「相棒19」騙し、騙され、事件は極限の頭脳戦!右京が騙される?新春SPネタバレと第12話あらすじ

2021年01月02日13時10分ドラマ
@テレビ朝日

右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)が活躍する「相棒season19」第12話は、給付金詐欺にあっている角田(山西惇)を助けるために亘がアジトに潜入!しかし、事態はだましだまされ、思わぬ方向へ!2021年1月13日(金)よる9時、「相棒season19」第12話を放送!関連動画は番組公式サイトで公開中だ。



1月1日には恒例で放送された新春SP、岸谷五朗が息子を殺されたジャーナリストとして登場した。その存在感は強烈で、感情移入してしまい、「復讐をやってもいいのでは?」と思わせるまでの気分に視聴者をさせてしまった。抑えた演技だったが、息子に対する無念をよく演じていた。

新春SPももちろん、社会的な問題を取り上げた。未成年の犯罪、そしてその後の矯正教育についてだ。新春SPでターゲットとなる3人は、未成年時代にひどい犯罪に手を染めたという過去がある。一人目は親父狩りのように通りがかりの人を無作為に襲っていた過去をもつ。今は役所で派遣社員として普通に働いていたが、影では愚痴をこぼす日々だった。殺され方は自分がやった犯罪と同じ、鉄パイプで殴打されていた。二人目は今でも更生することはなく、ヒモとなり女に暴力をふるう日々だ。未成年時代犯した罪をおなじように絞殺されてしまう。そして、3人目、今でも特殊詐欺の元締めとして手下を使って荒稼ぎしている。まるで矯正教育など関係ないようだ。未成年の犯罪は今でも教育がいいのか、成人同様に扱うのかで世論も割れるが、今回の相棒の新春SPでも人々に考えさせられる内容となっていた。

1月13日から通常放送となる。13日に放送される第12話では、特命係の理解者である角田課長(山西惇)が詐欺にあっているという設定だ。特殊詐欺については、相棒でも何回も扱ってきて、新春SPでも扱われたが、末端の作業を担う人物は言葉巧みに組み込まれた未成年が多い。そして、元締めは捕まるようなところにはいない。第12話では亘(反町隆史)がアジトに潜入するが、元締めまできっちりと捕まえることができるのか?

■前回:新春SPネタバレあらすじ
ある日、都内の河川敷で、鎌田(永嶋柊吾)という区役所に勤める男の撲殺死体が発見される。さっそく捜査に乗り出した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、犯人とおぼしき人物が「右足をひきずっていた」ことを知る。

そんな中、右京は、自分をつけ回している中年男がいることに気付く。その男が『こてまり』にまで現れたため問い質すと、仁江浜、二エハマミツオ(岸谷五朗)というフリージャーナリストだと名乗る。聞くと仁江浜は、右京が“数々の難事件を解決している伝説の刑事”という噂を聞き、取材させてもらうつもりだったという。すげなく断わった右京だったが、仁江浜はすんなり引き下がりそうになかった。さらに、撲殺事件の現場にまで現れた仁江浜が、“少年犯罪”と“正義”について、右京を挑発するような議論をふっかけてくる。そこには、別の狙いがあるようにも思えた。

ほどなくして鎌田には、中学時代、無差別に人を襲った罪で少年院に入っていた過去が判明する。捜査一課は、かつて鎌田に襲われた被害者による復讐の線も視野に入れ、捜査を続行したところ、被害者のうち、鎌田の暴行で大怪我を負い、人生を狂わされた被害者の一人である瀬川(趙珉和)という男が浮かび上がる。伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)は、目撃証言とも人物像が一致する瀬川にあたりをつけ、接触を試みるが、なんと、伊丹たちの前で飛び降り自殺をしてしまった。

防犯カメラの映像から、瀬川にはもう一人共犯がいることがわかったが、容疑者が目の前で死んだことで、自宅謹慎を言い渡されていた。そうしているうち、もう一人の被害者がでた。同棲している女に酷いDVを与えているどうしようもない男だった。その男性には、未成年の頃に、空き巣に入った家に帰ってきた住民を殺してしまったという過去があった。自分がやったのと同じように絞殺されていた。これは、瀬川を犯罪被害者の会で知り合った女性がやったものだ。女性は、空き巣に入られた際に殺された被害者の婚約者だったのだ。この犯罪の防犯カメラを見ていると、仁江浜が映っていた。右京は、ニエハマミツオがオマエニツミハのアナグラムだと気が付いた。「お前に罪は?」という文言だ。そして、ニエハマの本名が大沼浩司だとわかった。大沼は防犯カメラにむかって右京に「また、会いましょう」を言っていた。

右京は昔の記憶をたどった。そして、12年前、強盗の現場に向かっていた右京は、車から見えた学生たちに注意を払った。それは、不良たちに連れられていた一人の学生の姿だ。気になった右京は強盗事件の後、彼らを追った。そこで、ガス爆発が起こっていた。近くにいる男性を助けると、もっと奥から「助けてください」という声が聞こえた。右京は手前に居た柚木竜一(平埜生成)から助けたが、柚木を外に出した際、壮絶な爆発がおき、奥にいた学生を救うことはできなかった。のちにわかったのだが、柚木達不良が大沼という学生をリンチするために連れて行っていたのだ。柚木はやくざである父親がもっていた銃を持ち出していて、それが暴発してガス管にあたり爆発事故を起こした。大沼直樹は死亡し、柚木達は助かった。

柚木を追っていると、柚木が自宅にかえっていないことがわかった。捜査に行こうとする右京のスマホがなった。『こてまり』の小出茉梨(森口瑤子)からだった。出てみると、それは大沼(岸谷五朗)だった。そして、茉梨を監禁していることをつげ、右京を呼び出した。そこには、柚木と茉梨が捕まっていた。未成年の犯罪について話を始める大沼。大沼は、極限の状況で柚木を助けた右京を理性では理解しているという。しかし、心が許さないといい、茉梨か、柚木のどちらを助けるかと右京に問う。右京は自分を撃てという。そこへ亘が入ってきて、助かった。最後に大沼が銃を撃ったが、それは柚木いあたったものの、命に別状はなかった。

茉梨は、『こてまり』に魚をおろしている達郎は少年院上がりだが、いまでは立派に更生していると話した。

■第12話あらすじ
角田(山西惇)が給付金詐欺に引っ掛かっていることを察した右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、詐欺グループと連絡が取れる状況を利用して、主犯を捕まえようと動き出す。角田の息子と偽って、鈴木(マギー)と名乗る詐欺グループの一員と接触した亘は、アジトを突き止めるため、「雇ってほしい」と頼み込む。亘に言いくるめられた鈴木の口利きで、アジトへの潜入に成功した亘だったが、目隠しで連れ回されたため、アジトの正確な場所までは特定できない。ただ、そこでは未成年と思われる佐藤(山﨑光)という少年ら、数人が軟禁状態で働かされていることが分かった。

そんな中、亘は鈴木から、グループのボスが“伝説の詐欺師Z”であるという噂話を聞く。Zは相当な切れ者で、“伝説の詐欺師X”を出し抜いたことで名を上げたという。隙を見て外部と連絡を取ることに成功した亘から、それを聞いた右京は、詐欺グループに“ある罠”を仕掛けるべく、角田や捜査一課を巻き込んで行動を開始するが…!?

都市伝説のような大物詐欺師は実在するのか!?
騙し、騙され、事件は極限の頭脳戦に…
二転三転する状況の中、意外過ぎる結末が!

テレビ朝日10月スタート「相棒 season19」。出演:水谷豊/反町隆史/森口瑤子/川原和久/山中崇史/山西惇/浅利陽介/篠原ゆき子/神保悟志/杉本哲太/仲間由紀恵/石坂浩二ほか。番組公式Twitterアカウントは「@AibouNow」。PR動画は番組公式サイトにて公開。

テレビ朝日「相棒 season19」番組公式サイト
TELASA 「相棒 season19」配信サイト

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