パク・シフ「風と雲と雨」第13-14話あらすじと見どころ:救いの地へ〜暴かれた正体!(全21話版)WOWOW
パク・シフ9年ぶりの韓国時代劇でコ・ソンヒとチョン・グァンリョルと共演した「風と雲と雨」(全21話版)が、WOWOWにて金曜よる7時からWOWOWにて2話連続で放送中!今回は5月7日(金)放送の第13話~第14話の詳しいあらすじと見どころをご紹介、Youtubeにて予告動画が視聴できる。
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「風と雲と雨」は朝鮮最高の観相師と神力を持つ王女、運命に翻弄される愛の行方とキングメーカーたちの王位争奪戦を描くアクション・ロマンス時代劇。
【「風と雲と雨」を2倍楽しむ】では、全28話版のネタバレあらすじやネタバレなしのあらすじ、ドラマの見どころや制作記者会見、パク・シフ初のファンイベント再現レポートなどまとめて紹介している。
■第13話「救いの地へ」⇒完全ネタバレ16話/全28話版
王宮では、疫病を予言できなかったソンジンが「自身の国運の予言が間違ったのでなく、チョンジュンによって捻じ曲げられてしまった」と必死に弁解し、キム一族もそれに便乗し、疫病をもたらしたチョンジュンを罰せねばと哲宗に主張する。こうして王命によって疫病患者らは治療されることもなく城門から追い出されることになり、またチョンジュンは疫病をもたらした罪人として捕らえられてしまう。チョンジュンは「自分が再び王に掛け合うので、患者たちの隔離はもう少し待ってくれ」と頼み、民衆を優先して自身は大人しく連れて行かれるのであった。そうしてチョンジュンが連れて行かれた先には、ビョンウンの姿が。ヨンウン君が奴婢の身分であることを知ったビョンウンは役立たずのソンジンを殺害し、代わりにチョンジュンの懐柔を企んでいたのであった。
その後哲宗に呼ばれたチョンジュンと興宣君。哲宗は、チョンジュンが民衆のためにやってきた功績をボンリョンから聞いており、罰を与えるために呼んだのではないと伝えた上で、いつ疫病が終わるのかチョンジュンに問う。そこでチョンジュンは「今年中に全ておさまるため疫病患者達の隔離はもう少し待ってくれ」と請い、3日間の猶予が与えられることに。この短い期間のうちに患者たちを別の場所に移さねばならないチョンジュンらは必死に奔走するも、解決策が見えないまま期限当日を迎えてしまう。正にインギュらが疫病患者達を連れて行こうとした瞬間、これまでずっと姿を消していたパルヨンが戻ってくる。パルヨンはチョンジュンから受け取った資金で賭博に勝ち、民衆全員を収容できるほどの広い土地を手に入れたのだった。パルヨンの大活躍によくやったと大喜びのチョンジュンや民衆たち。こうして疫病患者らは追い出されることなく、無事に居場所を移すことができ、益々崇められるチョンジュンであった。
そんな中、チョンジュンは興宣君がヨンウン君を邪魔者として排除しようとしていることを察知し、自分の中に殺人という基準はないと、興宣君のやり方を批判し忠告する。その場では笑っていたものの、自身の息子を王にするために手段を選ばない興宣君は既に内密に動き始めており…。
チョンジュンの懐柔を企むビョンウンが、自身の言う通りにすればボンリョンの夫にしてやると提案する。その場に居合わせたソンジンは、ビョンウンが自分を差し置いてチョンジュンに地位を与えることに対し不満を露わにしてしまうが、ここで視聴者は皆「余計なことを!」と、ソンジンの見方でないにもかからわず冷や冷やしたのではないだろうか?チョンジュンに負けたくない、復讐したいという一心でここまできたソンジンだが、欲が出てしまったのか、ビョンウンに無能で用無しと判断されてあっけなく殺されてしまうのであった。ここで改めて、どの時代でも処世術に長けていることがどれだけ大切なことか、キム一族の前ではヘラヘラと笑っている興宣君が実はどれだけ処世術に長けていたのか…等色々考えてしまう。
そして今話でも、相変わらず民衆らのために必死で動くチョンジュン。マンソクから「どうしてここまでするのか、もっと利己的に生きてもよいのでは」と言われるが、チョンジュンは「周囲にあの病人たちを助けようとする人はいない、救えるのは私しかいない。自分が見捨てたら、皆死んでしまうのだ」と、どうしても諦められない思いを語る。このような考えを聞くと、チョンジュンがもはや国を治めてほしい!とまで思ってしまうほど、他人を思いやり、芯が強く行動力のある素晴らしい人間だ。ただその一方で、ボンリョンとの関係はもう少し欲を出しても良いのではないか?とおっせっかいな心が働いてしまうが、少しずつ良い方向に向かっているはずの2人の関係も、引き続き暖かく見守っていきたい。
■第14話「暴かれた正体」⇒完全ネタバレ17-18話/全28話版
哲宗は自身が死ぬ前にボンリョンの婚姻を結ばせたいと望み、大妃も協力のもと準備を進めていく。しかしボンリョンはそれを望んではおらず「チョンジュンと婚礼を結びたい、彼と結婚出来なければ生涯不幸になってしまう」と父である哲宗に直談判をする。そして自由を求めるボンリョンはキム・ジャグンの屋敷を出ることを決意。ヨンウン君の出自が怪しいと睨んだ彼女は、彼が王族ではなく奴婢であることを暴き、その事実を口外しない条件で屋敷から出ることを許される。こうして晴れて自由の身になったボンリョンはチョンジュンの元へ笑顔で駆け寄ろうとするも、追ってきたインギュによって阻止され、首に刀を向けられてしまう。必死でなだめようとするチョンジュンに対してインギュは「自身の望むものは全てチョンジュンに先に取られてしまった」と長年の怒りを爆発させるが、そこでボンリョンが銃をインギュに向ける。インギュは笑いながら撃てと挑発したところ、ボンリョンは本当に撃ってしまう。自身がしでかしたことに驚きながら泣き崩れるボンリョンを、チョンジュンは必死でなだめ、疫病患者の収容所に連れていく。そこで新たに居を構えたボンリョンはやっとチョンジュンの傍に居られる喜びを噛み締め、愛情を深め合うのだった。
一方で、ビョンウンの弟であるビョンガクと盃を交わした興宣君は、ビョンガクの話を聞き壮洞キム氏の内部亀裂に勘付き、形勢逆転のチャンスがあると考える。そして、大妃までもヨンウン君の身元の事実を知ったところに、興宣君が夜分にもかからわず大妃を訪ねとある物を献上する。するとその箱の中には人の手が…。ボンリョンがヨンウン君を密かに逃がそうとしていたものの、結局は興宣君の配下の者によって殺されてしまったのであった。驚いて悲鳴をあげる大妃に対し、普段温厚な興宣君が「元は大妃の勝手な行動がこのような事態になったのです。もしヨンウン君が王になっていたら、この罪をどのようにされるつもりだったのですか」と怒鳴る。そして「息子を王にしてくれれば、キム一族の財産を没収し、生涯屈辱を与えると約束する」と宣言するのであった。
そんな中で、チョンジュンはたった一人でキム家を訪ねる。そこでジャグンに対し突如刀の鞘を抜いたチョンジュンは、ジャグンに究極の選択を迫る…。
ボンリョンの婚礼相手探しが難航していることからキム・ジャグン、ビョンウン親子が哲宗を訪ね、脅迫めいた発言をする。ボンリョンがこれまで彼らの言いなりになって生きてきたこと、それを防ぐと言った自身の言葉を反芻させるも、なす術がない哲宗の姿を見ると、頼りなくて不安になることだろう。しかしその後哲宗はチョンジュンを呼び出し、ボンリョンを生涯大切にして守って欲しいと娘を託す。力が及ばず頼りない姿も見られた哲宗だが、王として、そして父親として恥じない姿が見られほっと一安心するだろう。
今話はインギュにクローズアップされたシーンが多い。一命をとりとめたものの、愛する人に銃で撃たれた上に自分の元を去っていき、更にはビョンウンにも見捨てられたインギュの惨めさといったら言葉にできないほど。また過去の回想シーンでは、かつて母に愛されなかった悲しい過去を持つインギュ、ボンリョンを幼い頃から一途に想い続けてきたインギュの過去が描かれる。これまでチョンジュンやボンリョンにひどい仕打ちをしてきて、そのひねくれた性格に嫌悪感を抱く方も多いかもしれないが、インギュの立場から描かれたこれらのシーンを見ていると、心が揺れ動き、思わず同情してしまうかもしれない。
また、ボンリョンの婿探しが始まった情報を聞いたチョンジュン・インギュの行動に注目。それぞれ個性が現れているものの、ボンリョンへの想いから衝動的な行動を起こしてしまう2人の姿は、今や犬猿の仲とはいえかつては親友同士であったため、心なしか似通った部分も感じるのは気のせいだろうか?継承者争いが激しくなる中だが、2人の行動も税人も細かくチェックしてみていただきたい。
■キャスト
チェ・チョンジュン役:パク・シフ
ポンリョン役:コ・ソンヒ
興宣大院/イ・ハウン役:チョン・グァンリョル
チェ・インギュ役:ソンヒョク
ほか
◇WOWOW「風と雲と雨」番組公式サイト
2021.03.26スタート 金19:00-21:30 2話連続放送
◇Youtube「風と雲と雨」ハイライト映像(日本語字幕なし)
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【作品詳細】【「風と雲と雨」を2倍楽しむ】