テレビ大阪「王になった男」第21-最終回あらすじ:玉座を懸けた戦いと都承旨イ・ギュの決断!
密書を大義名分にシン・チスと晋平君が反乱を起こす!テレビ大阪で地上波放送のヨ・ジング主演韓国時代劇「王になった男」(全24話)、8月14日(水)第21話~第24話(最終回)までのネタバレなしのあらすじと見どころを紹介、作品公式サイトで予告動画が公開されている。
※8月21日からは、18世紀後半、500年の王朝史においてもっとも波乱万丈、紆余曲折の人生を送った王であり、進んだ考えを持ち、民主的な手で皆を包容した賢君、朝鮮王朝第22代目王・正祖、イ・サンの物語「イ・サン」を再放送する。
「王になった男」は、イ・ビョンホン主演の大ヒット映画を映画版にリメイク。【「王になった男」を2倍楽しむ】では、各話の詳しいあらすじと見どころ、韓国での評判、主人公のモチーフになった朝鮮王朝の王・光海君についてなどをまとめて紹介している。
b>■キャスト
⇒【押さえておきたい登場人物8名の人物設定】
王 イ・ホン(2役):ヨ・ジング
道化師 ハソン(2役):ヨ・ジング
王妃 ユ・ソウン役:イ・セヨン
都承旨 イ・ギュ役:キム・サンギョン
妓女 ウンシム役:チョン・ヘヨン
チョ内官役:チャン・グァン
左議政 シン・チス役:クォン・ヘヒョ
護衛武士 チャン・ムヨン役:ユン・ジョンソク
ほか
■第21話
獄中のシン・チスはハソンを呼び出し、イ・ギュが王イ・ホンを殺したことを告げ、用がなくなればハソンをも殺すだろうと脅す。イ・ギュは大妃に会い、府院君殺しの黒幕が大妃であることを自白させ、廃母につなげる。ハソンに王殺しついて問われたイ・ギュは、自らの罪を認め、ハソンの足手まといになると都承旨の職を辞すことを願い出る。その後、行商人に託した密書をシン・チスに奪われたことを知ったイ・ギュはシン・チスに会いに行くが、牢から抜け出したチスに捕らわれてしまう。
黒幕を暴くためとはいえ、大妃に生々しくユン王子処刑の瞬間語る鬼の形相のイ・ギュが恐ろしく、大妃が憐れでもある。そんな二人の緊迫の対決をお見逃しなく。そして今話でついにハソンが真の王になり、イ・ギュがハソンを影武者ではなく真の王と認める。ここでイ・ギュは、自身の本心=怖れと人を信じることの大切さを語る。感涙必至の名場面をお見逃しなく。この後のイ・ギュのハソンへの態度の変化に、チョ内官とチャン武官が目をパチクリするシーンもお見逃しなく。そしてハソンと王妃の真正面のロマンスもいいが、イ・ギュがウンシムに遠回りに本心を打ち明ける大人のロマンスも本作の隠れた見どころの一つだ。この回の詳しいあらすじと見どころは21話詳細で。
■第22話
晋平君とシン・チスを中心とした反乱軍が城門を破る。地方に援軍を求めるも、到着まで4日かかる。それまで持ちこたえるための策を練るハソン。晋平君らは大妃に、密書を使って王を降伏させると言うが、肝心の密書が王宮にあることが分かる。またシン・チスは王を降伏させる代わりに晋平君ではない者を王座に就けようとしていることを大妃に伝え、2人は密約を交わす。一方、王宮では宣化堂が玉璽の押された文書が手元にあることをハソンに告白。密書に違いないと悟ったハソンはただちに持参するよう命じる。が、宣化堂は何者かに殺され、密書は奪われてしまう。
仲睦まじいハソンと王妃のツーショット。漢文も読めるようになったハソン。「ハソンが劉備なら息子と忠臣のどちらを選ぶか?」王妃から出された究極の選択に、ハソンはどんな答えを出すのか?そして、イ・ギュ不在の中、ハソンはチャン武官、チョ内官、そして王妃とこの難局を乗り越えることができるのか?晋平君を通り越して密談する大妃とシン・チス。もう一人究極の選択に悩むのは宣化堂。伯父か王か?宣化堂の背中を押したのはハソンの優しい一言。今回は、ハソンと大妃、イ・ギュとシン・チスとの対峙に注目。どちらも追い詰められているハソンとイ・ギュ側の堂々とした言葉にぐうの音も出ない大妃とシン・チス。この回の詳しいあらすじと見どころ、「四大門」については22話詳細で。
■第23話
ハソンはイ・ギュを救うため、晋平君とシン・チスを朝参に招く。朝参が始まり、密書の存在が明かされイ・ギュは罪を問われる。しかしギュはやみくもに明を敬い、後金との和親を悪とするシン・チスらに一石を投じる。ハソンに国の将来を託したギュは静寂を破り、護衛の剣を奪って晋平君を斬る、そしてイ・ギュもまた、護衛の剣によって斬られてしまう。その後、玉座を奪わんと反乱軍を連れ王宮に入ったシン・チスは、罠とも知らずハソンを追いかけ1人残される。目の前に現れたハソンに、大妃や反逆者らの首を持ってくると命乞いをする。
捕縛されたイ・ギュを出迎えるチャン武官。2人の視線が「ハソン王を守る」と無言の約束を交わしているようだ。そして朝参前のイ・ギュとハソンとの感動シーンで、「しばらく見ないうちに道化並みの笑いの才が生じた」と水を差すシン・チス。それに「いいや、生まれつきだ」と返すハソンの言葉に高笑いするイ・ギュ。トークでハソンに完敗のシン・チス。この回は、イ・ギュを演じる名優キム・サンギョンと、ハソンを演じる時代劇の申し子ヨ・ジングに泣かされ通しだ。ハソンの胸に抱かれたイ・ギュの最期は涙腺決壊必至の名シーンだ。イ・ギュはなぜ、自分の死屍を民に晒せといったのか?なぜ大妃はこれを容易に受け入れて半日の休戦に応じたのか?この回の詳しいあらすじと見どころは23話詳細で。
■第24話(最終回)
すべての罪が暴かれた大妃は、廃母となり毒薬を飲まされ最期を遂げる。月日は経ち、「大同法」が全国各地で実施され太平の世となる。そんな中、世継ぎがいないことから、臣下から側室を迎え入れるようすすめられたハソンは、自分の子ではなく帾城君に譲位するつもりだとソウンに打ち明ける。譲位したら民に戻りたいというハソンに、ソウンは王宮の外でもずっと側にいることを約束する。譲位後、先に王宮を出たソウンの元へ行くはずだったハソンだが、大妃を支持する勢力に襲われる。
玉座に座るハソンに向けて罵詈雑言を吐く大妃に「私の罪は私が背負うので、大妃の罪は大妃が背負ってください」と冷静に答える姿は、もはや名君といえよう。反乱の後の2年間のハソンの頑張りは、達筆になった漢文の筆跡でもわかる。その2年間に王族とも親しくして、譲位する相手を探していたとは全く抜け目がない。愛する王妃ソウンに、「私は王で民だ」「玉座は借り物」と、さらりと言ってのけるハソンのカッコよさは、さすがイ・ギュが見込んだ“王材”だけのことがある。この回の詳しいあらすじと見どころや『東医宝鑑』や『農事直説』については24話詳細で。
ここで紹介しなかった最終回のネタバレは、【最終回考:ハソンを愛した王妃とハソンに惚れた3人の忠臣!ドラマ結末と正史」で詳しく紹介している。
【作品詳細】【「王になった男」を2倍楽しむ】
◇テレビ大阪「王になった男」番組公式サイト
2024年7月3日-8月20日 月-木17:25-18:25 再放送
2020年11月2日-12月7日 月~金11:59-12:57 終了
◇「王になった男」予告動画