田中裕子が伝説の女帝に！NHK日中合作ドラマ「蒼穹の昴」会見動画配信

2010年1月10日からNHK BSハイビジョンでスタートする日中共同制作ドラマ「蒼穹の昴」の第1話がこのほど完成、メイン・キャストの田中裕子さんと原作者の浅田次郎さんが出席した試写会後の会見の模様がNHKの番組情報サイト「コレ見て!MOVIE」に配信されている。

「蒼穹の昴」は、清王朝末期の中国を舞台に、落日の大国を統べる最高権力者・西太后の命運とともに絡め取れれてゆく二人の若者を中心に、壮大なスケールとスピード感で展開する歴史エンターテインメント・ドラマ。風雲急を告げる外圧、地の底から沸き起こる内圧。「三国志」に比肩しうる権謀術数や、人間が持つ情と夢と希望が描かれていく、2010年期待のいわば“もう一つの大河ドラマ”だ。

田中裕子さんが演じるのはなんとあの西太后。一般には悪名高き烈女のイメージが強いキャラクターを、それとは全く対照的な“和”を絵に描いたような田中さんがどう演じるのか、気にならずにはいられない。田中さん本人も「最初に西太后の役と言われたときには、想像もしていなかったのでキョトンとした。プロデューサーの方に『びっくりしないでください』と言われて、思わず『人間の役ですか』と聞いてしまったくらい」と虚を突かれたようだ。それでも「悪役とされている人の苦しみとか喜びといった心の揺れみたいなものを演じてみたい」と、役への思い入れを語った。

一方、「映像化になると聞いて無理だろうと思った」という浅田次郎さんは「こんなことができるんだな」と完成した映像に感心した様子。田中さんの西太后役にも意外性を感じたとはいうものの「家にある西太后の写真を見て比べてみると、以外とピッタリかなと思った」という。

はたしてどのような“田中西太后”が映像となって現れるか、年明けの放送が楽しみだ。

「蒼穹の昴」試写会＆会見　NHK