に告発し、首席部長にも事実を全て告白。すると、ソン部長の歴代陪席も次々と被害を掲示板に投稿する。チャオルムの元にやって来たホン判事は、ともにソン部長判事に立ち向かうと告げる。その頃、首席部長はソン部長に会い行き、チャオルムへの懲戒要求を撤回し、ソン部長に対する懲戒手続きをすると告げる。チャオルムのために闘う覚悟があったバルンはじめ仲間たちは、首席部長の英断に歓喜の声を上げる。さらに、これまでチャオルムから勇気をもらった人々によって、NJグループが行ってきた悪事に関する真相も明らかになる。
ドヨンは、どこにもなさそうで実はどこにでもあるわれらが英雄の物語『ミスハンムラビ』という脚本を書き上げ、テレビ局に応募する。
韓国ドラマに登場する女性は強いが、韓国式儒教の精神がまだまだ色濃く残る韓国では、社会的な女性の立場はまだまだ低い。そんな中での陪審員たちの二転三転する評議の様子が実に興味深い。その評議の中で、バルンが案じていた補充陪審員ガプスという年配の男性がどんな役回りをするのか?そしてこの裁判が最後となるのはチャオルムなのか?それとも…?ハン部長役のソン・ドンイルと首席判事役のアン・ネサン、名優2人の静かなる会話に泣かされる。エンディングではメインキャストたちの高校生姿も見られるサービスカットも。チャオルム(アラ)、バルン(エル)、ボワン(リュ・ドクファン)、ドヨン(イ・エリヤ)…そして老けた学生は…こちらはドラマで確認されたい。

■キャスト
パク・チャオルム役:Ara(コ・アラ)
イム・バルン役:エル(キム・ミョンス)
ハン・セサン役:ソン・ドンイル
チョン・ボワン役:リュ・ドックァン
イ・ドヨン役:イ・エリヤ
ミン・ヨンジュン役:イ・テソン

テレビ東京「ドラマ一覧」
 2019.09.02スタート 8:15-9:11
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