“7.5センチの倖せ”とは…? 片岡鶴太郎主演・終着駅シリーズ最新作「停年の殺意」あらすじと予告動画

優秀で素晴らしい青年・崇彦(堀井新太)の死から壊れていく、しあわせな家族の光景…、刑事・片岡鶴太郎が悲しい復讐劇の真相に迫る“人間”を描く《終着駅ワールド》の真骨頂!森村誠一ミステリーサスペンス 終着駅シリーズ37弾「停年のない殺意」が4月1日(木)よる8時より、テレビ朝日で放送、予告動画は番組公式サイトで公開されている。動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で“終着駅シリーズ”配信中。
「終着駅シリーズ」は、1990年からテレビ朝日系で放送されている森村誠一原作の刑事ドラマシリーズ。主人公の“モーさん”こと牛尾刑事を、第1作から第4作までは露口茂、第5作からは片岡鶴太郎が演じている。監督は第1作から一貫して池広一夫が務め、本作は第37作目となる。
「停年のない殺意」は、一人の青年の死によって、平凡な一家に潜む、切なくも悲しい真実の物語と前代未聞の復讐劇が描かれる。幾重もの謎が重なる、繊細かつ濃密なミステリーでありながら、人間の幸せはありふれた日常の中にこそあるのではないか…?そんな普遍的なメッセージを投げかける、本シリーズの真骨頂というべき作品だ。
片岡鶴太郎が演じる“モーさん”こと牛尾正直は、寡黙にして実直、執念の捜査で事件の奥底に潜む真相に迫る、新宿西署のベテラン刑事。同じ警察官役でも、4月スタートの「警視庁ゼロ係シーズン5」でレギュラー出演している“ポンコツ”で酒乱の横山係長とは真逆のキャラクターだ。
そんな硬派な牛尾刑事を、影に日向に支えてきたのが、温かい笑顔妻の澄枝役を務めていた故・岡江久美子。2020年1月に放送された遺作となる第36作の記憶もまだ新しいが、なんと今作でも、過ぎし日の追憶の中で静かに登場するという。片岡は「どこの夫婦にもある日常の埋もれてしまうような時間が実は尊くて、夫婦での何気ない会話がものすごく大事だということをさりげなく唱っている」とこれまでの23年の"夫婦"の歴史を振り返り、「本編の中で、2シーンぐらいですが、なくてはならない2シーンだと思います。なので、改めて岡江さん演じる澄江さんとの何気ない会話の中に潜んでいる日常の大切さを、感じていただければうれしいです」とコメントしている。
そして、今作でも牛尾とコンビを組む後輩刑事・大上達夫役の東根作寿英、牛尾とちょくちょく意見が対立する“山さん”こと山路刑事役の徳井優、上司・坂本課長役の秋野太作ら、新宿西署のレギュラーメンバーが勢ぞろいし、ゲストに尾美としのり、七瀬なつみ、国広富之ら百戦錬磨のベテラン勢、堀井新太、山谷花純という注目の若手ら幅広い世代の実力派ゲストが結集し、珠玉のミステリーを紡ぎあげる。
また、動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、これまで放送された“終着駅シリーズ”の第32作から昨年放送された第36作までの5作品が現在配信中、“モーさん”と新宿西署の活躍を今一度じっくり味わうことができる。
豪華実力派キャストが珠玉の物語を紡ぐ、王道のサスペンスミステリー「停年の殺意」を楽しみに待ちたい!
■あらすじ
夜10時過ぎ東京・新宿の公園で、文房具メーカーの社長秘書・伊庭崇彦(堀井新太)の遺体が見つかる。新宿西署の刑事・牛尾正直(片岡鶴太郎)は、第一発見者である被害者の妹・晴美(山谷花純)から事情を聴く。晴美は、兄から「面白いものを見せてやる」と呼び出されていたというのだが、“面白いもの”が何かまったくわからないと困惑していた。
出先から父親の悌二(尾美としのり)、母親の頼子(七瀬なつみ)が駆けつけ、息子の遺体と対面し、がく然とする。2人も崇彦が言った“面白いもの”に心当たりはないという。牛尾たちは崇彦のマンションを調べるが、何ひとつ引っかかるものはなかった。ただ、晴美と食べるつもりだったのか、冷蔵庫には4等分にカットされた細長いケーキが残されていた…。
聞き込みを進めた牛尾は、勤務先の社長・市野清明(国広富之)をはじめ、誰もが崇彦のことを“優秀で素晴らしい青年”とほめたたえるのを聞き、そんな非の打ちどころのない崇彦にウラの顔があったのではないかと直感。また、父・悌二がつぶやいた“7.5センチの倖せ”とは何なのか…?調べを進めるうち、平凡な一家に潜む切なくも悲しい真実が浮かび上がっていく…。
テレビ朝日4月1日(木)夜8時より森村誠一ミステリーサスペンス 終着駅シリーズ第37弾「停年のない殺意」を放送。原作:森村誠一/出演:片岡鶴太郎 東根作寿英 徳井優 秋野太作/ゲスト出演:尾美としのり 七瀬なつみ 堀井新太 山谷花純 国広富之ほか。PR動画は番組公式サイトで公開されている。
◇終着駅シリーズ37「停年のない殺意」番組公式サイト
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