チョン・イル「ヘチ 王座への道」第13話<迷惑>ネタバレあらすじと見どころ、豆知識:侍講院って?
イ・グムが新たな吏曹正郞に推薦したのは、司憲府の堅物、ユン・ヒョクだった!新たな人事改革を始めようとしたが…韓国本格時代劇「ヘチ 王座への道」第13話あらすじと見どころ、豆知識を紹介、番組公式サイトにはチョン・イルからのコメントと予告動画が公開されている。
※オリジナル版を参考にしているために、カットされたシーンやあらすじが前後する場合もあることをご理解ください。
※この記事は、2019年11月10日~2020年5月3日までNHKBSプレミアムでの放送時に紹介したものです。
●ネタバレなしの第13話のあらすじはこちら。【「ヘチ」を2倍楽しむ】では、ドラマの時代背景や見どころや実在の人物紹介などをまとめて紹介。
■第13話「迷惑」(見どころ・豆知識)
イ・グムは「もうすぐイ・グムへの逆風が吹き荒れる」とミルプン君イ・タンから不気味な警告を受ける。王、景宗に「イ・グムの代理聴政を要請する」という上訴が届き、景宗と少論派の重臣チョ・テグは怒りに震える。上訴のことを知らないイ・グムだが、突然、講義が中止になるなど朝廷内の妙な雰囲気を感じる。
イ・グムの師となった少論のイ・グァンジャとチョ・ヒョンミョンがイ・グムを擁護すればするほど、チョ・テグの怒りは増幅する。
吏曹正郞に昇進したユン・ヒョクは、10日間執務室に泊まり込み、各行政機関をけん制する三司(司諫院、司憲府、弘文館)の全高官を再審査するという人事令を出す。
堅物ユン・ヒョクの異例の昇進に元上司たちが、手のひらを返して手土産持参で日参するも会えない。
王に謁見して人事令の報告をするユン・ヒョクが世弟イ・グムの同席を求め、イ・グムも姿を見せる。イ・グムはユン・ヒョクの人事令を評価しながらも、施行前に自浄する機会を与えるべきだと主張。感服するユン・ヒョクを見て、景宗は冷笑を浮かべてイ・グムの政治手腕を褒める。そして「だから余が頼りなく見えるのだろう」と皮肉を口にし、「今後はすべてイ・グムの指示通りにして、報告もイ・グムに直接し、裁可もするように」と冷たく言い放って退出する。
イ・グムを迎え入れるユン・ヒョクの目に宿る信頼の念を見逃さない景宗。その表情は明らかに不機嫌。事情を知らないイ・グムとユンは王の不機嫌に戸惑う。
景宗の態度がミルプン君の意味深な言葉と繋がると考えたイ・グムは、タルムンの元へ駆けつける。だが、タルムンはミルプン君にあやしい動きはなかったと答え、王について調べるという。
人事改革で保身に走る高官たちにより、生け贄にされそうだと知り焦るウィ・ビョンジュは、過去に担当した事件の文書を処分しようとする。だが、現れたパク・ムンスに証拠となる文書を取り上げられ、不正事件の容疑者として逮捕される。もがくウィ・ビョンジュに「不正を犯した上官たちも告発する」と宣言して連行する。
ウィ・ビョンジュがイ・グムを目の敵にしたというのが、生け贄にされた理由だが、決定打は南人出身ということ。
その夜、パク・ムンスから高官たちが最初にビョンジュを捨てたと報告をうけたイ・グムは、彼が老論派ではないからだと考え、今回の人事改革が失敗すれば裏目に出る可能性があることを心配する。「これだけでは終わらせない」と決意を口にするムンスに、最後まで気を抜くなと念を押す。一方、タルムンが王宮の様子を調べていることが気がかりなヨジ。イ・グムが心配はいらないというが、ヨジの胸騒ぎは収まらない。
ムンスは、イ・グムと自分とヨジとの3義兄弟の関係を崩したくないのだろうが、彼のヨジに対する気持ちはそれだけなのか?
体調がすぐれないという景宗に薬を届けようとするイ・グムは、チョ・テグに体よく追い返されてしまう。弟であるイ・グムを信じたい景宗は、イ・グムが上訴に関わっていないかもしれないというが、チョ・テグは「“代理聴政”の話が出たことは、イ・グムが既に王権を脅かす存在だということ」と説得される。
王の世話を焼くのも世弟の役目。これについては9話■豆知識参照。上訴の全文は景宗が読み上げるのでお聴き逃しなく。
翌朝、上訴文の内容を知ったタルムンは、すぐにイ・グムに知らせるよう指示する。血相を変えてミン・ジノンの元へ乗り込んだイ・グムだが、その様子からミン・ジノンが黒幕でないと察する。キム・チャンジュンらにも確認するが、否定され困惑する。その頃、上訴がミルプン君の計略だと疑うタルムンは、ユニョンに会って、疑いが確信に変わる。そして…。
タルムンに全幅の信頼を寄せるイ・グムだけに、ミルプン君は黒幕ではないと信じてしまっている。一方、ミルプン君の不審な動きをなぜイ・グムに知らせなかったかと、ユニョンに問われたタルムンは、どう答えるのか?
ウィ・ビョンジュの不正を調査していたパク・ムンスやヨジたちも上訴の内容を知ることに。その頃、少論派はイ・グムの処分を論じ、イ・グムは景宗から上訴文についての意見を迫られる。イ・グムは、「上訴は逆心の現れ、戯言に惑わされないように」と進言するが、一度疑いを抱いた景宗は聞く耳を持たず、「代理聴政を受け入れる」と言い放つ。
景宗の言葉に凍りつくイ・グムに注目。
イ・グムが代理聴政など望んでいないことを知るパク・ムンスは、タルムンに相談するが、タルムンは跪いて誤解を解くしかないと答える。その頃、イ・グムもまたそれしか方法はないと、大殿の前で席藁待罪を始める。報告を受けたミン・ジノンは少論に任せて静観することに。
席藁待罪(ソッコテジェ)は、座して罪の許しを請う屈辱の罰。■豆知識で解説。様子を見に来たイ・グァンジャにイ・グムが口にした言葉は、9話でイ・グァンジャが「イ・グムを認めない理由」として話した言葉。
チョ・ヒョンミョンに世弟の師としてイ・グムを守るべきと迫られたイ・グァンジャ。彼自身もイ・グムに逆心がないことを信じ、大妃に景宗への説得を懇願する。
さあ大妃は動いてくれるのか?
激しい雨に打たれながら席藁待罪を続けるイ・グム。クンテは「イ・グムを捨てるのか」とタルムンを責める。その頃、老論から見捨てられたウィ・ビョンジュを抱き込もうと考えるミルプン君は、上訴の黒幕が自分だとビョンジュに明かし、次の計略も打ち明ける。
ウィ・ビョンジュ相手にイ・グムへの恨みを口にするミルプン君の潤んだ目が何とも不気味だ。
翌朝、大妃が景宗を説得しに大殿へ。ところが、ミルプン君と結託したウィ・ビョンジュが動き出す。謀反事件に関わる告発文が届き、ウィ・ビョンジュがイ・グムを推戴したキム・チャンジュンとイ・イギョムの孫と息子を反逆罪で捕える。
景宗とイ・グム、2人の気持ちをよく知る大妃が、どのように景宗を説得するのか?モデルとなった仁元王后もイ・グム(英祖)がピンチになるたびに助けてきた。詳しくはコチラで詳しく紹介している。
ミルプンが現れ衰弱したイ・グムを挑発する。そこに景宗が姿を見せ…。
大妃の言葉にもう一度景宗を信じようとした景宗だったが…。
■豆知識:侍講院(シガンウォン)って?
イム・ホ扮するイ・グァンジャはイ・グムの師、侍講官となった。侍講院とは、東宮(後継者、世子・世弟)の教育を担当する官庁。侍講官たちは、当代の若き中堅実力者で構成され、メンバーは、東宮が国王に即位する時に国家の要職に就く予定で、「みだりに名前を呼べない大臣」との意味で「不召之臣」とも呼ばれた。侍講官は文官の中の秀才の中から選ばれるが、身元も曽祖父の代まで徹底的に調査された。講義は、1日に3回。月に2回は習ったことの復習する会議もあった。常に世子に模範の行動を示し、彼らによって世子の日常は王に逐一報告された。
■キャスト⇒相関図(NHK)
延礽君ことイ・グム役:チョン・イル
茶母ヨジ役:Ara(コ・アラ)
熱血漢パク・ムンス役:クォン・ユル
町のごろつきダルムン/タルムン役:パク・フン
密豊君ことイ・タン役:チョン・ムンソン
ほか
◇NHK「ヘチ 王座への道」番組サイト
2021.02.14スタート 毎・日23:00-24:00 NHK総合
2019.11.10-2020.05.03 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
◇作品公式サイト
【作品詳細】【「ヘチ」を2倍楽しむ】