ソ・ガンジュン主演「第3の魅力~終わらない恋の始まり~」韓国での評判をご紹介!
人気俳優ソ・ガンジュンの主演ドラマ「第3の魅力~終わらない恋の始まり~」の韓国での評判についてご紹介!予告動画も公開中だ。
※BS11にて2020年1月18日(土)より毎週土・日曜あさ9時59分~10時55分までBS初放送する。
「第3の魅力~終わらない恋の始まり~」は、韓国にて2018年9月〜11月にJTBCにて放送されたドラマ。「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」 などで注目を集め、今は人気俳優として大活躍中のソ・ガンジュンが、 同年6月〜8月に放送された「キミはロボット(原題:君も人間か?)」に続き、2クール連続でドラマ出演を果たしており、近年の韓国での彼の人気ぶりが伝わるだろう。今作では、1人の男性の20歳、27歳、そして32 歳という12年の姿を見せるということで特にファンにはたまらないドラマ。ヒロインは「この恋は初めてだから~Because This is My First Life」のイ・ソムが演じた。
「自分の目には輝いて見えるお互いの“第3の魅力”にハマった男女が、20歳の春、27歳の夏、32歳の秋と冬を共に過ごしながら、二人の恋愛の四季を描く12年におよぶラブストーリー」と、あらすじを聞いただけでどんな壮大で胸キュンのラブストーリーなのか?と思いきや、ただ楽しい幸せな恋愛模様というよりは、失恋や恋愛の辛さなどの現実的な部分をクローズアップして描いたという本作品。韓国メディアでは「ありふれたロマンスドラマのように恋愛ファンタジー感性を呼び起こす作品でない。 寧ろ、自身の過去の恋愛記録でいっぱいの「サイワールド」カップルダイアリーを見返すような気分だ。」「過去の失恋の傷がかさぶたとなって残っており、それを刺激するような気分になる」と紹介している。
因みに「サイワールド」とは韓国で 1999年からサービスがスタートし、若者をはじめ多くの人々が利用していたコミュニティサイトであり、日本でいうmixiに価するようなもの。登録するとミニホムピ(ミニホームページ)と呼ばれる今のブログのような個人のページが持て、写真などを共有したり趣味など交流を楽しんでいた。mixiを利用していた人は今再びmixiにログインして写真などを見返す気分、そうでない方も過去の自分の日記帳を読み返すなど想像して頂けると、わかりやすいであろう。
このように本作品では、主人公の恋愛を見守るだけではなく、視聴者一人一人が自身の過ぎ去った恋愛を思い出しながら視聴することができるため、より興味深く見ることができるドラマだと評判となった。また、その時代ごとの音楽やファッションなど流行を細かく取り入れているため、特に韓国で主人公たちと同世代の視聴者であればより共感できたのではないか。ソ・ガンジュンとイ・ソム、二人のナチュラルな演技も視聴者からは受けが良く、ドラマをより一層盛り上げた。
しかしながらストーリーや演出に関しては「平凡な男女のリアルな恋愛を描く」と紹介したが、それが却って「ストーリーが地味だ」と物足りなさを感じた人もいた(激しい展開のドラマを望む人には物足りないだろう)。また、主人公たちの12 年という長い歳月を描いたドラマのため、登場人物たちの回想シーンなども含めシーンが変わることが多く、複雑で難しく感じたり、集中して見ることができないなどといった意見も目立った。主人公二人の3度の出会いに関しても、前半の没入度に比べると後半は少し見劣りするといった意見もあり、結末に対しても納得いかないファン達も多かったようだ。そのような評判の通り、視聴率も芳しい結果とはならなかった。第4話の3.4%が最高視聴率となり、全体を通して2%台を行ったり来たりする結果となった。
俳優の演技に関しては評判が良かったが、脚本などストーリー展開に疑問を持った人も多かった本作品。しかしながら、それも本作品のポイントである「平凡な男女のリアルな恋愛」を描いた特徴の一つと言えるのではないか。「恋は盲目」という言葉もあるように現実では恋愛中の人々の思考回路は理解できないことも多く、そんな姿を美化せずに描いたと言うこともできるだろう。(参考までに、ストーリは少し違うが「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」も平凡な男女のリアルな恋愛を描いたドラマとして人気を博したが、後半にいくにつれヒロインの行動に理解できないといったイライラする視聴者が多かったのは記憶に新しい。これも正に、リアルな恋愛を誇張なしで描いたドラマといえるだろう。)
自身の恋愛を思い出しつつ本作品の世界観に思いっきり浸ることもでき、韓国の時代の流行の変化などに注目して見るもよし、単純にイケメンのソ・ガンジュンを思いっきり楽しむこともできる、様々な楽しみ方ができる本作品。是非とも注目してもらいたい。
◇予告動画
【作品詳細】【「第3の魅力」を2倍楽しむ】