NHKBSP「コウラン伝 始皇帝の母」子楚が即位、新王誕生!第25話予告と第24話ネタバレ:和氏の壁

2021年04月03日09時00分ドラマ
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中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母(原題:皓镧传)」(全34話)ついに子楚が秦王に即位、そして皓ランは王妃へ!幸せいっぱいだが、周りは敵だらけの2人に新たな火種が原因で事件勃発!4月4日(日)夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第25話あらすじと第24話ネタバレあらすじ、豆知識(和氏の壁)を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭(りこうらん)が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

華陽夫人が夫の柱王(ちゅうおう)に不倫現場を目撃され、修羅場と化した3月28日放送の第24話は、華陽夫人の独壇場となり見ごたえ抜群の展開を見せた。皓ラン対華陽夫人の女の闘いに火花が散り、結果は相手を言い負かした皓ランの圧勝となったが、不利な状況下で自分の為に策を練れる華陽夫人の底力に震えた人も多かったはず。最後は檀奴に愛されていたのに、そのことに気づけなかった華陽夫人の切なさがドラマを盛り上げた。また、呂不韋から「和氏の壁」をもらい嬉しそうにしていた柱王だが、華陽夫人と壮大な夫婦喧嘩を繰り広げ、最期は乱暴でブラックな一面を見せつつ息絶えてしまった。

そして、一度は皓ランと離れた小春が再登場!白仲(はくちゅう)との凸凹コンビも型にはまり、いい雰囲気の2人に期待大。はっきりした物言いの割に心根が優しく美人が魅力の小春だが、王の子息である逸王子、男気溢れる高昊陽、将来有望な白仲など、遍歴を振り返ると小春の男運の引きの良さが際立ち、今後の展開に注目が集まりそうだ。

そして4月4日放送の第25話では願いを成就させた子楚が秦王に即位し、皓ランが王妃の座へ。しかし相変わらず争いの絶えない皓ランの周りにはまたもや事件が勃発!皓ランの誕生日に上げた天灯がもとである事件へと発展するのだが・・・。一方、呂不韋も皓ランに誕生日プレゼントを用意するのだが、果たして渡すことはできるのか?結婚しても皓ランが好きな呂不韋(りょふい)と、皓ランへの愛情表現が微笑ましい子楚の違う愛の形が楽しめる第25話を楽しみに待ちたい。

■前回:第24話ネタバレあらすじ
嬴柱王は白霊児(はくれいじ)を気に入り、呂不韋との結婚に賛成した。白霊児と結婚させられそうになった呂不韋は、皓ランを探し出して思わず抱きしめた。しかし、皓ランは呂不韋を払いのけ、白霊児と結婚するよう勧めるのだった。今や皓ランは皇太子妃となり、自分の立場から呂不韋とよりを戻すことは出来なかった。呂不韋は白霊児と結婚し、植物を育てて花を愛でながら気を紛らわせていた。白霊児は呂不韋が喜ぶと思い、花を摘みプレゼントするが、呂不韋は大事に育てた花を白霊児が切ってしまったことに腹を立て追い出してしまった。

呂不韋は偶然にも珍しい宝である「和氏の壁」を手に入れた。これを嬴柱王が欲しがっていたことを知り、さっそく献上した。嬴柱王は大いに喜び、これを華陽夫人に見せようと夫人の元へ向かった。調度その時、華陽夫人は浮気相手の檀奴と一緒に入浴していた。夫人の浮気現場を目撃した王は激怒し、2人は大喧嘩になった。あまりにすさまじい喧嘩の為、呂不韋が兵を連れて行ってみると、なんと嬴柱王が死んでいて、華陽夫人は自分が殺したのだと言った。檀奴は捕らえられ尋問を受けることになった。

その頃、白仲は嬴柱王の崩御を知り、殷小春(いんしょうしゅん)を連れて王宮に戻ってきた。檀奴は華陽夫人を脅し、王宮から逃げるための馬と食べ物を要求した。華陽夫人を助けたい子楚と、檀奴から王の死因を聞き出したい子傒(しけい)が揉めている間に、華陽夫人は隙を見て逃げ、ナイフで檀奴の胸を刺した。その時、衛兵たちが入って来て刀で檀奴を切りつけた。死に際、檀奴は王を殺したのは自分だと自白し、華陽夫人は薄情な女だと罵り息を引き取った。

皓ランは、小春と共に嬴柱王の死因を徹底的に調べることにした。子楚は華陽夫人が王を殺したのだと思ったが、華陽夫人は自分の潔白を主張した。そして華陽夫人は着物を脱ぎ、背中を見せた。そこには嬴柱王から乱暴された傷跡が残っていたのだった。そこへ皓ランがやって来て、小春が出した検死結果を報告した。死因は頭の外傷ではなく、痰を喉に詰まらせたことが原因だった。疑いが晴れた夫人はホットして大笑いした。

華陽夫人の身支度を手伝いながら、皓ランはこれは華陽夫人の不忠のせいだと言うと、夫人は愛人がいることを認めた。皓ランに非難された華陽夫人は、言い訳をしたかったが、皓ランから王宮から追い出すと言われ口ごもってしまった。そして皓ランは、檀奴が本当に華陽夫人を愛していたのだと告げると、檀奴を単なる遊び相手としか思っていなかった華陽夫人は自分のしてきたことを心の中で悔いた。

前の王に続き、即位したばかりの嬴柱王が亡くなったことから、呂不韋は近隣の国が秦に攻めてくると考えていた。そして、戦が起これば白仲が活躍する時が来ると考えていたのだった。呂不韋は子楚にすぐ王位に就くように言ったが、子楚は喪が明けてないことを理由に王位に就くことを先延ばしにしていた。そこで呂不韋は文武百官を巻き込んで子楚を説得。そして子楚は正式に秦の王となるのだった。

■和氏の壁
今でも日常に使う「完璧」という言葉。その語源になった故事に登場するのが第24話で登場した「和氏の壁」(かしのへき・かしのたま)だ。名玉と呼ばれた「和氏の壁」は、楚国の厲王を経て趙国へ流れ、恵文王の手に渡ったとされる。

ある日、秦の昭襄王(子楚の祖父)が自分の領土にある15の城と交換しようと持ち掛けたが、秦を信用することができなかった恵文王は、信頼する部下に昭襄王が嘘をついていないか調べさせた。秦に送り込まれた部下は、昭襄王が城を渡す気など全くなかったことを察し、命がけで「和氏の壁」を趙に持ち帰ったのだった。宝玉を傷つけずに持って帰ったことから「壁(へき)を完(まっとう)することができた」とし、そこから完全体のことを「完璧」というようになったのだそう。

ドラマでは呂不韋によってもたらされた「和氏の壁」。第24話で「宝物などたんまり持っているのだ・・・」と言いつつ目を見開いて驚く柱王がかわいく見えたが、自分の父が手に入れられなかったものが目の前にあれば無邪気に喜んでしまうのも無理もない話だ。

■第25話あらすじ
子楚が王に即位し、皓ランは王妃となる。そして子楚は呂不韋を最高官職である相邦(しょうほう)に任命し、実母に夏太后の地位を与えた。華陽夫人は、側室だった夏が自分と同じ太后の身分になったことに対し、恩を仇で返されたと言って腹を立てる。皓ランは秦に来てからずっと夏太后に面会を拒絶され会えずにいた。ある夜、子楚は皓ランの誕生日を祝うために宮殿で天灯を上げるが、それがある事件を巻き起こすことになる。

原題:皓镧传
制作:2019年 中国

■キャスト相関図(NHK)
李皓鑭(リ・こうらん)役:ウー・ジンイエン [声:中村千絵]
呂不韋(りょふい)役:ニエ・ユエン[声:東地宏樹]
嬴子楚(えい・しそ)役:マオ・ズージュン [声:平川大輔]
雅(が)役:ハイ・リン [声:松井茜]
華陽(かよう)役:タン・ジュオ [声:小松由佳]
安国君(あんこくくん)役:ワン・マオレイ [声:咲野俊介]
嬴子傒(えい・しけい)役:ワン・ユー [声:山野井仁]

紹介ムービーとインタビュー映像
NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
 2020.09.27スタート 毎・日21:00~22:00 BSプレミアム
  ※再放送 翌週13:00~ 
Youtube予告動画

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