ハングル制定の名君!放送中の「大王世宗」をSP動画で-BS日テレ

2010年01月21日13時10分ドラマ
視聴サイトへ
(C)KBS All rights reserved.

朝鮮王朝の第4代王・世宗のドラマ「大王世宗」が面白い!世宗は王朝随一の賢王と謳われ、今なお韓国国民が敬愛してやまない名君だ。といっても、日本人にはピンと来ないだろうが、あの“ハングル”を創り出した王と聞けば合点が行くのでは?
ドラマは、混乱の中始まった朝鮮王朝の初期、国土を安定させ、国字ハングル(訓民正音)を発明し、文化水準を高めた名君・世宗の生涯を描いた物語だ。2008年韓国グラミー賞、KBS演技大賞で数々の賞を受賞した作品で、1月20日(水)から、BS日テレで平日の月曜日から金曜日の朝10時から放送している。昨年夏にも放送されたが、今回多くのリクエストを受けて早々の再放送となった。

大王世宗が生きた朝鮮王朝は、1392年から1910年の約500年もの間続いた王朝で、前王朝“高麗”の一武将の李成桂がクーデター(威化島回軍)を起こして王位に就いた。始まりからして波乱の幕開けの新王朝・朝鮮王朝は、官僚主体の政治から王権を強化する体制を目指した時代であった。

21日現在、すでに、ドラマは第2話まで放送しているが、SPOオフィシャルウェブサイトの作品公式サイトでは、1話と、インタビューやメイキング満載のスペシャル動画を無料配信しているので大丈夫!全、86話と長編なので、腰を落ち着けてじっくり視聴することをおすすめしたい。公式サイトには、他にも人物相関図やあらすじ、年表などが紹介されている。さらに、ナビコン特集の韓ドラここが知りたい!のコーナーで歴史ドラマを楽しむための[年表]や[ドラマで見る朝鮮王朝年表]、[当時の地図]などたくさんの資料が用意されているのでぜひ参考にされたい。

ドラマ第1話は、3代王太宗の治世下、明国使者との世子の婿入りに関する会談を目前に厳戒態勢の王宮のなかで、従事官の首つり死体が発見されるところから始まる。その死体には、「汝、王材を守れるか」という不敵な予告文が残されていた。王材とは王を助ける才能、つまり跡継ぎに足る人物ということを意味する言葉。当然、誰もが跡継ぎである世子の安否を確認するが、世子は無事で、なんと三男の世宗が行方不明となっていた。なにやら今後の成り行きが予感できそうな、不気味な幕開けに第1話にしてドラマに嵌ってしまった。

これまで、韓国歴史ドラマといえば、「女人天下」に代表される宮廷の愛憎劇や、「朱蒙」などの建国の英雄伝が多かったが、最近では、医療や、芸術、サスペンスなどをテーマにした様々なジャンルの歴史ドラマが増えてきた。「大王世宗」は、幼少から善良で聡明だった世宗が、民のため下した様々な政策なども描かれた骨太な政治ドラマとして、歴史好きな方や、男性にも是非観てほしい一作だ。

「大王世宗」公式サイト-スペシャル
BS日テレ「大王世宗」