イ・ジェジン(FTISLAND)1stミニアルバム「scene.27」発売当日にオフィシャルインタビュー公開!

2019年10月09日16時20分芸能

韓国を代表する、国民的ロックバンドFTISLANDのベース、イ・ジェジンが映画をテーマに27年の人生のシーンを綴った作品、初のミニアルバム「scene.27」が発売開始となった本日10月9日、オフィシャルインタビューが到着した!アルバムリードトラック「Love Like The Films」ミュージックビデオのメイキングダイジェスト映像はYoutubeにて公開中だ。

――ボーカルのホンギさんに続いて「ソロをやる」っていう話は、いつから出ていたのですか?
話自体は2~3年前からあったんだけど、僕にまだ自信がなくて。それでしばらくFTISLANDに集中することにしたんです。でも、ファンの皆さんからも「ソロやらないの?」ってコメントをいっぱいもらっていたし、これから行くところがあるじゃないですか。きっとそこから帰ってきたら、またFTISLANDのことばかり考えちゃうと思うから、今やらないと前に進めないなと思って。今年の春にまた話が出た時に、勇気をもって決断しました。



――作家さんの楽曲に、ジェジンさんが歌詞を書いていますが、ジェジンさんはFTISLANDでは作曲も作詞も両方やっていますよね。今回はどうして作詞だけを選択したのですか?
本当は曲も作りたかったんです。でも、僕の曲にはFTISLANDのカラーがしみ込んでいるから、完全に違うことをやってみたくて。それで曲は、作家さんにお願いしたんです。

――自分が知らない自分を知りたかった?
そうですね。だから曲を選ぶときも、僕が歌うといい曲じゃなくて、誰が歌ってもいい曲っていうのが基準だったんです。

――ホンギさんのソロは、トレンドの音楽を取り入れたホンギ色が強い作品ですが、ジェジンさんのソロは、音楽的にすごくベーシックですよね。そこが反対だなぁって思いました。
そうですね。僕とホンギさんって、同じ音楽を聴いても反応が真逆なんです(笑)。ホンギさんは好きな曲や方向性が明確で、FTの曲にもやりたいことを入れるのが上手い。それはアーティストとして、健全だと思います。僕は、ソロではFTでできない曲をやろうと思ったんです。それはトレンドじゃなくて、もうちょっとベーシックなものなのかなって……。ある種の冒険でしたけれど、やってみたらすごくいい感じでした。

――アルバムタイトルの『scene.27』には、どんな意味が?
一番最初にリード曲の「Love Like The Films」が決まったんです。「リード曲は、これだ!」って即決でした。僕は仕事が終わってから、家でワインを飲みながら映画を見るのが大好きで、「ジェジンという人間の人生を映画にしたらどんなシーンが入るんだろう?」って考えてみたんです。それで、僕の27年の人生のシーンという意味で、『scene.27』というタイトルにしました。

――リード曲「Love Like The Films」のMVには、後輩バンドのN.Flyingが出演していますが、これはやはりジェジンさんが、彼らのツアーに日本ゲストベーシストとして参加した縁からですよね。
今年のはじめ、彼らにもいろいろあったから、先輩として助けてあげたいと思ったんです。メンバーたちから「どうすればいいかわからない」って話もきいてたし。最初は一緒に練習して、何か助言できることがあれば……って思いでした。僕にも彼らにも刺激になると思っただけで、ツアーに参加するなんて考えてなかったんですよ。そうしたらあいつらに懐かれて、放っておけなくなっちゃって(笑)。ツアーを一緒に回って、先輩後輩っていうより一緒に音楽をやってる仲間になったから、今回はN.Flyingが僕のことを助けてくれたんです。

――ジェジンさんはFTISLAND以外のバンドでベースを弾くって初めてでしたけれど、N.Flyingの中に入って、どんなことを感じましたか?
「やっぱり僕にはFTだな」って(笑)。それはしょうがないですよ。違うグループのグルーヴの中に入るのって大変なんです。でも、ちょっと違う2つのグルーヴが交わって、いい感じになったんじゃないかなとは思っています。

――「Love Like The Films」のMVにはまた、FTISLANDのライブの3部、ジェジンさんの「みんな、ありがとー!」が入っていたのが驚きでした。(※FTISLANDのライブは本編=1部、アンコール=2部、ジェジンの「みんな、ありがとー!」=3部という構成)
うん、僕も驚いた(笑)。入るって、知らなかったんです。見た時にトリハダが立ちました。あれは、僕らを応援してくれるみんなに、演奏だけでは愛を返しきれないと思っていることをちゃんと言葉で伝えたくて始めたんです。僕が「ありがとー!」って言ったら、最近はみんなも「ありがとー!」って返してくれるから、止めるタイミングがなくなっちゃって。ずっとやり続けるわけにはいかないと思ってるんだけど、今回のツアーで止めちゃったら後悔が残りそうで続けていました。ソロツアーでは、どうしようかな? FTISLANDのライブじゃないし、新人のライブだからなぁ。う~ん、悩みます(笑)。

――FTISLANDは入隊前最後のツアーでしたから、「ありがとー!」という言葉がふさわしかったですよね。その『FIVE TREASURES』ツアーから4人体制になりました。初日の豊洲ピットはちょっと異様なムードもありましたが、4人でも大丈夫と思えたのは、ツアー何本目くらいからでしたか?
正直に言うと、今も「大丈夫」とは思ってないんですよ。バンドってお互いの呼吸を感じながら演奏するものだから、ひとつでも欠けたら、それを補うことはできないんです。それでも僕らは頑張るしかなかった……。でも、可能性は見えました。スンヒョンが前に出ることができて、これならなんとかなるって思えたのも事実です。

――ソロツアー『LEE JAE JIN (from FTISLAND) 1st Solo Mini Live Tour -Love Like The Films-』では、FTISLANDの曲もやるそうですが。
はい。FTの曲にも、僕が歌ったら似合う曲があると思うんですよね。そういう曲をやってみようかと思っています。もちろん、『scene.27』の曲は全部やりますよ!

――来年以降会えるのは、ジェジンさんが30歳目前のころになりそうですよね。30代のジェジンさんは、どんな男になっていたいですか?
心が広い男…ですね。寛容でいられないときもあるけれど、それでもみんなのことを理解して、みんなのことをそのまま認められる人になりたい。もちろん、自分に対しても。そこからが本当に僕の人生が始まるんじゃないかと思っています。

取材・文/坂本ゆかり



イ・ジェジン(from FTISLAND) – 1st MINI ALBUM『scene.27』初回限定盤収録「MVメイキング」ダイジェスト
FTISLANDオフィシャルHP

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