NHKBSP「コウラン伝　始皇帝の母」華陽が黒幕？第28話予告と第27話ネタバレあらすじ：蜀錦とは？

中国ドラマ「コウラン伝 始皇帝の母（原題：皓镧传）」（全34話）子傒（しけい）が司徒缺（しとけつ）により殺害された！その知らせを受けた雅王女が錯乱状態に・・・そして呂不韋（りょふい）が大敵、華陽太后を追い詰める4月25日（日）夜9時からNHKBSプレミアムにて放送の第28話あらすじと第27話ネタバレあらすじ、豆知識（蜀錦とは？）を紹介、番組公式サイトでは紹介ムービーが視聴できる。



「コウラン伝 始皇帝の母」は、中国、春秋戦国時代、趙の名家で育った聡明で美しい娘、李皓鑭（りこうらん）が、時代に翻弄されながら、秦の始皇帝の母となるまでの波乱に満ちた人生を描く愛と闘いの物語。
※【「コウラン伝」を2倍楽しむ】では時代背景や人物紹介、各話の詳しいあらすじと見どころなどまとめて紹介している。

裏切ったと見せかけた司徒缺は、実は呂不韋から子傒殺害の命を受けていた！4月18日放送の第27話では、罪を着せられ絶体絶命の呂不韋が、最後にどんでん返しを見せ形勢を一気に逆転した。一方で皓ランと仲直りするも自分の余命が残りわずかと知った子楚。政に飴をプレゼントする優しい父親の顔を見せる傍ら、政と政蟜（せいきょう）を色眼鏡抜きでよく観察し、どちらが国王にふさわしいかを見極める王としての姿勢を見せた。

そして4月25日放送の第28話では子傒死亡の知らせを受け雅王女が錯乱状態に。そして呂不韋は黒幕、華陽太后を表舞台から引きずり降ろそうと奔走するのだが・・・。わざと宣候夫人を泳がせ、相手がドツボにはまることを予測していた呂不韋の真の目的は華陽太后の退位だった！騙し合いが続く中、子楚の命のタイムリミットが迫る第28話もお楽しみに！

■前回：第27話ネタバレあらすじ
子楚は皓ランが噂のことを知ったので、宮殿を出て行ったことを女官から聞いた。すぐに馬で追いかけ皓ランと政を連れ戻した。そして子楚は、皓ランを追い出した夏太后に政がいかに聡明で、体が丈夫に育っているかを告げた。それに比べ政蟜は子楚が出した課題にもてこずるほど絲蘿（しら）に甘やかして育てられたと批判した。政こそ王位を継ぐにふさわしいと説き、皓ラン親子を困らせないで欲しいとお願いした。そんな時、子楚は体調を崩し、医者から余命が迫っていることを知らされた。このことが漏れれば混乱になると言って伏せることにした。

皓ランが庭を散歩していると雅王女と鉢合わせになった。雅王女は宮殿を出ていかなかった皓ランに嫌味を言った。しかし皓ランは雅王女の挑発にも乗らず、自分は秦の王妃で、息子の政は将来この国の王になるのだと余裕を見せたので雅王女は悔しがった。

一方、呂不韋の約束した7日は既に過ぎており、子傒は司徒缺を連れて、呂不韋の屋敷を捜索した。子傒はすぐに多くの黄金と一つの壺と、それらを金に換える方法を書いた紙を発見した。司徒缺は呂不韋が倉庫の金を盗んだあとお金に換えたと証言するが、白霊児が呂不韋を助けようと子傒の前に立ちはだかった。しかし呂不韋は捕らえられ、白霊児は実家に帰されてしまった。白霊児は兄の白仲に助けを求めたが、白仲が応じることはなかった。

子傒は、子楚に対し、呂不韋に代わって自分を東周に出征させること、呂不韋を厳罰に処すこと、皓ランと政を廃位させるという条件を突きつけた。呂不韋と皓ランの噂が発端となり、誰かが2人を排除する動きは明白だったので、皓ランは殷小春（いんしょうしゅん）に頼み、政が子楚の息子であることを血液で証明させることを依頼するのだった。

華陽太后は、政を朝議に参加させた。議題は呂不韋と皓ランが結託して金を盗み、政を王座に据えることが狙いではないかというものだった。小春が親子関係を明らかにしようとするが、子楚はそれを拒んだ。陽泉君（ようせんくん）は、子楚が呂不韋と共謀して先王2人を殺害したため呂不韋を庇うのだと言って退位を求め、さらに呂不韋の館で働く女官を使い、呂不韋が皓ランと通じていた証拠を突きつけた。しかし、子楚は証拠に使われた絹が趙では手に入らないものから、2人の密通が捏造されたものだと暴いて見せた。

子楚が兵士を招き入れ、さらに呂不韋は陽泉君の姉・宣候夫人が金を盗み呂不韋に罪を被せようと企んでいると問い詰めると、宣候夫人は自分の立場が危なくなることを恐れ、陽泉君を殺害した。子楚は子傒が呂不韋と子楚を陥れようと企んだものとして、子傒を捉えるよう王命を下した。王命を受けて白仲が遠征中の子傒を追跡、追い詰めると、そこで呂不韋に密命を受けていた司徒缺により子傒は刺されてしまった。子傒は王族殺害の罪を呂不韋に被せようとして、司徒缺の刺した剣をさらに深く自分に突き刺すのだった。



■蜀錦とは？
第27話で呂不韋が皓ランに送った証拠として使われた蜀錦。これは蜀江錦（しょくこうきん）と呼ばれ、四川省成都で生まれた絹織物のこと。東洋と西洋をつなぐ「シルクロード」の出発点と言われる中国、そして西洋人に好まれ重宝された絹は古くから中国の特産品だった。ドラマでは秦が絹の売買を独占しているため、皓ランや呂不韋がいた趙で手に入ることが困難とされ、それを見抜いた子楚により2人の密通が捏造されたものだったことが明らかになった。

また、ドラマでは黄色の絹織物が使用されていたが、実際の蜀錦は赤地絹の総称を指す。そして飛鳥時代から日本でもこれを真似て作られており、法隆寺に最古の作品が保管されている。蜀錦は複雑で美しい織物が施される中国を代表する伝統文化の一つだったが、残念なことに継承者の不足から1970年代にその技法を伝える職人が絶たれてしまったと言われている。今は亡き中国の伝統文化の存在を知れるのも時代劇ならではのだいご味と言えるだろう。

■第28話あらすじ
子傒たちの謀反は失敗し、呂不韋の密命で子傒の命を奪った司徒缺は、呂不韋に災いが及ばぬように手を回すのだが・・・。そして夫の死の知らせを受けた子傒夫人である雅王女は激しく動揺する。果たして謀反人の妻の運命は一体？さらに子傒は、謀反に加担した宣候夫人を投獄し、3日以内に首謀者を明らかにするよう命じる。呂不韋は獄中の宣候夫人に会い、命を助ける代わりに黒幕として妹の華陽太后の名を引き出そうと試みる。

原題：皓镧传
制作：2019年 中国

■キャスト⇒相関図（NHK)
李皓鑭（リ・こうらん）役：ウー・ジンイエン ［声：中村千絵］
呂不韋（りょふい）役：ニエ・ユエン［声：東地宏樹］
嬴子楚（えい・しそ）役：マオ・ズージュン　［声：平川大輔］
雅（が）役：ハイ・リン　［声：松井茜］
華陽（かよう）役：タン・ジュオ　［声：小松由佳］
安国君（あんこくくん）役：ワン・マオレイ　［声：咲野俊介］
嬴子傒（えい・しけい）役：ワン・ユー　［声：山野井仁］

◇紹介ムービーとインタビュー映像
◇NHK「コウラン伝 始皇帝の母」番組公式サイト
　2020.09.27スタート　毎・日21：00～22：00　BSプレミアム
　　※再放送 翌週13：00～　
◇Youtube予告動画

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