韓国tvNにて最終回が放送され視聴率21.7%を記録し、tvNドラマ歴代視聴率1位の大ヒットとなった「愛の不時着」。今回はドラマの主人公、リ・ジョンヒョク（ヒョンビン）×ユン・セリ（ソン・イェジン）の二人のキャラクターに注目！尚、本作品は現在Netflixにて全話一挙配信中だ。

最終回まで各話の詳しいあらすじと見どころ、カメオ情報、豆知識、韓国での評判などは【「愛の不時着」を2倍楽しむ】でまとめて紹介している。



「愛の不時着」は、財閥の娘と北朝鮮の将校との絶対極秘ラブストーリー。分断された韓国と北朝鮮という独特の背景設定やパラシュートの不時着から始まる出会いや不法入国といったこれまでにない斬新なストーリーが展開される。ヒョンビン×ソン・イェジンという超ビッグカップル主演というだけでなく、「ロマンスが必要」シリーズ「グッドワイフ」「ロマンスは別冊付録」などのイ・ジョンヒョ監督、「星から来たあなた」「プロデューサー」「青い海の伝説」などの脚本家パク・ジウンが手がけたということで、放送前から大きな話題を集めた。

尚、本作品はドラマにアクセントを作ってくれた脇役一人一人も個性豊かで魅力的！詳しくはキャラクター紹介記事にて紹介中だ（北朝鮮のF4＋1 の俳優たち、社宅村の噂好きの4人組奥様）。

まずご紹介するのはヒョンビンが演じた北朝鮮のエリート軍人リ・ジョンヒョク。ヒョンビンは放送開始前のインタビューで「何から何まで完璧な原則主義者だが、暖かい心の持ち主であり、純粋で素朴な面も持ち合わせたキャラクターだ」と語っている。正にこのキャラクターのギャップ、ツンデレ具合が絶妙で、多くの女性視聴者が見事に心を撃ち抜かれてしまったようだ。 かつて「太陽の末裔」が一斉を風靡した際には、ソン・ジュンギ演じる主人公ユ・シジンの男らしい軍人姿にハマる女性多発、軍人言葉が一時ブームとなったが、今回も同様に視聴者たちの間で話題となった。特に今回は北朝鮮なまりもプラスされた軍人言葉であるため、視聴者たちにとってはより新鮮だったのかもしれない。友人との会話にリ・ジョンヒョクの独特な口調を挟みつつドラマについて熱く語る姿などが見られた。また昔からヒョンビンを見てきた世代だけでなく、学生など若い世代にまでその人気は及び「理想のタイプはリ・ジョンヒョク！」と公言する10代の姿まで！それだけリ・ジョンヒョクという今回のキャラクターは女性に新鮮で魅力的に映ったようだ。尚、本作品の韓国での放送当時、北朝鮮が「民族分裂の悲劇を商業的に活用している」など暗に本作品に対して不満を示すヒヤリとするニュースも見受けられたが、実際の視聴者である韓国人は特に気にせず一種のエンターテイメントとして割り切って楽しんでいたようだ（韓国での評判記事はコチラ）。

ちなみにヒョンビンといえば、これまでに『王の涙 -イ・サンの決断-』『コンフィデンシャル／共助』「アルハンブラ宮殿の思い出」など、作品ごとに新たなジャンルの役柄を演じ様々な魅力を見せてきた。しかしながらやはりヒョンビンといえば2005年の「私の名前はキム・サムスン」や、2010年の「シークレット・ガーデン」などラブコメのイメージが強い人も多いはず。そこから10年、15年もの時を経た2020年現在においても世代を問わず女性たちを虜にするヒョンビン。彼のビジュアルや演技力は勿論のことだが、どんどんと「人生キャラクター」を更新していくチャレンジ精神は驚きを超えてもやは尊敬に値するほど。今後も更に魅力爆発キャラクターが生まれるのではないかと楽しみで仕方ない。
これまで多くのファンを魅了したヒョンビンがまたラブコメに帰ってきたと話題となった本作品。“ヒョンビン沼”、“リ・ジョンヒョク沼”にハマること間違いなしだろう。

次にヒロインのユン・セリを演じたソン・イェジンといえば、もやは知らない人はいないほどの名作『私の頭の中の消しゴム』をはじめ、ヒョンビンと同様これまで多くの大ヒット作品に出演してきたトップ女優だ。特にここ数年では2018年に出演した「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」で年上女子×年下男子シンドロームを巻き起こし、現代の韓国における新たな女性像、恋愛スタイルなどを示してくれた。同作品ではちょっぴり男性を振り回したり依存しがちな面もあったものの、会社のセクハラ問題など逆境にも1人で立ち向かう芯の強い女性像を演じている。

そして今回、本作品で演じたユン・セリは財閥令嬢。また韓国ドラマによくある設定かと思いきや、ファッション会社を設立するなど自身も努力を怠らずバリバリと働く主人公であり、正に現代の女性の姿といえる、自立した女性像を見せてくれた。また北朝鮮に来てしまったにもかかわらず現地の奥様方や軍人らと打ち解けてしまうなど、物怖じせずバイタリティ溢れる性格は見習いたいほどだ。話題となった“タルメク＝탈맥（干しダラとビール）”のシーンなどからも、北朝鮮でも周囲から慕われ楽しく日々を過ごしてしまう！？ユン・セリの魅力が伝わってくるだろう。ソン・イェジンは放送開始前のインタビューにおいて「ユン・セリはカリスマ性があり、時に愛らしい人物。笑いたい時に笑って、悲しい時は思いっきり泣く、感情に素直に表現する女性だ」とヒロインの魅力をアピールしたが正にその通り。更に一見クールで冷たいリ・ジョンヒョクとの組み合わせだったためより魅力が際立ったのだろう。ずっと見ていても飽きないユン・セリというキャラクター、是非とも１話1話じっくり見てもらいたい。

ところで最高のケミを見せてくれた二人は、ヒョンビンが初の悪役に挑戦した映画『ザ・ネゴシエーション』でも共演しているが、「シークレット・ガーデン」の最終回にソン・イェジンがカメオ出演していたのを覚えておいでだろうか？

このように本作品の二人は最高のカップルと絶賛された二人。リアルタイムでの視聴はもちろん（視聴率21.7%を記録）、好きな時にいつでも視聴可能なテレビのタシポギ機能やNetflixなどを通じてドラマ放送終了後も根強い人気を保っている。特に韓国で放送終了した2月以降は昨今の世界的な自粛ムードも相まって、本作品の人気は未だに衰えることを知らない（関連記事はコチラ）。ストレスが溜まりがちな“巣ごもり生活”だが、本作品でドキドキしたり、涙を流しながらドラマの世界にどっぷりはまってみては？とても有意義な時間を過ごせるはずだ。

■キャスト
リ・ジョンヒョク役：ヒョンビン
ユン・セリ役：ソン・イェジン
ソ・ダン役：ソ・ジヘ
ク・スンジュン役：キム・ジョンヒョン
チョ・チョルガン役：オ・マンソク
チョン・マンボク役：キム・ヨンミン
ピョ・チス役：ヤン・ギョンウォン
パク・グァンボム役：イ・シニョン
キム・ジュモク役：ユ・スビン
クム・ウンドン役：タン・ジョンサン

◇Youtube予告動画
◇Netflix

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