NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」皓ランが雅王女を救う!第7話予告と6話ネタバレ:孟嘗君の逸話
中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)雅王女のピンチを救うため皓ランが編み出した秘策とは?その裏で呂不韋(りょふい)と皓ランが異人(いじん)を逃がそうと奔走!11月8日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第7話あらすじと第6話ネタバレあらすじ、豆知識(孟嘗君の逸話)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。
「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
※【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。
11月1日放送の第6話でも女たちの策略が炸裂。自ら毒を飲んで妹の岫玉(しゅうぎょく)に罪をなすり付ける皓ランや、王様に耳打ちして皓ランを側室に上げようとする雅王女。それを知っていてわざと皓ランを側室に差し出す厲王妃。彼女たちを見ているだけで恐怖でしびれあがってしまいそうになるが、それとは対照的に上手く使われる王様や、嫉妬心から嫌がらせをする蛟王子のダメンズっぷりが印象的な回となった。終盤では皓ランと雅王女の湯あみシーンに「サービスショット!」「なんで2人でお風呂入ってるのかよく分かんないけど、見た目が美しかったからヨシ!」と視聴者も盛り上がり、皓ランと雅王女、敵対していた2人がぐっと距離を縮めたラストとなった。
そして11月8日放送の第7話では、そんな雅王女が一世一代の芝居に打って出る。突然、雅王女に降りかかった魏と楚からの縁談話。しかもそれが国を背負ってのこととなれば普通の縁談とはわけがちがう。戦をすれば女がいつも犠牲になると不満を漏らす皓ランが、雅王妃の為にひと肌脱ぐ!断れば戦になりかねない状況だが、果たして皓ランはこの窮地をどのように乗り切るのか、第7話もお見逃しなく!
■前回:第6話ネタバレあらすじ
趙王は司徒月が皓ランの物を燃やしているところに遭遇した。そこで皓ランが王と王妃の長寿を祈り、兵士のために綿入れを縫っていたと司徒月から知らされる。関心した趙王は牢屋に閉じ込められている皓ランに会いに行った。皓ランは「敵と協力したことはない」と告げると突然血を吐いて気絶してしまった。趙王は皓ランを運び出し、宮廷医師・殷小春に容体を診てもらう。そして小春は皓ランが毒を盛られたと報告した。雅王女は皓ラン自ら毒をあおったのではないかと言うが、その時呂不韋が現われ、蜀候夫人が落馬し死亡したと報告した。
通じていたはずの皓ランと蜀候夫人が災難に見舞われたことで、裏切り者という皓ランの疑いが薄れ、逆に皓ランに会うため牢屋を訪れた岫玉にその矛先が向けられた。看守が岫玉から金を受け取ったと証言したことで、岫玉は皓ランの毒殺未遂で逮捕されてしまう。その後、皓ランは一命を取りとめ回復したが、実は小春に頼み自ら毒を服用した皓ランの自作自演だった。呂不韋が皓ランの見舞いに来て、特別な毛皮の服を与えた。皓ランは「自分のことを諦めないでくれてありがとう。」と感謝した。
その頃、趙は秦の兵に国境を囲まれていた。趙王は敵を退ける案はないかと百官に尋ねると、趙丞相が楚と魏に使節を派遣し同盟を結んだと秦に思わせることを提案した。しかし戦をするには資金がいると主張する蛟王子は民衆から金を集める事を提案した。そしてその役目を呂不韋に命令し、期限は15日と約束させた。そして趙王は、2人の計画両方を実行することを決定した。呂不韋は嬴異人(えいいじん)に香陽から届いた手紙を持ってきた。そこには異人の為に毎日祈っている異人の母・夏姫のことが記されていた。呂不韋は異人を秦に返すために最善を尽くすことを約束する。一方、呂不韋は資金集めに頭を悩ませていた。無理に金を集めれば民衆からの不満が出る事を懸念した呂不韋に皓ランがある提案をした。
約束の15日が経ち、呂不韋は邯鄲で金も食料も調達しない代わりに王への信頼を持ってきたと報告した。民に苦しい思いをさせまいと、戦の為に金や食料を召し上げなかった王様の思いに民衆は感銘を受け、自ら兵役に志願する者たちがあらわれたというのだ。そして呂不韋は3万の兵を集めることに成功。さらに呂不韋や趙丞相は自らの財産を王に差し出し、周りの百官たちもそれに倣った。そして趙王はこの呂不韋の功績を労うのだった。
趙王は雲少妃に馬服山の祭祀をさせることにしたが、王妃は自分がやると主張し、趙王を承諾させるために皓ランを側室に上げることを約束したのだった。これは全て雅王女の入れ知恵であることに気づいた皓ランは、呂不韋に相談する。すると、呂不韋は雅王女の似顔絵を楚と魏に送り縁談に持ち込むよう仕向けたのだった。そして、皓ランが祭祀の名簿を作成していると趙王がやって来た。皓ランはこっそり異人の名前を消した名簿を王に見せ承認を貰った。これで異人を逃がす手はずが整ったかに思われたが、その後、蛟王子によって異人が参列することが発覚した。
一方、趙王は楚国の王太子・熊と魏の使者が雅王女との縁談を申し込みにやって来たと報告を受けた。熊は雅王妃の自画像を持参しており、勝手に宮中に入って趙王を探し、雅王妃との結婚を承諾して欲しいと頼んだ。そして宮中を出る時に雅王女を見てその美しさを絶賛した。雅王女はどちらの国にも嫁ぎたくないと訴えるが、縁談を断れば戦になりかねないと厲王妃にたしなめられる。そこで雅王妃は異人に相談しに会いに行くのだが。
雅王女は意地を張って食事をとらずにいた。魏と楚は同盟を結ぶ為に大軍を率いてやって来ていた。我を通そうとする雅王女に、厲王妃は婚姻は避けて通れないと諭すのだった。そこで皓ランはある提案を王妃と王女に持ち掛ける。雅王妃を助けたいと考える皓ランは、同じ女性として尊厳と自由を守るために戦おうと約束するのだった。
■豆知識:孟嘗君(もうしょうくん)の逸話
蛟王子から15日間で軍資金を集めるよう無茶振りを押し付けられた呂不韋に、皓ランが出したヒント、「孟嘗君の逸話」。斎の国の王族出身であり、政治家として中国戦国時代に活躍し、戦国四君に数えられた孟嘗君。その逸話とは一体どんなものなのか。
孟嘗君は、自分の領地から借金を取り立てる役を任されるが、食客の一人、馮驩(ふうかん)は勝手に借金を帳消しにし、「領民の忠誠心と名望を買った」と釈明した。しかし、これにより借金の帳消しの噂が広まり、孟嘗君の人気が高まったとされる。実際に孟嘗君が行ったことではないが、王族出身だけあって、部下の大胆な行動も寛容に許せる大らかさは持ち合わせていた様子だ。
ドラマではこの逸話からヒントを得た呂不韋が、自ら資産を差し出すかたちで無茶振りも鮮やかにくぐり抜けた。しかし、皓ランも言っていたように、これは金勘定が好きでケチな呂不韋には思いつかない奇策で、皓ランのアドバイスが功を奏した結果となった。
■第7話あらすじ
趙王が祭祀を行う馬服山に、楚の太子と魏の使者がやって来た。両者とも雅王女へ求婚すると共に同盟を求めており、兵を率いてあわよくば攻撃してくる姿勢をとってくる。話合いを任された皓ランはある行動を取るのだが、果たして楚の太子たちをうまく追い返すことができるのか?
一方、呂不韋は騒動の隙をぬって異人を秦へ逃がそうと試みる。しかし、皓ランを憎んでいる岫玉が皓ランと呂不韋を完全に排除しようと企むのだった・・・。
原題:皓镧传
制作:2019年 中国
■キャスト⇒相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
厲(れい)役:ニン・ジン [声:深見梨加]
趙 丹(ちょうたん)役:ワン・ジーフェイ [声:内田直哉]
韓 瓊華(かんけいか)役:ジャン・ナン [声:甲斐田裕子]
◇紹介ムービーとインタビュー映像
◇NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
※再放送 翌週13:00~
◇Youtube予告動画
【華流ドラマ】【作品詳細】【「コウラン伝」を2倍楽しむ】