NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」皓ランと呂不韋がキス!第9話予告と第8話ネタバレ:漢方「半夏」
中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)市場デートで皓ラン、呂不韋(りょふい)がお互いの気持ちを確かめ合う?!11月22日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第9話あらすじと第8話ネタバレあらすじ、豆知識(漢方「半夏」)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。
「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
※【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。
11月15日放送の第8話では、本格的に呂不韋による嬴異人(えいいじん)脱出計画が遂行される。宮殿の混乱に乗じて馬を走らせる2人だが、皓ランを心配する呂不韋が「大事なものを忘れました」ときびすを返し宮殿へ戻って行くシーンにはドキドキさせられた。視聴者からは、怪我をやせ我慢する呂不韋に「牢での態度がかわいすぎて・・・」との声も上がり、告白させたい皓ランとの攻防戦にも「ニヤニヤが止まらない。」と2人のやり取りに視聴者も盛り上がった。
そして11月22日放送の第9話では、皓ランと呂不韋が市場でデート!側室に推挙されることから逃れたい皓ランは、実家に帰ると嘘をついて3日間の休暇をもらった。実家では、継母・高敏(こうびん)がこれまで皓ランにしてきた悪行を詫びるが、そこには高敏のある思惑がある様子。そして、市場に出かけた皓ランは、呂不韋と束の間の楽しい時間を過ごすのだが・・・・。ついに2人の想いが通じ合う第8話もお見逃しなく!
■前回:第8話ネタバレあらすじ
呂不韋と異人は、雅王女から皓ランが趙王暗殺の容疑で投獄されたと聞かされた。呂不韋はすぐその場を離れるが、秦との戦が激化する中、異人は自由に動けないでいた。呂不韋は殷小春(いんしょうしゅん)に趙王の容態を聞きに行くと、趙王の意識不明は続いており、目が覚めるまで3日から5日かかるという事だった。なかなか目覚めない趙王に、小春の処方に異を唱える医師が現れ、蛟王子はこちらの医師の見立てを支持した。王妃は小春とこの医師と担当を交代した。
呂不韋は異人とともに脱出計画を進めていた。そこで呂不韋は水桶に隠れて脱出することを思い付き、水桶の運び人を買収した。小春は趙王に面会することが出来ないので、呂不韋に相談するが、呂不韋は王の病には興味がない様子だった。小春は呂不韋が皓ランを助ける気がないと考え、自分が皓ランを助けなければと思うのだった。一方、運び人はこのことをすぐに蛟王子に報告するのだった。
呂不韋は手配を追え、異人と共に羽王子に会いに行った。呂不韋は羽王子に蛟王子と王位を巡り戦うことを勧め、趙国の戦況を分析し、趙勝丞相の支援を得る事を提案した。異人は父親を説得して軍を引かせ、羽王子の支援をすることを約束した。そして羽王子は異人の脱出を助けることを承諾したのだった。
雅王女は食事を作り、異人と共に楽しい時間を過ごした。いつも冷たい異人がこの日は優しい態度をとるので、おかしいと感じた雅王女は侍女に呂不韋と異人を見張らせるよう指示した。ある夜、呂不韋と異人は権孫将軍と酒を酌み交わしていた。その頃、運び人が水桶を宮殿の外に運び出そうとしているところを、中に異人がいると疑う蛟王子が止めに入る。桶を運び出そうとする羽王子ともみ合っていると桶が倒れてしまい、中から異人ではなく酔っぱらった権孫将軍が出てきた。
宮殿の混乱に乗じて異人と呂不韋は馬に乗ってすでに脱走していた。しかし皓ランが心配になった呂不韋は異人に渡し場へ行くよう指示し、自分は宮殿へ引き返した。皓ランを待つ異人のもとに雅王女がやってきて、皓ランの名前を出し異人を趙に留まらせた。呂不韋は地下牢へ行ったが、そこにいたのは皓ランに扮した別の女官で、呂不韋は兵士たちに捕らえられてしまう。呂不韋は皓ランと同じ牢屋に閉じ込められた。怪我をしている呂不韋は、命の危険を冒して皓ランを助けに来たことを話すと皓ランは嬉しい気持ちなった。
その頃、福門宮で火事が起こっていた。小春はこの騒動に乗じて薬局に潜り込み、王様の薬を盗み出した。放火の容疑がかけられた小春は高昊陽(こうこうよう)に追いかけらていたが、羽王子が馬に乗ってやって来て小春を救い出し宮殿へ戻った。
趙王が目を覚ましたが、会話はできない状態だった。蛟王子は暗殺者は皓ランと決めつけ、皓ランを助けにきた呂不韋ともども処刑すると言い出した。そして主治医は小春の見立てのせいにしたが、その時小春が羽王子と共にその場にやって来て、主治医が王に過剰な半夏を飲ませたことが原因で呼吸困難になっていると伝えた。主治医は半夏は安全な範囲内だと主張したが、小春は王様が山で半夏を食べてそだった鶏のスープを飲んでいることに気づき、そのことを指摘すると主治医は慌てて地にひれ伏し許しを求めた。故意に王の回復を遅らせたことを知られたくない医師は、そのまま毒を飲んで自殺してしまった。実は主治医にそのことを指示したのは蛟王子だった。小春はすぐに王の解毒にとりかかり、趙王は皓ランを釈放した。
趙王は鹿肉料理の宴会をすることになった。しかし、宴会の席で鮮度の低い肉を用意したと趙王から責めを受けた呂不韋は百叩きの刑に処される。羽王子がすぐに呂不韋をかばったが、呂不韋は趙王に春に韓国へ行っておいしい鹿肉を高値で買う事を提案した。韓国人は3か月後には鹿狩りに専念する為、農地が荒れるはず。そこで趙王が食糧の価格を値上げして韓国に売れば、戦わずして韓国を手に入れることができると主張した。趙王は呂不韋の案に喜んだが、実はこれは異人が考えだしたものだった。そして異人の聡明さに助けられた呂不韋は感謝した。
■豆知識:漢方「半夏」
第8話で蛟王子が連れてきた医師が趙王の治療で使用した半夏という薬草。これは漢方生薬の1つで、現代でもストレスがあり、のどに異物感を取り除いてくれる漢方、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)としても親しまれている。半夏はサトイモ科カラスビシャクの球根の外皮を除いて乾燥させたもので、多年草の雑草で中国、朝鮮半島、日本にも分布している。ドラマでは王様に半夏を食べた鶏のスープを出していたが、山で育った鶏ならば半夏を食べて育ったと考えてもおかしくないだろう。
その半夏の特性としては、体を温め、気の巡りを促進し、停滞しているものを動かし発散させる効果がある。その一方で、摂取しすぎると体を乾燥させてしまい、口が乾いたり舌が乾燥し、呼吸困難に陥ることもあるらしい。ドラマでは、蛟王子の指示により王様の回復を遅らせるために用いられ、半夏がキーアイテムとなった第8話。趙王を刺客に襲わせたのも蛟王子ではないかと雅王女が疑う場面もあったが、王暗殺といい、半夏の過剰摂取で王の意識回復を遅らせるという蛟王子の狡猾さが浮き彫りになった回となった。
■第9話あらすじ
趙王の側室になる話が進む皓ランに、異人は嫌なら逃げるべきだと告げる。一度里帰りをすると嘘をついて3日間の休暇を許可をもらった皓ラン。宮殿を出た皓ランは、実母の墓へ向かうと父と継母・高敏(こうびん)と遭遇する。体が弱っている高敏は、皓ランにこれまでのことを詫びる。
皓ランは市場で呂不韋と会い、2人でつかの間の楽しい時間を過ごす。皓ランの実家で父親の誕生日祝いの準備が進む中、高敏は皓ランと話がしたいと言い出す。高敏は昔の話をし出し、皓ランの母の死を償わなければならないと告げるのだが・・・。
原題:皓镧传
制作:2019年 中国
■キャスト⇒相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴異人(えいいじん)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
厲(れい)役:ニン・ジン [声:深見梨加]
趙 丹(ちょうたん)役:ワン・ジーフェイ [声:内田直哉]
韓 瓊華(かんけいか)役:ジャン・ナン [声:甲斐田裕子]
◇紹介ムービーとインタビュー映像
◇NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
※再放送 翌週13:00~
◇Youtube予告動画
【華流ドラマ】【作品詳細】【「コウラン伝」を2倍楽しむ】