上川隆也「遺留捜査season6」最終回・第10話、殺された探偵（片桐仁）は幼い頃、義理の姉が家出した過去があった！血のつながらない家族でも大切な家族であることを遺留品に思いを託した！その思いは、糸村刑事（上川隆也）がしっかりと受け取った！最終話視聴率11.2％でフィニッシュ！最新話見逃し配信は公式サイトにて、全話はTELASAで配信中だ。



「僕に３分間だけ時間をくれませんか？」でおなじみの上川隆也「遺留捜査season6」の放送が3月18日で最終回を迎えた。すっかり人気シリーズとなっている「遺留捜査season6」は、初回から視聴率でも好成績をたたき出し11.6%、11.0%、12.9%、12.4%、12.2%、11.6%、12.1%、11.5%、11.8%、11.2％と一度も2桁を割ることなかった（ビデオリサーチ社調べ、関東地区）

また、今シーズンから梶原善が内勤に移り、代わって新しく戸塚純貴が特別捜査対策室に加わり、新しい雰囲気を作り上げた。戸塚が演じる沖田刑事は自信家で今どきの青年だが、第8話あたりから、遺留品に興味を持つなど、糸村聡（上川隆也）の後につづく自由な捜査をし始めそうな役柄だ。

そして、今シーズンは特に糸村と科捜研研究員・村木繁（甲本雅裕）がからむシーンが多く、糸村木（いとむらき）ファンからは喜ばれる展開となった。特に9話で、村木が自分たちのことを出会った人に紹介する際「こちらが糸村、私が村木、糸村木です」と言ったことで、ファンの間でも「糸村木が公認になった！」という声も出ていた。

最終回にゲスト出演したのは片桐仁だ。ドラマ前半では胡散臭い探偵かと思わせていたが、実は、片桐仁の演じた中でも珍しいくらい、癖のない良い人の役だった。自身が幼い頃、義理の姉に「家を出て行けばいい」と言ったことで姉が家出をしたのではと自分を責め、大人になってからは、家出人専門の探偵となった。家に帰ったほうがいい家出人は家に帰し、DVや虐待などを受けている人には専門の福祉を紹介するなどしていた。しかし、捜索されていた女性から「また、あの家に連れ戻されてしまう」と勘違いされてしまい、殺されてしまった。

最終回の「僕に3分だけ時間をください」は、そんな探偵の姪とその育ての両親について発揮された。探偵の姉が土砂崩れで死亡したこと、骨は見つからないためバイト先の工事現場で発見された骨を「姉の骨」として持ち帰り、老いた母に見せたこと、姉が遺した娘・環奈（佐竹桃華）の成長を見守っていたことが、糸村の口から話された。

最終回も本筋の捜査には大きくかかわることがない糸村だったが、次のシーズンがあってもそれは変わらないだろう。主題歌を小田和正が担当しているが、その澄んだ声がドラマの盛り上がりを一掃引き立てている。

■最終回：第10話ネタバレあらすじ
家出人探し専門の私立探偵・西野伸太郎（片桐仁）が、自身の事務所で刺殺されているのが見つかった。臨場した糸村聡（上川隆也）は、サイドボードにあった花瓶の中から思いもよらぬものを発見して驚愕する。糸村が見つけたのは、なんと人間の頭蓋骨の一部だった。さらに驚いたのは、科捜研研究員・村木繁（甲本雅裕）の鑑定の結果、その頭蓋骨が江戸時代後期のものとわかったのだ。

第一発見者はテレビ局のプロデューサーで、先日、情報番組で西野を取り上げたところ、放送後、テレビ局に「西野は金だけ受け取って、家出人探しをしていない詐欺師だ」という匿名の告発メールが届いたため確認に来たという。

被害者は依頼人とのトラブルが原因で殺害されたのだろうか？まずは西野が死の直前まで請け負っていた5件の依頼者を当たることにした、”特対”メンバー。糸村は依頼人のひとり、考古学教授の大山国広（モロ師岡）のもとを訪ねる。

大山とその妻・容子（山下容莉枝）は、家出した娘・環奈（佐竹桃華）の捜索を西野に頼んだことを認め、先週、西野が環奈を発見し連れ戻してくれたことへの感謝を語る。だが、容子が出してくれた茶菓子が、殺害現場にあった菓子折りと同じ店のものだと気づいた神崎莉緒（栗山千明）は、夫妻に不審を抱いた。そして、大山が事件当日の朝、その菓子を買って西野のもとを訪れていたことが分かった。大山は環奈を探し出してくれたことには感謝していたのだが、もともと「環奈さんを見かけた」といって、西野のほうから話をもってきたし、調査費用も受け取らないということに疑問を抱いていたという。しかし、大山は事件とは関係ないという。

そんな中、テレビ局にメールを送った人物が発覚する。それは5人の依頼者のうちのひとり、福井で、妻を探してもらっていた。しかし、何の連絡もないので西野のところにゆくと「探していない」と言ったという。それで怒って、福井は告発の手紙を書いたというのだ。

神崎は、環奈に話を聞くと、アイドルのオーディションを受けて研究生になれば家を出られると思っていたというのだ。環奈は高校受験の際に自分が大山たひの実の娘ではないことを知り、反抗していたのだ。

そのころ、糸村は西野の部屋にあった共箱から、骨の入っていた花瓶の作者を知り、作者の元を訪ね、西野の過去を知った。西野の母親・きみ子は、なみえという連れ子のいる男性と結婚した。最初は仲良く暮らしていたものの、夫が死亡してしまい、3人の生活になった。大学受験をめぐってなみえときみ子の意見が合わず、なみえは家出をしてしまった。

事件当日の西野の足取りから、西野が福井の妻を探し出していたことを知った。そして、妻・真衣から話を聞くと、西野に捕まり、またDV夫の元に戻されると思い、西野を殺してしまったことを自供した。

一方、糸村は、環奈、大山夫妻を呼び、西野の話を始めた。西野は家出したなみえを探したが、なみえが土砂崩れに巻き込まれて死んだということを知る。母親は骨を父親と一緒の墓に入れてあげたいと切望していたが、土砂崩れでなくなったため発見されていない。母親を思う西野がたまたまバイト先で発見された江戸時代の骨の一部を持ち帰り、姉のものとしていたのだ。環奈の母は、土砂崩れで死亡していた。糸村が持ち帰った写真を見た容子は、土砂崩れで死亡した西野の姉のなみえと環奈が瓜二つなことに驚いた。環奈と西野は姪と叔父の関係だったのだ。西野が環奈に声をかけたのは姉と同じようになることを心配してのことだった。残された家族の思いを知り、環奈は両親にまた心を開くことができた。

テレビ朝日1月スタート「遺留捜査 season6」。出演：上川隆也、栗山千明、戸田恵子、永井大、梶原善、甲本雅裕、戸塚純貴ほか。番組公式Twitterアカウントは「@iryusousa_tva」。PR動画は番組公式サイトにて公開。

◇テレビ朝日「遺留捜査 season6」番組公式サイト
◇テレビ朝日「遺留捜査」番組公式Twitter　@iryusousa_tva
◇ TELASA 「遺留捜査」配信サイト

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