テレビゲームの達人が現実のレーサーに! 「GT Academy」サイトと動画を公開
日産自動車は、テレビゲームの達人が実際のレースに参戦する過程を描いたサイト「GT Academy」(GTアカデミー)を公開した。
GTアカデミーは、欧州日産とソニー・コンピュータエンタテインメントヨーロッパが共同で創設したドライバー育成プログラム。
ヨーロッパ10か国(デンマーク、ドイツ、スペイン、フランス、イタリア、オランダ、ノルウェー、フィンランド、スウェーデン、イギリス)の2万5000人のプレイヤーがプレイステーション3専用レースゲーム「グランツーリスモ5プロローグ」でネットワーク中に設定された国別の予選トーナメントに参戦。
参加10か国で各国上位20ドライバーが国内決勝戦に進み、同タイトルで直接対決。この国内決勝戦での各国上位3ドライバーにステージ3の出場権が与えられた。
彼らは、イギリスのシルバーストンに集結し、実際のレーストラックで本物のドライビング技術を競うセッションに参加。
参加者は、日産GT-Rでドライビングスキルを披露するだけでなく、さまざまなテストを通して精神面、体力面でのスキルを発揮することも要求される。
このシルバーストンで上位2人が選出され、競技ライセンス取得のため、4か月間にわたってドライビングレッスンを受ける。そして、2009年1月、スペインから応募したルーカス・オルドネス(23歳)がアラブ首長国連邦(UAE)で開催される「ドバイ24時間レース」に日産フェアレディZで参戦した。
さらに、5月3日から開幕した「GT4ヨーロピアンカップ」にも参戦。同カップは、6イベント(12レース)で行われ、2人のドライバーがレース中に交代でドライブし、シルバーストン、アドリア、オッシャースレーベン、スパ・フランコルシャン、ゾルダー、アルガルプと転戦してシリーズチャンピオンを決める。
オルドネスは、序盤から好レースを繰り広げ、ゾルダーで記念すべき初優勝を飾る。そして、優勝2回、表彰台6回という好成績で、シリーズ2位という堂々たる結果を残してシーズンを終えた。
オフィシャルサイトのシーズンレポートでは、同カップのレポートをクリックすることで、レースごとのレポートを動画で見ることができる。
映画のようなシンデレラストーリーと、オルドネスのレースごとの成長、同カップ全体のプロフェッショナルな戦いぶりを堪能することができる。
「GT Academy」オフィシャルサイト
「GT Academy」オフィシャルサイト・シーズンレポート