「私の国」第7-8話あらすじ:捨てられた者の国と密書の秘密|BS朝日(全16話)
ヤン・セジョン×ウ・ドファン×ソリョン/AOA×チャン・ヒョクの共演で送る韓国時代劇「私の国」(全16話)が、BS朝日でで無料BS初放送中!5月18日(火)、19日(水)の第7話と第8話の詳しいあらすじと見どころ、豆知識などを紹介、予告動画は作品公式サイトに公開中だ。
※ネタバレなしはこちら⇒第5-8話あらすじ
「私の国」は、激動の朝鮮建国期を生き抜く若者たちの愛と友情の行方を描くロマンス・アクション時代劇。【「私の国」を2倍楽しむ】では、時代背景や実在の人物、韓国での評判などまとめて紹介している。
■第7話
イ・バンウォンの剣がフィの首元を狙った時、ソノが姿を現す。今度はソノの剣がフィの首を狙い、サジョン殺害を命じた黒幕を吐くよう迫る。フィはその剣を素手で握って立ち上がったためにソノはその場を立ち去り、想定外のソノの登場でバンウォンの剣は血を見ることはなかった。バンウォンはフィの仲間を探すよう部下に命じ、手下のゴロツキに命じたサジョン殺しを実行したフィに興味を示し、近づいた理由を尋ねる。フィは、人生を変えるためといって、剣も槍も使い物にならないから武器を司憲府に引き渡したととんでもないことを言い出す。確かめるためにフィを連れて武器庫に向かうバンウォン。そこには、部下を引き連れてバンウォンの武器庫に踏み込もうとするソノがいた。これでバンウォンを追い詰めることができると、戸を開くが…中は空っぽ。
フィの窮地を救ったソノが気に入らないソンノク。「情けをかけるとこっちが命を落とす」といった言葉が、まさか現実になるとは…
バンウォンは自分の窮地を救ったフィには何か魂胆があるはずだと疑い、梨花楼に連れて行き酒をふるまう。その間にチド、ムンボク、ボムが捕まる。誰の差し金かと剣を突き付けられるが、フィたちが反撃。そして「自分たちは遼東討伐軍の先発隊だったが、利用された挙句に捨てられた。それは大君も同じ。捨てられた者の国を大君と一緒に作りたかった」と訴える。バンウォンは「私の国が見たい」という言葉に心を動かされてフィを生かす。
「役立たずの武器を司憲府に捨て、王の疑念を払い、ナム・ソノを悪者に仕立てる」なんと、一石三鳥のフィの想定外の計画。ソノも不死身だがフィも不死身。これには視聴者だけでなく、バンウォンも驚いた様子。満身創痍のフィが、転寝するヒジェに本心を吐露する。
一方、想定外のフィの行動によってソノは役職を追われて投獄される。ナム・ジョンの立場も危うくなるが、イ・ソンゲ(太祖)からバンウォンの私兵を取り上げるよう言われ、皮一枚で首がつながる。そんなナム・ジョンに、「息子を盾に身を守るのか」となじり、「新しい国は父上の国で、私の国だ」と念押しするバンウォン。するとナム・ジョンは「この国は、臣下の国だ」と言い返す。屋敷に戻ったナム・ジョンは怒りの矛先をヨンに向けて物置に閉じ込める。これを遠くで見たフィは…。
「臣下の国」を目指した国づくり、つまり「宰相が中心となる政治」。これこそが朝鮮建国のプランナーである鄭道伝(チョン・ドジョン)が目指した世の中。詳しくは「不滅の恋人」第4話「豆知識:宰相中心の王道政治」で。
フィたちの素性を調べたバンウォンは4人を受け入れることにし、高麗最後の忠臣ポウンを殺害した橋にフィを連れて行く。彼を殺さなければ開国は出来ない。しかし後世に“悪鬼”という悪名を残したくないために誰も手を出さなかったポウン殺害をバンウォンが決行したのだ。この橋がイ家を救い、バンウォンが捨てられた場所だと教え、王になるために二度は悪鬼になれないというバンウォンに、「私の剣で大君を王にしてみせます」というフィ。
バンウォンが殺害したポウンは、高麗最後の忠臣である鄭夢周(チョン・モンジュ)のこと。「六龍が飛ぶ」第1話「豆知識」で紹介。バンウォンによるポウン殺害は「六龍が飛ぶ」36話で詳しく描かれる。
フィは、イ・ソンゲとバンウォンが弓の練習をしているときに、王の的に矢文を射る。「庚申十一月二十三日」という文を見たイ・ソンゲはナム・ジョンを呼ぶ。庚申の年に、イ・ソンゲを狙った4名がいたが、当時、ナム・ジョンがそれを暴き殺害した。その事実を知るのはソンゲとナム・ジョンだけのはず。だが、他にもいるようだといい、傍にいるバンウォンを疑う。バンウォンは何者かの陰謀だと答える。バンウォンが黒幕ならナム家は危ない。ナム家を守るためにソノの協力が必要と考えたナム・ジョンはソノを解放させる。
一方、かすかに記憶を取り戻したヨンは物置から抜け出し、引かれるようにフィと暮らした粗末な家にたどり着く。ナム家に密書の写しを張りに行ったフィは、道で花靴を見かけヨンを探す。家でヨンを見つけたフィは、「ここに来たことを絶対にナム・ジョンに話してはいけない」と言い聞かせ、ヨンはおびえて帰っていく。
■第8話
ナム・ジョンは密書の内容が書かれた張り紙を見て驚愕し、ソノもこのために父が自分を解放させたのだと合点がいく。密書の内容が暴かれると、ナム家は破滅する。400歩先の的を射抜けるのはイ・ソンゲとフィしかいないと知るナム・ジョンは、フィに剣を突きつける。フィはイ・バンウォンに命じられたと答えるが、その頃バンウォンもフィが自分に罪を着せようとしてるのかと、フィの行方を必死で探させる。
密書は「謀反を企てる逆徒イ・ソンゲ殺害を誓う」連判状で、4人の連名が記されていた。「キム・ヨンス、パク・ソンミン、ノ・ギョンチョン…ナム・ジョン」。実はナム・ジョンもイ・ソンゲ暗殺を企てた一人だったが、仲間を裏切って殺害し、密書を奪おうとしたのだ。見つけられなかった密書はヒジェの母が持っていたのだ。
ひそかにフィを見張らせていたヒジェは、フィがヨンらしき少女と会っていたと報告を受け、行首が密書を渡したのがフィで、彼はこれを使ってヨンを救おうとしているのだと気づき、ナム家へ。そこで記憶をなくしているヨンを見かける。すべてを悟ったヒジェは、「フィとヨンを父から守るためにはこれしか方法がなかった」というソノの頬を打ち、フィに会いに行く。
その頃フィは、仲間たちと密書の証人であるカンゲを捕らえに向かっていた。フィの後を追ってやってきたヒジェはカンゲこそが母を殺した仇だと気づき、復讐を遂げようとするが、フィのために諦め、密書はフィの物だと言って、フィの世界でヒジェも生きると、硬い決心を告げ、フィを抱きしめる。
この後、カンジェを見張るシーンで、心優しいボムの悲しい身の上も聞けるのでお聞き逃しなく。
王妃カン氏は、ナムを罷免し軟禁したのに、バンウォンにはおとがめなしが納得できない。一方、一門滅亡の危機にさらされたソノは王宮に忍び込んでイ・ソンゲに謁見。密書がバンウォンの手もとにあり、これが暴露されればナム家が破滅。密書を口実にナム・ジョンを抑え、バンウォンを都の外へ追いやって、世子冊封を急ぐべき」と提案し、「密書は自分が必ず始末するので、自分を側近にしてください、命がけでお守りします」という。
ナム・ジョンが仇だと知りながら教えてくれなかった行首に怒りをぶつけるヒジェだが、それがヒジェのためだと知り、改めて行首の深い愛を知る。一方、フィはバンウォンに見つかる。ナム・ジョンへの復讐のために利用されたと烈火のごとく怒るバンウォンに、「イ・ソンゲがナム・ジョンとバンウォンを天秤にかけて、結局ナム・ジョンを選んで、バンウォンは都から追い出されるはず」と火に油を注ぐフィ。そこに、「すぐに参殿せよ」という王命が下る。王命はナム・ジョンへも。
王イ・ソンゲは、臣下たちの前で八男バンソクの世子冊封と、重罪人以外の罪人の赦免、私兵の解散を発表。そして「功臣でありながら何もしてやれなかった詫びに」と、バンウォンを東北面(今の咸鏡道)の私兵500戸や、全羅道の武官職をやろうかと、体のいい都からの追い出しを口にする。怒りに震えるバンウォンは、「私は決してあきらめないし、都の外に出ないと言い放ちその場を去るが、結局フィの言うとおりとなった。
ナム・ジョンから祝宴に誘われたバンウォンは断ろうとするが、フィが、自分の手の内を見せるからと、参加を勧める。部下とフィを引き連れ祝宴に参加するバンウォン。バンウォンを愚弄するナム・ジョンたち。フィが剣を持ってナム・ジョンに斬りかかろうとするが、バンウォンが制止。そんな中、密書の内容を写した紙が屋敷の外壁に張り巡らされる。翌日には原本がイ・ソンゲにわたると焦るナム・ジョンは、フィと密会して「今夜中にバンウォンを殺せ」と命じる。ヨンを大切にするという約束をナム・ジョンに再確認したフィは、毒を受け取る。一方、フィに妹がいてナム・ジョンの人質になっていると知ったバンウォンは、フィの秘密のアジトを探し出し、ナムの密偵だと知り、フィを殺害すると命じる。その頃、ヨンはすべての記憶を取り戻す。
フィとチドはバンウォンの部下に襲われる。その場をチドに任せたフィはバンウォンの屋敷へ向かい、バンウォンに向かって矢を放ち…。
■キャスト
ソ・フィ役:ヤン・セジョン
ナム・ソノ役:ウ・ドファン
ハン・ヒジェ役:ソリョン(AOA)
イ・バンウォン役:チャン・ヒョク
イ・ソンゲ役:キム・ヨンチョル
ナム・ジョン役:アン・ネサン
パク・チド役:チ・スンヒョン
パク・ムンボク役:イン・ギョジン
チョン・ボム役:イ・ユジュン
他
◇BS朝日「私の国」番組公式サイト
2021.05.10 月~金08:30-10:00
◇「私の国」公式サイト
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